アドレナリンがカギ!?そのダイエットに通じる効果とは
アドレナリンは、ストレスや集中する力、そして興奮をすることなどによって分泌される神経伝達物質です。それをダイエットに利用する手段もあることを、ご存知でしょうか。
そこで今回は、アドレナリンを分泌させるとダイエットにどのような作用があるのかということや、その方法などについて迫ってみたいと思います。
ダイエットにも影響ある?アドレナリンの効果とは
まずは、アドレナリンがダイエットにどういった影響を及ぼし、効果を与えるのかという点について探っていきましょう。
アドレナリンはエネルギー不足のシグナルを止められる!
人は、食後に上がってしまった血糖値が下がると空腹だなと感じます。血液の中にあるブドウ糖の濃度が下がってしまうと、脳がエネルギーが足りないと感じることで、空腹だというシグナルを送ります。
アドレナリンで満腹中枢を刺激せよ!
空腹感を満足させるためには、血糖値を上昇させることで満腹中枢を刺激することも方法の1つです。
飲み物や食べ物を摂らなくても血糖値を上昇させることができれば良いのではないでしょうか。そこで登場するのがアドレナリンです。
アドレナリンが分泌されると満腹中枢が刺激されるのです。
食事をしなくても満腹中枢が刺激されるということは、お腹が空いて間食をすることもなくなりますし、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できるということです。そういったことも、ダイエットに繋がるということですね。
運動時の脂肪燃焼にも一役買ってくれるアドレナリン!
アドレナリンは食べ過ぎ防止などに役立つと前述しましたが、運動をしたときの脂肪燃焼にも効果があることをご存知でしょうか。
脂肪分解酵素のリパーゼが良く働くように促してくれるので、運動をした際に脂肪をより燃焼してくれるのです。
アドレナリンは、運動時にも良い影響を及ぼしてくれるということです。
ダイエットのため!?アドレナリンはこうして分泌しよう
続いては、ダイエットのためにアドレナリンを分泌するためにはどうすれば良いのかという点についてご紹介していきます。
ウォーキングをすることやカフェイン摂取でもアドレナリン分泌!
そういったときにはコーヒーや緑茶を飲むことでカフェインが摂取できますので、アドレナリンの分泌にも役立つのではないでしょうか。
運動はストレス解消になりアドレナリンの適正分泌にもつながる!
運動をすると、ストレスの解消にもなります。
運動はストレスを発散させてアドレナリンが余分に分泌されないようにしながらも、ちょうど良い分量を分泌されるようにしてくれます。
そして、前述のように脂肪燃焼効果を高めることができるのです。ちなみに、スポーツ選手はここぞというときに頬をパンパンと自らの手で叩いて鼓舞するような仕草をすることもありますが、それもアドレナリンの分泌のためだと言われています。
唐辛子などでもアドレナリンを分泌させることができる!
唐辛子もアドレナリン分泌にうってつけです。唐辛子のカプサイシンが刺激となってアドレナリンが分泌されるのです。唐辛子を食べた後は汗をかいたり体が火照ることがあります。
恐怖心を持つことで、自然と絶叫をすることになったり体が固まってしまうことがあります。また、絶叫マシーンに乗った後は肉体的に疲れが出ることがあるのです。このケースでの疲れは、ストレスに打ち勝とうとする疲れと言えます。
外的刺激でアドレナリン放出!?でもストレスに注意
緊張している状態には、それに対処するためにアドレナリンが分泌されます。アドレナリンが出ると光をより取り込むために瞳孔が開いたり、血液を多く供給できるために心拍数があがる、エネルギーをより供給できるようにするために、血糖値が上がるなどの体の特徴が見られます。
こういった反応は、緊急時に対処するため、即ちストレスを受けている際に起こるということなのです。
そういったことから、ダイエットのためにアドレナリンが分泌されるということではありません。脂肪燃焼に繋がることもありますので、ダイエットにも有効とも言えますが、外からの刺激はストレスの要因にもなりますので、注意が必要です。
理解しておこう!ここがアドレナリンダイエットの注意点
アドレナリンを用いたダイエットには、どういった注意点があるのでしょうか。きちんと理解しておくことが必要です。ぜひ、以下の点を踏まえてダイエットに勤しみましょう。
常にアドレナリンを分泌することは体に良くない!?
アドレナリンが分泌され過ぎるということは、ずっと体が興奮していることになるため、体にも良い影響がないということは覚えておく必要があります。
過度な運動は心臓や脳に良くない影響を及ぼしてしまう!?
アドレナリンが本来どういった状況で分泌されるのかと言うと、命の危機が迫った状況から脱する際や、狩猟をする際などといった、運動量が必要となる時でした。
そういったこともあり、普段なら不要なほど脂質が分解されて血液の中に流れていくのです。そうなることで、ぐんと血糖値が上がるという仕組みになっています。運動をし過ぎてしまうと、活性酸素が害となりますし脳や心臓などに良くない影響がでてしまうことも考えられるのです。
この様なアドレナリンの作用に関しては、Wikipediaにおいても記述されていますので、引用してご紹介させていたきます。
交感神経が興奮した状態、すなわち「闘争か逃走か (fight-or-flight)」のホルモンと呼ばれる。動物が敵から身を守る、あるいは獲物を捕食する必要にせまられるなどといった状態に相当するストレス応答を、全身の器官に引き起こす。
引用元:Wikipedia
アドレナリンを用いたダイエットは効果があるものなのですが、体への影響もありますので、トレーナーや医師の指導の元で行うことが大事と言えます。
ダイエットにアドレナリンを影響させるなら適切に!
アドレナリンは神経伝達物質であり、ストレスを受けた時や興奮した時に出るものです。適度な運動をすることでアドレナリンが分泌されるので、脂肪燃焼になるでしょう。しかし、過度な運動をしたりすると脳や心臓に悪影響を及ぼす可能性もあるので、十分に気を付けることが大事です。
上手にアドレナリン分泌して、楽しくダイエットをしていきましょう。