たけのこはダイエット向きの食材!代謝をアップさせる成分がある
たけのこにはカリウムが含まれているため、デトックスを意識してたけのこを食べる人が多くいます。
ですが、食べ方、調理方法、その他の栄養成分について、詳しく知らないという人もいますので、今回は、なぜたけのこがダイエットに良いのか、どのような栄養成分が注目されているのか、それらの詳細についても触れさせていただきます。
低カロリーなたけのこ!たけのこダイエットは無理をしないで済む?
同じ量でカロリー量の比較を行ってみると、他の食材がいかにカロリー量が多いのか、そのことが良くわかるほどの食材です。
- おにぎり:約170kcal
- 食パン:約180kcal
- うどん:約200kcal
- そば:約250kcal
ダイエットを特集しているサイトでは、うどん、そばは他の食材に比べて低カロリー、糖質もそれほど多くないと案内していますが、中々、たけのこのような野菜以上の栄養成分を含むものはありません。
このような違いは、低カロリーの野菜同士で比較した場合も同じなのです。
- ふき:約11kcal
- アスパラガス:約22kcal
- 玉ねぎ:約38kcal
このように、たけのこにはたけのこだけの優れた性質があります。しかも、食材1人分の価格は、パックのものでも50~60円程度の出費にしかなりません。
たけのこは、適度な弾力を含んでいる食材でもあるので、少しずつアゴを丈夫にしてくれる作用があります。アゴが丈夫になってくると咀嚼(そしゃく)が楽になり、その影響で満足感を得やすくなるので、食事量を抑えた生活を続けたい、このような要望を持っている人とも相性が良いです。
大事なのは調理方法!体に良いたけのこの調理方法は?
以下のような調理方法であれば、たけのこの健康効果を高く引き出すことができます。
- 煮物
- ご飯物
- 揚げ物
- スープ
- パスタ
たけのこには多くのビタミンが含まれているので、強火で焼いてしまうと栄養成分が減ってしまうこともあります。ビタミンは熱に弱い、溶け出しやすい性質があるので注意してください。
また、スーパーで売られているたけのこのほとんどは、パック詰めで販売されています。
そのため、調理をするために皮剥き、アク抜きを行う必要は無いので、調理する際は煮物のように味を染み込ませる、もしくは、味わいの濃い汁を使用してご飯物にすると良いでしょう。味わいが濃厚ではない場合、たけのこの味がかなり淡白になってしまうので、調理そのものに慣れていない人は、具材と一緒に売られている、煮込み用の調理セット(汁がセットのもの)を購入したほうが良いです。
たけのこは風味が良いので、洋風のスープ、パスタとも相性が良いです。
なので、コンソメスープ、もしくはきのこ類をふんだんに使用したスパゲッティと一緒に、たけのこを食べるというのも賢い食べ方だと言えます。
体に悪い糖質!たけのこは糖質量が少なく健康を意識して食べられる
- 太りやすい体質になる
- ストレスが溜まりやすくなる
- 内臓脂肪型肥満になる
糖質を適度に摂取している場合、内臓、筋肉で燃焼されるエネルギーとなり、あまり体に悪い影響を及ぼすことはありません。ですが、過剰に摂取していると燃焼されないまま残ってしまい、脂肪に変換されるエネルギーになってしまうのです。
太りやすい体質になってしまうと、見た目に対して自信を失ってしまい、その影響でストレスが溜まりやすくなることもあれば、長く燃焼されずに残っている脂肪が、内臓脂肪として蓄積していくようになります。
そのため、以下のような糖質量が少ない食材を食べるようにして、太りやすい体質になるのを予防したほうが賢明なのです。
- たけのこ:約6.0g
- ふき:約1.7g
- アスパラガス:約2.0g
- 玉ねぎ:約7.0g
- そら豆:約9.0g
上記は、100g中の糖質量を表しています。また、野菜はすべて糖質量が少ないわけではありません。
とうもろこし、かぼちゃ、さつまいもといった甘味を感じる野菜のほとんどは、たけのこ以上の糖質量となっていますし、一般的な食材よりも糖質量が少ないわけでもないのです。また、料理の中には砂糖を使って味を調節するものもありますので、あまり砂糖を使わないでも調理可能な鍋物、スープとして調理したほうが、ダイエット向きの調理方法となります。
もし、たけのこダイエットを続けていて、食欲を抑えるのが難しい場合は、ニラ、もやしなど弾力、硬さがある食材も含めて調理するようにしましょう。
ここで重要なのは、アゴを良く使わないと食べられない食材を、選択しているかどうかです。アゴを良く使う食材の場合、アゴの疲れが発生しやすく、食べ物を多く食べたと錯覚させることができますので、このような方法でもダイエット効果を高めることが可能となります。
糖質は体に悪い?具体的にどのような悪影響を及ぼすのか?
糖質の悪い要素をリストアップすると、以下のような要素に悩まされることが多くなるため、今では、ダイエットを阻害する成分と言われることが多くなりました。
- 味わいの調節が下手になる
- 血管が傷みやすくなる
糖質など、味わいがハッキリしているものは、調理を行う際に過剰に使用してしまうことが多くなります。これは、最初から使用量が多くなるという意味ではありません。
最初は、小さじ1杯分の砂糖しか使用していない人でも、2杯、3杯と増えていく性質があり、使用量を正確に理解することが難しくなっていきます。そのためたけのこダイエットを行う際は、コーヒーに砂糖を使い過ぎない、甘い物を間食として食べ過ぎないように配慮したほうが良いです。
たけのこは風味が良く、味わいも悪くありません。ですが、淡白な味わいであることも事実なので、ちょっとした気の緩みにより、糖質の過剰摂取が目立つ生活を続けてしまうこともあるのです。
また、糖質を多く摂取していると、インスリン分泌量が段々と増えてしまう問題も懸念されます。
インスリン分泌量が増えていくと、それに従って血管が傷つきやすくなり、血栓などによる血流の不安定が生まれることもあるのです。これでは、たけのこダイエットを続けている意味がありませんので、糖質の摂取量には特に注意をして、少しでも高いダイエット効果を引き出せるようにしたほうが良いでしょう。
あらゆる面で優れている!たけのこがダイエットで絶賛されている理由
たけのこに含まれている栄養成分ですが、以下のような栄養成分が含まれています。
- 食物繊維
- カリウム
- アスパラギン酸
カリウムにはデトックス効果があるため、トマトと併せて、たけのこの健康効果も知られるようになってきました。
除毒のことをデトックスと言うのですが、加齢に伴い、体内には多くの毒素が蓄積していくようになります。
デトックスは運動で汗をかく、適切な量の排便を行う、食事により除毒を促すといった方法でなければ、デトックス効果が促進されないようになっています。
デトックスは、カリウム、もしくは食物繊維により効果が促進されると言われているため、両方の栄養成分を併せ持つたけのこが、今では注目されるようになっているのです。そのため、トマトが苦手でカリウムの摂取量が少ない人は、たけのこを食べてデトックス効果を高めてみると良いかもしれません。
しかも、カリウムにはデトックス効果だけでなく、適切な排尿を促す利尿作用もあるのです。加齢に伴い頻尿、正常な生理反応を示さない問題に悩まされている人は、ダイエットのためだけでなく、このような効果も狙ってたけのこを食べてみると良いでしょう。
そして、たけのこにはアスパラギン酸も含まれているのです。
アスパラギン酸は代謝機能を改善する効果があるので、今では、ダイエットで御用達のサプリメントに含まれることも増えてきました。アスパラギン酸の素晴らしいところは、なんといっても旨味成分であることです。
そのため、多くのアスパラギン酸を摂取する際も、気持ち良く摂取することができますし、加齢に伴い体力が落ちた、体重減少が難しくなった、このような問題を解決する際に役立ってくれます。代謝機能が改善されるようになると、次第に美肌効果など、肌年齢を改善してくれる作用も得られるようになります。
つまり、たけのこを食べているとデトックス効果、美肌効果によるアンチエイジング効果まで得られるのです。なので、肌年齢など美容面が気になる人にも、たけのこダイエットをオススメすることができます。
たけのこの注意点!ダイエッターとして気にしたほうが良いポイント
たけのこは低カロリーで美味しいため、ついつい食べ過ぎてしまうこともありますが、過剰な栄養摂取は体に良くありません。
たけのこを食べ過ぎてしまうと、以下のような栄養成分による健康被害が出てしまうこともあります。
- シュウ酸による結石
- 過剰な栄養摂取による下痢
たけのこは安全と思われがちですが、シュウ酸カルシウム結石症を引き起こすこともあります。
シュウ酸カルシウム結石症は、尿道結石の約80%を占めると言われていますので、このような健康被害を生じない程度で、たけのこを食べるようにしてください。適切な量としては、100g以内が良いとされているので、1人前のたけのこパック半分程度が、体に良い適切な量となります。
また、たけのこなど野菜に含まれている食物繊維は、過剰摂取してはいけない栄養成分の一種です。その理由ですが、過剰摂取で下痢の発症率が高まってしまうからです。
栄養成分というのは、体内で適切に使用されている間は、何の問題も起こさない栄養成分として扱われ、過剰摂取であると判断される場合は、便、尿と一緒に排出されるようになってしまいます。なので、ダイエットのためにたけのこを食べる場合も、1日1食程度の範囲内で食べるように心がけましょう。
それと、調理油を用いてたけのこの天ぷらを調理する場合も、すでに使用済みの調理油を使用しないようにしましょう。このような調理油は酸化しているため、何度も使い回していると胸焼け、吐き気、便秘などの症状を引き起こす原因になることがあります。
毎日たけのこを食べるようにしていると、ついつい調理油を雑に使用してしまうこともありますが、酸化した油は体内に溜まりやすい性質があり、その影響で上手くエネルギーに変換されなかった油は、内臓脂肪として蓄積してしまうこともあるのです。
もし、脂っぽい食材、油を多く使用する料理を作る際は、わかめの酢漬けを添えるようにして、脂、油による胸焼けを緩和するのも良いです。
わかめには、多くの水溶性食物繊維が含まれているため、たけのこの食物繊維と一緒に摂取すると、便秘などお通じの問題が改善されやすくなりますし、なによりも体内に蓄積している油分などを、食物繊維の力で排出しやすい状況を作り出せます。