激論!「ぽっちゃり」と「肥満」の境界線はドコ!?

よく「ぽっちゃり」という言葉を耳にしますが、本人が使うか他人から言われるかで意味合いが違ってきますよね。ぽっちゃりも度が過ぎれば「肥満」です。それは本人の健康にも影響を及ぼします。

そこで今回は、「ぽっちゃり」と「肥満」はどこが境目なのか?どこまでいったら「肥満」になってしまうのか?データとネットの声を拾って考えていきたいと思います。

自分の「ぽっちゃり」はどの程度なのか、一度わが身を振り返ってみましょう!

「ぽっちゃり」とはそもそもどこまでをさすのか?語源から考える

よく「ぽっちゃり系」「ぽっちゃりさん」と言いますが、辞書ではどういった意味で捉えられているかご存じでしょうか。

ぽっちゃり [3]
( 副 ) スル
ふくよかで,かわいらしいさま。ぽってり。ぽちゃり。 「 -(と)した女の子」
引用元:Weblio 辞書 三省堂 大辞林 ぽっちゃり

語源は所説ありますが、ぽってりした→ぽちゃぽちゃした→ぽちゃっとした→ぽっちゃり、と変遷していった、というのが通説です。

ふくよかな女性に配慮した言葉とも言われていますが、ぽっちゃりの他にも「ぷに子」「マシュマロ系女子」という言葉も作られています。どちらも柔らかくて可愛いイメージがありますね。

で、どこまでが「ぽっちゃり」なのよ?

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https://pbs.twimg.com/media/CMXkR_0UEAAS-HZ.png:large
こんな比較画像まで…。

これは「ぽっちゃり」さん本人が一番気になるところでしょう。ぽっちゃりしすぎるのはもはや「肥満」になってしまいます。

上の比較画像はなるほど!と思わず納得してしまいますが、個人的にはぽっちゃりでないとされる方もまだ「ぽっちゃりゾーン」内ではないか?と思ってしまいます。つまりこの画像は描き手の主観が入っており、客観性に欠けるのです。

そこで、客観性の一つとして「数値」のぽっちゃり度を次にご紹介していきたいと思います。

科学的分析!?体脂肪とBMIから見る「ぽっちゃり」と「肥満」

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体脂肪率とBMIの分かりやすい関係図

ダイエットなどで必ずといっていいほど目にするのが「体脂肪率」と「BMI」ですよね。上記の画像はそれを分かりやすく図にしたものです。

体脂肪率は体脂肪計などで計れます。家に体重しか計れない体重計しかない!という人は、安いものでもいいので体脂肪計付きの体重計を買うか、家電量販店や温泉などで試しに計ってみましょう。

BMIの計算式はこちらです。

BMI= 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)

例えば、身長160cmで体重55kgの人でしたら

BMI = 55÷1.6÷1.6=約21.5

となるわけです。

これに体脂肪と画像のゾーンを当てはめれば、この人がどのタイプになるか分かるわけですね。
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http://www.fujimotoclinic.com/himan/img/img_04.gif
ちなみにBMIのみの判定基準はこちらです。

これに倣えば、「ぽっちゃり」とはちょうど中間あたりに当てはまる人を指すのではないかと考えます。太り過ぎでもなく、標準より少し大きめの地点ですね。

体脂肪が高いのにBMIは低い?これってどういうこと?

画像にもありますが、タイプに当てはまらない「再測定」の範囲がありますよね。

これは次のように考えられます。

BMIが低いのに体脂肪が高い 体脂肪が低いのにBMIが高い
筋肉量が少なく体脂肪が多い、脂肪過多タイプ 筋肉量が多く体脂肪が少ない、筋肉質タイプ

 
身長・体重が一緒でも、筋肉量の違いまでは数式だけでは分からないのです。ここでもう一つの客観性、「第三者からの見た目」または「比較画像」が重要になってきます。

結局は見た目?客観的にはどこまでが「ぽっちゃり」か

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同じ身長・体重でも見た目がここまで違います。

先程も書いたように、筋肉量や体脂肪の違いでBMIが普通でもカテゴリできない人もいます。画像のように同じ身長・体重でも引き締まっていたり、ぽっちゃりさんだったりするわけですね。

また、上半身に脂肪がつくタイプ、下半身に脂肪がつくタイプ、隠れ肥満など、人によって脂肪が付く場所が異なります。服から見える部分は痩せて見えるために、ぽっちゃりさんとは分からない人もいます。

素直すぎるネットの声!ぽっちゃりと肥満の分かれ目は?

ネット上ではたびたび物議をかもすこも話題。かなり過激な意見も見受けられますが、その中でいくつかご紹介していきましょう。

カワイイとぽっちゃり、カワイくないなら肥満
性格が良ければぽっちゃり、悪ければ肥満
全部肥満。ぽっちゃりなど存在しない。

なんと、見た目から性格まで!さらにはぽっちゃりの存在自体を否定する声もありました。面と向かって言えない分、なかなか厳しい声が多いように思いました。

私はどこまでぽっちゃり?セルフぽっちゃりチェック!

他の人はなるべく柔らかい表現や、衝突を避けるためにハッキリ言ってくれない場合もあるので、いきなり「私ぽっちゃりかな?」と聞いても率直な感想が得られないこともあります。

そういった客観的な判断が難しい人のために、セルフぽっちゃりチェックを設けてみました。

  • 全体的にぷにぷにした肉質である
  • 二重あご、または首と顔の境目がはっきりしない
  • 鎖骨がハッキリ見えない
  • ボディラインにメリハリがない
  • 体脂肪率が30%以上、BMI値が25%以上である
  • お腹周りを計ると80cm以上ある

いかがでしょうか。全て当てはまった人は要注意です。特に最後のお腹周りが80cm以上は「メタボリックシンドローム」の基準です。ぽっちゃりどころの話ではないので、今すぐダイエットを開始しなければなりません。

「私、ぽっちゃりだから」は通じない!客観的に考えよう!

ぽっちゃりさんは、知らず知らずのうちに「肥満」へ足を踏み入れていることに気が付きません。体重だけ計っても体脂肪と筋肉量の変動まで分からないのです。

「肥満」は見た目だけの問題ではなく、成人病などの疾患に繋がる恐れがあります。決して痩せている方がよい、というわけではなく、適正な体脂肪、筋肉量を付けていれば問題ありません。

自分がどの程度のぽっちゃりか「肥満」か、体脂肪計やBMI計算で割り出し、率直な意見を言ってくれる人の声に耳を傾けるなど、客観的なデータで「肥満区域」に行き着かないようにすることが肝心です。

とはいえ、「ぽっちゃり」というのは時にチャームポイントになります。色白でぽっちゃりなら、まさに「マシュマロ系女子」ですよね。ただし、自分でアピールするのはNG!あくまで「ぽっちゃり」とは人からの評価であり、自分から言うとハードルが上がってしまうことがあります。

健康的なカワイイ「ぽっちゃりさん」になって、周りの人を包むような癒し系になりましょう。

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