お米は食べない!炭水化物を抜いたダイエットの効果は?

ご飯やパンなど、摂取すると太ってしまうと言われている炭水化物を含んだ食材を食べないという、「炭水化物抜きダイエット」があります。

炭水化物は太るということから、日ごろの食事からご飯を抜くという人は多いのではないでしょうか。

特に日本人は、ご飯を主食にしているので、食事ではご飯を食べずに、おかずなどをよく食べて過ごしている人が多いです。

しかし、実際に炭水化物を抜いて食事をしていると、本当にダイエットとして効果があるのでしょうか。

今回は、炭水化物抜きダイエットの効果と、それをやることによる体調の変化などについて説明します。

やるのは簡単?炭水化物抜きダイエットの方法

炭水化物抜きダイエットは、簡単ですぐにできると考えられ、その点で見れば最適のダイエット方法だと思います。

炭水化物が多いご飯やパン、麺類を食事から抜くだけで簡単にできます。

これらのほかにも、イモ類や果糖の多い果物、甘いお菓子などといったものも食べずに過ごすため、甘いものが好きな人にとっては最初のうちはきついものになります。

糖質を制限するものでもあるので、糖質を含むものもNGで、糖質を含まない野菜やおかずであれば、いくら食べても大丈夫です。

血糖値をコントロールする!元々は炭水化物中毒の人のために考えられた

炭水化物抜きダイエットは、炭水化物中毒の人のために考えられたダイエット方法です。

炭水化物を抜くことは、中毒が改善されるほか、血糖値をコントロールする効果があります。

糖質を制限すると、血糖値をコントロールすることができ、体を太りにくくします。

肥満は急激な血糖値の上昇によって起こり、その原因となる炭水化物を摂らないことで、血糖値の上昇を抑えます。

実際に炭水化物抜きダイエットを行って大きく減量に成功した人がいるので、もはや炭水化物抜きダイエットは簡単にできて効果が期待できるダイエットとして定番になっています。

一日中やるのは危険?炭水化物抜きダイエットに最適な時間帯

炭水化物抜きダイエットでは、食事からご飯などの炭水化物を抜いて食生活を送るダイエットです。

これは1日中、毎日行うと、体に思わぬ効果も出てくるので、注意が必要になる場合があります。

実際に炭水化物抜きダイエットを行う際は、夕食のみで炭水化物抜きの食事をとることでやせる効果があります。

朝も昼も炭水化物を抜いてしまうと、頭を使う仕事をする際に集中力が出なくなってしまいます。

ご飯などに含まれるブドウ糖は、脳にとって重要な栄養素であり、これが不足すると以下のような症状が出ます。

  • 集中力がなくなる
  • 力が入らずやる気がなくなる
  • イライラしてしまう

このような状態が長く続くと、脳にストレスがたまり、その反動でダイエットを中断してしまうこともあるのです。

なので、炭水化物抜きダイエットは1日中ではなく、夕食のみでやるのが最適な方法です。

夕食の後は就寝という流れになるので、脳に栄養の必要がない時間になります。

人間が1日に必要とする炭水化物は総エネルギー必要量の50%から70%を目標にすべきとされる。

脳の代謝を考慮するとグルコースとなる炭水化物の最低必要量は100g/日と推定されるが、これ以下の摂取であっても肝臓における糖新生によりグルコースが供給される場合がある。

またWHO/FAOの2003年のレポートで、砂糖は総エネルギー必要量の10%未満にすべきだと勧告されている。

引用元:炭水化物 Wikipedia

食べ方次第で効果がある!お米とダイエットの関係

炭水化物抜きダイエットを行うと、ご飯をずっと食べないため、脳のエネルギーである糖質が不足し、頭がボーッとしてしまいます。

脳だけでなく、肝臓にも負担がかかることがあり、筋力が落ちることもあるのです。

実は、お米は食べ方次第でダイエットにも効果があるのです。

お米を中心にすると、お米に会う主菜と副菜の組み合わせで栄養バランスが整い、消火や九州がよくなり、和食が必然的なメニューになります。

おかずばかり食べていると、どうしても脂質やたんぱく質の摂取が多くなり、多くのカロリーをとってしまうことになります。

ご飯には適量があり、成人女性の場合では茶碗1杯分(150g)が適量だと言われています。

ご飯1杯分(150g)の栄養価は以下のようになっています。

栄養素 数値
エネルギー 252kcal
糖質 55.65g
タンパク質 3.75g
脂質 0.45g
ビタミンB1 0.03mg
ビタミンB2 0.015mg

この組み合わせが最適!ご飯と大豆

食品には、体内で合成されない9種類の必須アミノ酸が含まれています。

実は、お米と大豆は、互いに必須アミノ酸を補う効果があります。

炭水化物抜きダイエットでは、エネルギー不足によりそれを補うために自分の筋肉をアミノ酸に分解していき、その結果筋肉量が落ちてしまいます。

体を維持していくためには、お米と大豆、つまり食事でよく食べているご飯とみそ汁がいいと言われています。

ちなみにパンの場合は、肉や卵などとの組み合わせが最適です。

炭水化物抜きダイエットは危険?体への影響

炭水化物を抜いて、おかずだけを食べるという生活を長く続けていると、様々なリスクを伴うことがあります。

ご飯がないとその物足りなさから、おかずを食べ過ぎてしまうということがあり、カロリーオーバーになる場合があります。

このようなことを長期でやると、次のような病気になる場合があります。

  • 心筋梗塞
  • 脳卒中
  • 動脈硬化など

糖質以外の栄養素が過多になることで、心血管疾患の原因になります。

実際にこのような病気になったという事例があるので、炭水化物抜きダイエットを行う際は気を付けましょう。

あまり急激に炭水化物の摂取量を減らすと、デメリットが大きくなります。低炭水化物ダイエットでは、1日の摂取量を通常の1/2~1/3程度、90~150g程度に抑えるようにしましょう。

引用元:CLUB Panasonic キケンな食事制限 ③炭水化物が少ない

筋肉が落ちるだけじゃない?炭水化物を抜くとどうなるのか

炭水化物を抜くことで糖質が不足し、脳や体の動きに悪影響が出ます。

集中力が落ちて仕事や勉強ができなくなったり、筋力が落ちて運動ができなくなったりしてしまいます。

糖が不足すると、体は糖の代わりに脂肪を分解してエネルギーにするので、ワキガの原因になるケトン臭を発生します。

ワキガだけでなく、口臭や汗、尿などの臭いもきつくなってしまいます。

炭水化物抜きダイエットのように、ある栄養素の摂取を抑えたり、1つのものしか食べなかったりすると、健康を害する可能性があるので、くれぐれも注意してください。

こうすれば効果が出る!炭水化物抜きダイエットの方法

効果が表れる炭水化物抜きダイエットの方法は、先ほどにもあげました夜だけ炭水化物抜きの食事をとるといった方法がやりやすいです。

夕食後は活動量が少なく、夕食で食べたものはエネルギーとして使われることが少なく、脂肪として体内に溜まります。

また、食べ方を意識することも、ダイエットに効果があります。

炭水化物を先に食べると、糖質が吸収されて血糖値が上がります。

血糖値を急上昇させないために、まず野菜や海藻類を食べ、その次にたんぱく質を含む肉や魚、そしてご飯というような順番で食べると、血糖値の上昇を抑え、体に脂肪をためにくくします。

ゆっくり噛んで食事をすることも、血糖値のコントロールに効果があります。

一緒に食べると効果がある!糖の代謝を促す食材

血液中の糖の代謝を良くする食材と一緒に食べると、脂肪がたまらない体にすることができます。

ビタミンB1・B2を多く含んだ食材が、糖の代謝をよくすることや脂肪の燃焼などといった働きを持つのです。

炭水化物と一緒に食べると効果がある食材には以下のようなものがあります。

  • 豚ひれ肉・もも肉
  • たらこ
  • 納豆
  • 豆腐
  • 唐辛子
  • にんにくなど

これらの食材と炭水化物を一緒に食べると、太りにくい体を作ることができます。

最後にまとめ!炭水化物抜きダイエット

炭水化物抜きダイエットは1日中やるのではなく、夕食のみにやるのが効果的です。

このダイエットを行うと、糖分が不足して脳や体の動きが悪くなり、筋力が落ちることがあります。

集中力や体力の低下に気を付けながら、実施するのが健康のためにいいのです。

おかずばかり食べると、動脈硬化などを引き起こす可能性があるので、実際の食事でご飯を食べる際は適量を守り、ご飯とみそ汁など、組み合わせを考えた食事が効果的です。

今回の記事の内容に会った、良い方法で実施することで、より一層効果が表れるようになります。

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