ダイエットが風邪の原因に?栄養の偏りやストレスが免疫力を下げる

夏目前!水着やノースリーブを着る機会もこれから増えていくというなかで、ダイエットに取り組んでいる女性も多くいると思います。

自分のことを「太っている」と思っている女性はなんと約50%にのぼるといわれています。そして、「今ダイエット中」の女性と「今後、ダイエットをしたいと思っている」女性を合わせると70%以上というデータもあります。

「ダイエットをしたら体調が悪くなった」「風邪を引きやすくなった」という方も少なくありません。ダイエット中の不調の原因と対策をまとめてみました。

ダイエット中に風邪を引きやすくする原因

健康のためにダイエットをしているのに、体調が悪くなっては元も子もありません。ダイエット中に風邪などの不調が起こる原因は大きく分けると以下の3つとなります。

  • 偏った食事による栄養不足
  • 過度の運動による免疫力低下
  • がんばり過ぎるダイエットによるストレス

カロリーを抑えることだけでは栄養が偏る

朝食を抜いたり昼食はサラダだけであったりと、カロリーを抑えることばかり気にした食事では1日の栄養バランスが極端に偏ってしまいます。必要なビタミンやミネラル、タンパク質が不足してしまい免疫力が落ちます。

日中は働いている方がほとんどでしょうから、エネルギー不足になるのも当然といえます。

1日の生活の中で、目に見えない疲労は少しずつ溜まっていきます。疲労が溜まると交感神経が優位となり無意識に身体が緊張状態になります。緊張状態は血流を悪くさせて、免疫力を低下させてしまいます。

ダイエットにはある程度のカロリー制限は必要です。

ですが、度を超えたカロリー制限は体調不良の原因のひとつです。

疲れが溜まるほどの運動はかえってマイナスになる

ダイエット中に、運動を取り入れている方も多いと思います。運動は脂肪の燃焼を促すため効果的であるといえますが、あまりにもストイックな運動は疲労を蓄積させて、逆に免疫力を下げてしまいます。

運動は量ではありません。

自分の身体と相談しながら適度な運動が健康を保つ鍵となります。

ストレスはダイエットの最大の敵

何事も始めるときには、それなりの覚悟と気合が必要です。入念に計画を立ててダイエットに励むことは悪いことではありません。

しかし、計画通りに進まないことだってあります。計画にこだわりすぎたり、上手くいかなかった日の埋め合わせをしようとしたりしてがんばり過ぎるのは、かえってストレスを溜めることになります。

ストレスは先程述べたように、交感神経を優位にさせ、緊張状態の中で血流を悪くします。

血流が悪くなると、身体に必要な栄養素が行き渡らなくなり、免疫力を下げてしまいます。ウイルスが体内で繁殖する環境を自分でつくってしまうことになるのです。

免疫力を低下させないダイエットのコツ

ダイエット中に免疫力が低下する要因をあげていきましたが、それでもダイエットをしたいあなたに、できるだけ身体に負担をかけずに体づくりをしていく方法を簡単にまとめました。

食事は量を減らすのではなくバランス良く食べる

ダイエット中はどうしても食事の「量」を減らしてしまいがちですが、そうではなく「質」を考えてみてください。カロリーを抑えることはダイエットにとって効果的ですが、低カロリーで吸収率の良い食べ物はたくさんありますので、取り入れてみましょう。

タンパク質を効果的に摂取する

タンパク質は筋肉の形成に必要な栄養素です。ダイエットをする際に肉などのタンパク質をできるだけ摂取しない人が多いと思いますが、タンパク質を摂取しないと筋肉にアプローチができません。

鶏肉やマグロの赤身などは脂質も比較的少なく、高タンパクなため、その分多くの量を食べることができます。

私の知り合いの女性はダイエット中に停滞期があり、何をしてもここからが落ちない!という時期があったそうです。そんな彼女が実家に帰ったとき、肉が出てきたのですが、彼女はいやいや肉を食べたそうです。すると次の日にあれだけ落ちなかった体重が落ちたのです。

質の良い油分はお通じを良くしてくれるはたらきがある

便秘はおなかをポッコリと目立たせてしまいます。便秘の改善には油分が効果を発揮してくれます。

ダイエットの敵は油分だと思っている方もいるかと思いますが、必ずしも油分が脂肪を蓄積させるわけではありません。

確かにマヨネーズや揚げ物のとり過ぎは太ってしまう原因のひとつではありますが、オリーブオイルやエキストラバージンオイルは腸内を潤滑にする効果があります。

腸内で詰まってしまう便をスムーズに排出してくれるのです。サラダなどにドレッシングやマヨネーズをかけていた方は、オリーブオイルやエキストラバージンオイルに置き換えてみるのも良い選択です。

海藻類やナッツ類は食物繊維が豊富

海藻類はミネラルや食物繊維が豊富に含まれており、さらにカロリーが極めて少ない食材なのでダイエット中の方にはもってこいの食材といえます。さらに、海藻類には余分な塩分やコレステロールを排出する効果もあります。

アーモンドなどのナッツ類も、食物繊維が多く含まれていてビタミンEも豊富です。ただし、塩分や油分が多く含まれているものもあるので、食べ過ぎには注意が必要です。

適度な有酸素運動が脂肪の燃焼を促してくれる

ハードなトレーニングだけが脂肪の燃焼を助けてくれるわけではありません。自分の身体に負担が掛かり過ぎるハードな運動は、疲労を蓄積させて体調不良の原因になる可能性があります。

ウォーキングや軽めのジョギングなどの有酸素運動は、脂肪の燃焼を手助けします。辛くない程度の運動を週に何日かでも行うことができればダイエットだけでなく、ほどよく足腰も鍛えられます。

フラフープや簡単な台を登ったり降りたりするだけでも有酸素運動になってきます。

運動は必ずしもする必要はない

もしあなたが、平均体重を上回っているようであれば、まずは食事についての改善をお薦めします。

食事を改めることによって体重は変化してくるからです。

運動を並行して行えれば一番良いですが、辛いようならばまずはバランスの良い食事に切り替えましょう。間食が多い人は、当然その回数と量を考えてみてください。

適切な睡眠時間を確保してダメージを修復

睡眠は日中受けたあらゆるダメージを修復してくれます。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは就寝後30分~3時間で最も分泌され、深夜1時~2時の間に多く分泌されるといわれています。

夜更かしはダメージの修復を阻害してしまいます。受けたダメージを修復できないでいると、疲れも取れずに体調不良を起こす可能性が高まります。

夜の12時頃までには就寝できると良いですね。ウイルスが活動できない環境を自らつくっていくことが何よりも大切です。

ダイエット中に風邪を引いてしまった時の対処法

ほどよく自分と相談しながらダイエットをしていても、風邪を引いてしまうときはあると思います。では、風邪を引いてしまったらどのような対処をしていけば身体に影響が少なくて済むのかをみていきます。

ダイエットは一時休止してメンテナンスに努める

風邪を引いてしまったら、食欲がなくなったり、ダルさで運動もできなくなったりします。その時はおもいきってダイエットはやめて、風邪を治すことに注力しましょう。

体調が悪いときにもかかわらず無理にダイエットをすると、思わぬ合併症や重篤な病気になる可能性もあります。

消化に良く、温かいものを食べて休息をする

風邪を引くと、ウイルス排除にエネルギーが使われ消化活動も低下します。無理に海藻類や肉などを食べるよりも、おかゆなどの消化の良い温かい食べ物を摂取しましょう。なるべく身体に負担をかけないことです。

風邪を引くと・・・

体がだるくなる→安静にしろ!
食欲が低下する→エネルギーを消化に使いたくない!

という身体からのメッセージです。

健康な身体だからこそダイエットができる

ダイエットは人に自信を与えてくれます。そして人によっては健康状態も改善してくれるでしょう。

しかし、健康体があってのダイエットです。

ダイエットのために体調を崩してしまったということがないように、自分のできる範囲で無理なく行うことが一番のダイエットのコツです。

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