夜に食べても太らない食べ物とは?おすすめ夜食メニュー
仕事が不規則で、夕食がいつも夜中に。でも、夜遅く食べると肥満が心配…。でも、太るのがコワくて何も食べずにフトンに入ってもなかなか眠れない…。
なぜ夜中に食べると太るか、メカニズムをきちんと理解していますか?理由がわからなければ正しい肥満対策もたてられません。夜食べても太らない、太りにくい食べ物を選べば夜中の食事も怖れることはありません。
それと同時に、夜食べると太るとはどんな科学的根拠があるのでしょうか?その変も少し掘り下げてみましょう。
そもそも、なぜ夜食べると太るのか?そのメカニズムとは
『夜遅く食べると太る』というのは、もはや常識となっていますが、なぜ夜食べると太るのか正確な理由を知っている人は意外と少ないようです。夜食べると太るのは、こんな理由があるのです。
2. 夜食べたものは脂肪になりやすい
3. 脂肪を蓄えるたんぱく質(BMAL1)が昼間より多い
人の活動を支えているのは自律神経です。自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。自立神経は心身を活動させるための神経です。仕事や運動だけでなく、臓器の動きにも深いかかわりを持っています。
食べ物がきちんと消化されるのも、交感神経がきちんと働いてくれるからです。
一方、副交感神経は心身を休め、リラックスさせる働きをします。夜は自律神経が交感神経から副交感神経に切り替わり、人の体は休息モードに切り替わります。
これにより、新陳代謝もにぶくなっているのです。
また、夜は副腎皮質ホルモンという脂肪の代謝をつかさどるホルモンの分泌量が少なくなっています。これも肥満になりやすい一因といわれています。また、脂肪の増減には、BMAL1というたんぱく質が関わっています。
BMAL1の役割は、脂肪の合成、ブドウ糖の増量です。
体内時計によって昼は減少し、夜は増加するという性質を持っています。
夜BMAL1が増えるということは、脂肪もそれだけ増えやすいということになります。
昼の活動で使ったエネルギーを補填するために必要な機能ではありますが、ダイエットという点からみると、ちょっと厄介ですね。
以上のようなことから、夜食べると肥満につながりやすいといわれているのです。
夜遅く食べるても太らない食べ物はあるのか?その条件とは
しかし、仕事の関係で規則正しい時間に食事がとれない、帰るのがいつも深夜という人は多いはずです。そういう仕事に就いている人が夜、何も食べずに寝る生活が長引くと、今度は栄養失調になってしまうかもしれません。お腹がすくと、安眠できませんしね…。
夜食べても太らない、睡眠の妨げにならない食べ物を選ぶ必要があります。
それはどんな食べ物でしょうか?必要な条件をピックアップしてみました。
2. 温かい
3. 水分が多い
4. 高たんぱく、低カロリー
夜寝る前に、消化の悪く胃に負担をかけるものは避けましょう。冷たい食べ物も胃に負担がかかります。温かいものであれば、食べるのもゆっくりになり、ドカ食いを防げます。
夜食べてはいけないものはコレ!肥満以外の害も…
ほかにも脂っこいもの、食物繊維が多いもの、香辛料が入ったものなども、胃に負担をかけるので避けたほうがいい食べ物です。消化が悪い食べ物は睡眠をさまたげ、疲れをとることができなくなります。
夜食べると太りやすいはウソ?一日の食生活も見直してみよう!
しかし最近では夜遅く食べると太りやすいいう説をくつがえすような学説も出てきています。例えば、イスラム教にはラマダンという、断食の習慣があります。ラマダンの時期は昼は絶食しますが、夕方以降の食事は許されています。
昼の空腹を補うために夜食べることになるわけですが、昼間何も口にしていないのですから、けっこうなドカ食いになると考えられます。
しかし、ラマダンを実行しているイスラム教徒は肥満が意外なほど少ないのです。
夜食べてないのに肥満に悩んでいる人は生活全体を見直して、1日の摂取カロリーや食事の内容を見直してみましょう。適量のおやつを食べる、運動するなど新しい習慣を取り入れてみて、健康な体づくりを心がけてくださいね。