体から力が出ない！間違ったダイエットの危険性を知ろう

なんだか、全然やる気が出ない。ちょっと歩いてもすぐ疲れるし、体から力が出ない。病院に行ってもどこもわるいとことろはないっていわれたのに、食事も炭水化物を抜いている以外はちゃんと食べているのに…。

その倦怠感、炭水化物をぬいていることから来ている可能性があります！ダイエットは、よかれと思ってやっていることが、実は極端な偏食になって、栄養がちゃんと摂れていないことがあります。そのダイエット、今すぐ見直す必要があるかもしれませんよ！

極端な食事制限をしていませんか？まずは食事の内容をチェック！

ダイエットを始めてしばらくすると、だるい、力が出ないなどの倦怠感を感じることがあります。

そのほとんどは、一日の摂取カロリーが必要な分を下回っているか、置き換えダイエットなどによる極端な偏食が原因です。

一日に必要なカロリーをちゃんと知っていますか？必要カロリーは以下の計算で求められます。

基礎代謝量は年齢、性別ごとに必要な基礎代謝基準値を平均体重と掛け合わせることで算出されます。30代～40代の女性の基礎代謝量は

となります。活動レベルは3段階あります。

30代～40代（男女共通）は

となっています。30代～40代女性だとで活動レベルが2の場合は

となります。体に力が入らない、だるいと感じる人は摂取カロリーが足りていない可能性があります。一日二食など、食事を減らしている人は基本にかえって1日3食をきちんととるようにしましょう。

カロリーだけでなく栄養バランスにも気を配ろう！肉や油も大事！

カロリーが足りていても、栄養のバランスを欠いていても体力が落ちてしまいます。

カロリーを気にして、野菜サラダや果物ばかり食べていると、タンパク質や鉄分などからだの基礎を作る栄養が取れません。また、ビタミンには水に溶けやすい水溶性と脂と相性の良い脂溶性があります。

脂溶性ビタミンは野菜炒めなど、油で調理することで取りやすくなりますが、肉類、魚介類にも脂溶性ビタミンを多く含むものがあります。肉類の食べ過ぎはよくありませんが、水溶性ビタミンからとることのできない種類のビタミンなので、適度に取り入れる必要があります。

力が出ないと感じたら、カロリーだけでなく食事の内容も一度チェックしてみましょう。

置き換えダイエットは要注意！糖質制限は偏食につながることも

ケーキダイエットやアイスクリームダイエットなど、一食のうちどれかを特定の食品におきかえて体重を減らすことを目指すダイエットをおきかえダイエットといいます。いくらダイエット中でも、大好物をずっと我慢しつづけるのはつらいものです。ストレスがたまるし、我慢のしすぎで逆に大量に食べ過ぎてリバウンドしてしまうこともあります。

好きなものを置き換えダイエットは好きなものを食べながらダイエットできるという魅力がありますが、栄養が偏りがちになるというデメリットもあります。

最近人気の糖質制限ダイエットも、極端に炭水化物を抜くと偏食になってしまいます。糖質制限ダイエットでも、倦怠感に悩まされるケースは多いようです。

食事内容が急に変わることから起こる一時的なもの、ということも考えられますが、あまり長く続くようであれば、これも食事内容を見直したほうがいいでしょう。

糖質制限というのは、必要最低限に抑えるということです。

炭水化物を全部抜くということではありません。炭水化物も体を動かすための大事なエネルギー源です。玄米やライ麦など精製されていないものを中心に食べるようにしましょう。

ダイエットで力が出ないということは、どこかに無理があるということです。もういちど自分の生活をしっかり見直しましょう。