脳を騙してダイエット!脳の仕組みを知って上手に痩せよう
皆さんはダイエットと言うと食事制限をしたり運動をしたり、と言うことを思い浮かべますよね。なかなか楽してダイエットなんて出来ないと思っていませんか?
実は、「脳を騙す」ことによってリバウンドも防げる上手なダイエット方法があるんです。
今回は、どのようにして脳を騙すのか、そのテクニックをご紹介していきます。
食事前や日々の生活を少し変えるだけで劇的な変化!あなたも試してみませんか?
まずはここから!食欲と脳の関係を知っておこう
食欲はお腹が空いた時に出てきます。でもそれは、胃ではなく脳が感じています。つまり、脳がお腹が空いていないと感じていれば、空腹でも食欲を感じないと言うわけです。
摂食中枢と満腹中枢がダイエットの鍵
脳の奥深く、視床下部と言うところに摂食中枢と満腹中枢と言う器官があります。
簡単に言うと、お腹が空いたときに食べるように命令するのが摂食中枢、お腹がいっぱいになったら食べるのを止めるように命令するのが満腹中枢です。
この二つの器官をどうコントロールするかで食事量を減らしたり、食事のタイミングを変えることが出来ます。
思い込むことによって体は変化する
「病は気から」と言う言葉があるように、人は思い込みによって体に良い影響、または悪い影響を与えます。
例えば、「自分は太っている」と思い込めば、潜在意識が働いてその姿に近づけようとします。逆に、「私は痩せている」と思い込めば、その姿になるべく潜在意識が働くのです。
言い換えれば、「これを食べたら太る」と思って食事を摂れば太ってしまいますし、「食べても大丈夫」と思えば太ることはなと言うわけです。
侮るなかれ、ダイエットを成功させる秘訣がこの思い込みにあるのです。
こんなことでも!太ってしまう理由とは
必要以上にカロリーを摂取すれば、その分太ってしまうのは分かりますよね。それ以外にも、様々な要因で太ってしまうことがあります。脳の機能のせいで過食に陥っている場合も多いのです。
こんなことでも太る原因になる
食事をしないことがある…
例えば朝食を抜くと空腹感が増してしまい多めに食事を摂ってしまうと同時に吸収率も上がってしまい、結果太ることになります。
噛む回数が少ない…
満腹であることが満腹中枢に伝達されるまでに15~20分掛かると言われていますので、早食いすると伝達される直前まで食べてしまいます。
ストレスでどか食い…
感情で食事の量が増減しますが、ストレスが溜まると空腹感にイライラし、満腹になると落ち着く傾向にあるので、ストレスが溜まると余計に食べてしまいます。
太った人と一緒にいる…
太った人を見ると、その姿を自分に当てはめてしまい、勝手に脳がその姿になるように働いてしまいます。また、食事を共にすると同じだけ食べてしまうので、過食になってしまうことがあります。
実践!空腹の時にはこうして騙す
お腹が空いたら何か食べたくなります。でも食べ過ぎが気になると言う人は、食事量が減ったり食事の減らせる方法があります。
食事前に少量の甘い物を食べる
ダイエットしたいのに甘い物?と思うかも知れませんが、これが意外と効果があります。
脳は、血中の糖の量で満腹か空腹かを判断します。空腹時は血糖値が低くなります。
食事を摂る30分ぐらい前にチョコやあめ玉と言った糖を含むものを一かけ摂るようにしてください。そうすると血糖値が上がり、満腹中枢に「お腹いっぱい」と伝達され、結果食べ過ぎが防げると言うわけです。
食事と食事の間、空腹になったら、少量の甘い物を摂って脳を騙してしまいましょう。
油摂取も効果的
最近はしそ油やオリーブオイルなど、健康食品として様々な油が流通しています。この油も糖分と同じように空腹感を満たす効果があると言われているので、甘い物が苦手と言う人は代わりに油を摂ってみてください。
食事のタイミングも重要
脳は私たちの生活リズムを記憶しています。リズムが狂うと様々な悪影響を及ぼします。人間にとって最適な食事間隔は、消化時間を考えると6時間と言われています。
例えば、朝食を朝7時に摂ったとすると次に食事を摂る適切な時間は13時となりますが、これを12時にしてしまうと、まだ朝食が消化し切れていないうちに食事を摂ることになり、満腹中枢が狂う原因にもなります。
満腹中枢が正常に働くようにするには、食事のリズムが大切です。毎日同じ間隔同じ時間に食事を摂るようにして、脳に食事リズムを覚えさせましょう。
幸せになろう!意思表示や思い込みで騙す
自分が幸せであるかのように想像すると、幸せホルモンであるセロトニンが放出し、食欲にも勝る満足感が得られます。
ポジティブな言葉を発してみよう
「悪い言葉を発するとそれが現実になる」と良く言われます。これは、脳がその発した(聞いた)言葉を現実として理解してしまうためです。いつも発する言葉をポジティブな言葉にしてみましょう。
- 私は痩せている
- 絶対に痩せられる
- お腹は空いていない
などなど、こういったポジティブ発言をし続けることにより、脳の潜在意識内にインプットされ、現実となるように働いてくれるのです。
「私は痩せる」などと周囲に宣言する
ダイエットと言うと、大体コッソリやってる人が多いと思いますが、周囲に宣言することによってやらざるを得なくなる環境を作ると、宣言を聞いた人の応援などが脳に作用して、ダイエットがスムーズに出来ると言う効果があります。
その際、宣言する人を選ぶことが重要です。甘えられる人に宣言するとその甘えによってダイエットしようと言う意志が薄らいでしまうからです。
叱咤激励してくれる人を選んで宣言してみましょう。
とにかく幸せだと思い込む
人が幸せを感じる時、脳からはセロトニンと言うホルモンが分泌されます。このホルモンには、ストレスを軽減したり満足感を得たりする効果があります。
セロトニンの分泌量が少ないと、ストレスを感じやすくなり、食べても満足感が得られなかったりします。つまり、幸せを感じながら食事をすると少量でも満足感が得られ、結果体重が減っていくと言うわけです。
脳を騙してポジティブダイエット!
いかがでしたでしょうか。「こんなことでダイエット出来るの?」と思う方も多いと思いますが、ダイエットをしようと言う意志も、食欲も、全て脳からの指令で行われています。
その脳をコントロール出来れば、簡単にダイエットは成功するのです。
ダイエットの天敵「ストレス」
ダイエットにとって一番気をつけなければならないのは「ストレス」を如何に軽減するかと言うことです。
ストレスは脳を疲れさせます。脳は疲れると糖分を欲します。甘いものが食べたくなる→でも食べては駄目→ストレスになる、と言う悪循環に陥ってしまいます。
また、ストレスが溜まると食事量に気をつけているつもりでも過食になりがちです。過度な食事制限がストレスとなり過食スイッチが入ってしまいます。
何日に一回は甘い物を食べるとか、月に何回か飲み会などに参加してもいいとか、たまには息抜きをして、無理せずのんびりダイエットに取り組んでください。
あなたの意志がダイエット脳に導く
騙し続けた脳はそのまま騙され続けてくれますので、リバウンドもしにくくなります。ダイエットが終わったからと言って、元の生活に戻ることなく、脳を騙す生活を是非続けていってください。