赤身の肉はダイエットに最適?どんな栄養があるのか知りたい!

最近はお肉のもつ栄養に再び注目があつまっています。テレビではお年寄りに赤身の肉を食べるよう薦めている健康番組も見かけるようになりました。高カロリーなイメージのある肉ですが、ダイエットに有効な栄養分が含まれているということで、『お肉ダイエット』にも注目があつまっています。

でも、肉の脂質はは高脂血症など成人病の原因にもなります。栄養のバランスも気になりますよね?お肉ダイエットの安全性について検証してみましょう。

ダイエットには赤身の肉が最適?本当に痩せられるの?

肉の栄養で真っ先に思い浮かぶのは『タンパク質』と『脂質』ですが、最近ではダイエットに有効な成分も含まれているということで、肉を食べて痩せるダイエットに注目があつまっています。特に赤身の肉はダイエット効果が高いと言われているようです。

赤身肉で真っ先に思い浮かぶのは牛肉ですが、モモ、ランプ、ロースなどいろいろな部位があります。含まれている栄養に多少の違いはありますが、タンパク質と脂質以外の栄養で共通して突出しているのは、以下になります。

  • ナイアシン
  • ビタミンB2
  • ビタミンB12
  • 亜鉛

ナイアシンは、人が活動するためのエネルギーを作る働きがあり、脂質や糖質の分解にも関わっています。コレステロール抑制の効果もあるといわれています。

ビタミンB2は皮膚や粘膜の保護や再生、疲労回復に効果があるといわれています。ビタミンB2は血液中の赤血球を作るために欠かせない栄養です。ビタミンB12が不足すると貧血になってしまいます。また、末梢神経を正常に保つのにも欠かせません。

ビタミンB12が少ないと、アルツハイマー病にかかりやすくなるとも言われています。

亜鉛は皮膚や骨の形成、味覚や嗅覚を正常に保つなどの働きがあります。子どもの頃に亜鉛が不足すると低身長症になる可能性があります。鉄は貧血の予防、歯や骨の形成、タンパク質の代謝を促します。

ダイエットでは敬遠されがちな肉ですが、体の維持に必要な栄養をたくさん含んでいることがわかります。

糖質や脂質の分解に関わるのであれば、たしかにダイエットにも効果がありそうです。

糖質制限ダイエットで注目が集まる赤身肉。思わぬ落とし穴も!

お肉ダイエットが注目される背景には、糖質制限ダイエットのブームもあります。肥満にはインシュリンの過剰分泌が関わっていることがわかっています。

糖質の原料である炭水化物を摂りすぎると、インシュリンが大量に分泌されて、肥満に繋がりやすいということで、日本人の主食である白米、うどん、パンなどをひかえる糖質制限ダイエットが注目されるようになりました。

世界で一番最初に糖質制限ダイエットを提唱したのはアメリカ人医師のロバート・アトキンスとされています。彼のダイエット法は、炭水化物を20g~40gに制限するかわりに、肉は好きなだけ食べていいというものでした。

このダイエット法は肉の大好きなアメリカ人に広く受け入れられました。実際、数ヶ月で10kg以上痩せた例もありました。

しかしこの糖質制限ダイエットを実行した人が次々に体の不調を訴えるようになりました。

当時アメリカに留学していた、ある医師は動物性タンパク質と脂質を取りすぎたために血管がつまり、一過性脳虚血発作を発祥してしまったそうです。一つ間違えれば、脳梗塞にもつながる危険な症状でした。

確かに肉は体に必要な、あらゆる栄養を含んではいますが、肉の動物性脂肪は中性脂肪や悪性コレステロールを増加させる原因にもなるのです。

脳や体を働かせるのに必要な炭水化物を極端に制限してしまい、栄養のバランスが偏ってしまったと考えられます。

アトキンス医師は72歳でなくなった時は100kgを超える肥満体であったとも伝えられています。やはり、あまりに偏った食生活は健康を損なうということなのでしょう。お肉ダイエットは赤身肉中心なので、動物性脂肪はほかの肉に比べれば少ない方ですが、毎日のように食べていては、やはり動物性脂肪の取りすぎになります。

肉だけでは健康な体はつくれない!バランスのいい食事を心がけよう

では、健康な体をつくるための食事はどんなものがいいでしょうか?

厚生労働省が推奨している栄養バランスは『炭水化物60%、脂質25%、タンパク質15%』となっています。炭水化物が占める数字が一番大きいのです。

この比率は日本の伝統的な和食の摂り方である『一汁一菜(ごはん、汁物、おかず3種類)』とほぼ同じです。また、和食は脂質やタンパク質も動物性ばかりでなく、魚や野菜、豆などからも摂取します。

お肉ダイエットがいかにバランスの悪い栄養の摂り方であるかがよくわかりますね。

ダイエットは一時的に急激に痩せるためのものではなく、健康な体を作るためにやるものです。あせらず、バランスのいい食事と自分にとって続けやすいペースを守って気長に実行しましょう。

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