お肉がダイエットに?お肉を食べて基礎代謝アップ!
ダイエットしたい!でも食べたいものは食べたい!痩せたいと思っている人は誰でもこの壁にぶち当たります。
でも知っていますが?お肉こそダイエット中でも意識して食べて欲しい食材だと言うことを。
今回は、ダイエットの天敵と思われていた食べると言うこと、しかもお肉を食べても痩せられると言うお話しです。
ちょっと疑ってしまうような内容ですが、ストレスフリーなダイエットを目指す人、お肉好きの人は挑戦してみてください。
ダイエットなのにお肉を食べろ?そのわけは
普通に考えると、ダイエット中にお肉を食べるなんてあり得ないと思うかも知れませんが、むしろダイエット中にこそ食べて欲しい食材なのです。
綺麗に痩せたいあなたにこそお肉を食べて欲しい
ダイエットをしていると筋肉まで落ちてしまうと言うことは良くあります。できれば脂肪だけ落としたいところですが、どうしても筋肉も落ちてしまいます。
また、お肌が荒れたり髪がぱさついたりと、美容面においても何かと弊害が出てくるのがダイエットです。
そこで積極的に摂取したいのがお肉です。人間の体は主にタンパク質からできています。そのタンパク質が多く含まれている食材がお肉です。
お肉を食べることによりタンパク質が摂取でき、筋肉量を保ってくれます。また、筋肉量は代謝量にも比例しますので、筋肉が増えれば代謝も上がり、効率良く脂肪が燃焼されます。
好きなものを食べない、食事制限などで辛いダイエットをするよりも、食べることでダイエットに繋がるお肉を積極的に摂ってください。
ただし、あまり食べ過ぎるとかえって太ってしまいますので、摂りすぎには注意してください。
どんなお肉が効果的?お肉にも色々ある
お肉と言っても色々と種類があります。牛肉、豚肉、鶏肉など、またそれぞれの部位によっても違いがあります。では、どのようなお肉がダイエットに効果的なのでしょうか。
脂肪燃焼の味方L-カルニチン
お肉には、脂肪燃焼に欠かせない「L-カルニチン」と言う成分が豊富に含まれています。
L-カルニチンは、リジンとメチオニンよりできた分子量161.21と非常に小さい化合物です。私たちの筋肉細胞に多く存在しており、脂質の代謝に必要不可欠な物質です。脂肪をエネルギーに変換する時、細胞のミトコンドリア内で行われます。しかし、脂肪は単独ではミトコンドリアの膜を通過できません。「脂肪酸」+「L-カルニチン」により、脂肪がエネルギーとして活用されます。
引用元:L-カルニチンとは L-カルニチン 機能食品 製品紹介 ILS株式会社
このL-カルニチンの働きにより代謝が上がり、脂肪燃焼を助けてくれるわけです。
お肉なら何でも良いと言うわけではない
お肉にも種類がありますよね。食べ方も色々です。では、どのようなお肉をどのように食べたらいいのでしょうか。
種類 | 含有量(mg/100g) |
---|---|
ヤギ肉 | 221 |
ラム肉 | 190 |
牛肉 | 118 |
豚肉 | 27 |
鶏肉 | 8 |
また、食べるなら赤身のお肉にした方がいいです。例えば牛肉だと霜降り肉がありますが、霜降り肉には脂身が多く、お肉だからと食べ過ぎてしまうと太ってしまいます。
お肉屋さんやスーパーなどで確認し、脂身の少ない赤身のお肉を選んでください。
美味しく食べよう!ダイエットに効果的な食べ方
さて、ここからは実践と言うことになりますが、好きなように調理して食べてしまうとカロリーオーバーや栄養の偏りが生じてしまう場合があります。食べ方にも工夫が必要です。
しっかり油を落とすことが大事
脂肪の少ない赤身のお肉でも、やっぱり油は気になる、また赤身がなくて少し脂身の多いお肉を買ってしまった、そう言う場合には脂身を取り除いて調理することが大切です。
- 茹でたり煮込んだりする
- 網で焼いたり油を使わないで焼く
- 蒸し器や電子レンジで蒸す
油を使わず調理することが大切です。上記のような調理法を取れば、油も取れサッパリと食べることができます。
食べ合わせも意外と大事
お肉は腹持ちが良く、消化しにくい食材の一つです。そこで、食べ合わせが良く、消化を助ける食材を一緒に食べるようにしてみましょう。
種類 | 効果 |
---|---|
ワサビ | 消化を助ける作用がある |
ニンニク | 体を温め代謝を良くする |
ショウガ | 体を温め代謝を良くすると共に胃腸の調子を整え消化を助ける |
大根 | タンパク質分解酵素が豊富。おろすと更に効果が上がり消化を促進する |
折角ならば美味しく食べたいですよね。好みによってこういった薬味を足してみてください。
食べる順番も結構大事
このダイエットは、ただお肉だけを食べればいいと言うものではありません。お肉を中心に、バランス良く食べることが最も大事なことです。
そこで、一般的なメニューからダイエットに最適な食べる順番をご提案します。参考にしてみてください。
順番 | メニュー | 理由 |
---|---|---|
1 | 野菜類(食物繊維) | 食物繊維で満腹感を感じやすくなり食事量を減らす |
2 | 汁物 | 水分が溜り満腹感を感じやすくなり食事量を減らす |
3 | お肉(タンパク質) | 食物繊維と汁物で食べ過ぎを抑えカロリーが控えられる |
4 | 穀物類(炭水化物) | 消化吸収が良いので最後に食べた方がベター |
上記のような順番で食べると、食べ過ぎを抑え、結果カロリーの吸収も抑えられます。
他にも、発酵食品や酵素の多い食材があります。お肉の消化が早まり、胃もたれも軽減されますので付け合わせ、薬味などにしてみてください。
こだわりすぎてストレスになっても良くありませんが、少しの工夫がダイエットに効果をもたらすと覚えておいてください。
お肉ばかりでもダメ!バランスの良い食事を心がけよう
ダイエット中は食べてはいけないと思われていたお肉でも、食べ方次第ではむしろダイエットに有効だと言うことはお分かりいただけたと思います。
しかし、「お肉食べれば痩せるのか!」と安易に考えないでください。メリットがあると同時にデメリットも存在します。
栄養バランスを考えた食事を心がけよう
お肉などのタンパク質は筋肉量を増やし代謝を上げますが、食べ過ぎると脂肪がないお肉でも太ってしまいます。
タンパク質の一日の摂取目安は「体重×1.08g」とされています。つまり、体重が50kgの人なら一日に54g程度が最適なわけです。
もちろん、お肉に限らずタンパク質の含まれる食材はたくさんあり、含有量、体型によっても違います。
お肉の場合は一日に150g~200g程度にしておくと良いでしょう。
また、肉食になると、体臭がきつくなったり便秘になったりすることがあります。良く、お肉の二倍は野菜を食べなさいと言われます。食物繊維もしっかり摂るようにしましょう。
食物繊維以外にも、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取することも大切です。お肉を中心にバランスの良い食事を心がけるようにしてください。
運動や規則正しい生活を心がけよう
無理して食事制限しても、ダイエットはできません。食事は生きるために欠かせないものですし、必要な栄養素を摂らないと体が弱ってしまいます。
そういった土台を作った上で、運動をしたり生活リズムを整えることで効率的にダイエットすることができるのです。
ダイエットにありがちな無理な食事制限をしてストレスを感じるよりも、満腹感を得ながらちゃっかりダイエット、始めてみてください。