朝食の新定番!ミューズリーを食べて健康的にダイエット

おいしくて栄養豊富、おしゃれな朝食としてすっかり定番になったグラノーラ。ダイエット目的で食べている方も多いのではないでしょうか。

しかし、ダイエット中の朝食はグラノーラよりもミューズリーがオススメです。ミューズリーはグラノーラに似ていますが、よりヘルシーで高いダイエット効果が得られます。

グラノーラダイエットを試したけど痩せなかった・飽きてしまった・・・。そんなあなたのために、ミューズリーを使ったダイエット方法について詳しく解説いたします。

ミューズリーってどんなシリアル?グラノーラとの違いは?

専門店ができるほど人気のグラノーラに比べると、ミューズリーの知名度はまだ低いと言えます。名前は聞いたことがあるけれど、どんなものかよく知らないという方もいらっしゃるでしょう。

ダイエット方法をお教えする前に、そもそもミューズリーとは何か、グラノーラとはどう違うのか説明いたします。

加熱せず甘くないのがミューズリーの特徴です

ミューズリーは1900年頃、スイス人医師マクシミリアン・ビルヒャー=ベンナーがサナトリウムの患者の療養食として考案しました。アルプスの羊飼いの間に伝わる伝統食からヒントを得たとされています。

ちなみに、グラノーラも元々はサナトリウムの患者のために開発されたものです。1863年にジェームス・ケイレブ・ジャクソンがグラハム粉を使ったグラニューラを考案し、これが現在私たちが食べているグラノーラの起源になりました。

原材料に関してはミューズリーもグラノーラもほぼ同じであり、オーツ麦を中心とした穀物が主に使われています。大きく異なるのは製造方法です。

・ミューズリー
未調理の穀物にナッツ・ドライフルーツ・種子類などを混ぜ合わせたもの。
・グラノーラ
穀物とナッツ類に植物性油脂とハチミツやメープルシロップ等の甘味料を混ぜてオーブンで焼いたもの。ドライフルーツをトッピングすることも多い。

ミューズリーの最大の特徴は加熱処理と甘味料を加えていないことです。つまり、ミューズリーに油と甘味料を混ぜて加熱すればグラノーラができるというわけですね。

市販のミューズリーには砂糖やハチミツで調味されているものもありますが、基本的には無糖です。お菓子のような甘さのグラノーラと違い、ミューズリーは素材そのものの自然で素朴な味が楽しめると言えます。

ミューズリーがグラノーラよりもダイエットに向いている理由

ミューズリーとグラノーラの違いについては先ほど説明したとおりです。どちらも元々療養食だったので、体によさそうというのはイメージできると思いますが、ダイエット食として効果が期待できるかどうかも気になりますよね。

ここから先は、グラノーラがダイエットに向いていない理由とミューズリーのダイエット効果について説明いたします。

ミューズリーはグラノーラよりもずっとヘルシーなシリアルです

カントリーファームのフルーツミューズリーとカルビーのフルーツグラノーラの100gあたりのカロリーと栄養素を比較すると、以下のようになります。

カントリーファーム フルーツミューズリー
・エネルギー・・・356kcal
・たんぱく質・・・9.7g
・脂質・・・5.1g
・ナトリウム・・・22mg
・食物繊維・・・8.8g
カルビー フルーツグラノーラ
・エネルギー・・・446kcal
・たんぱく質・・・7.8g
・脂質・・・16.0g
・ナトリウム・・・188mg
・食物繊維・・・9.0g

食物繊維はグラノーラの方が若干多いですが、脂質は3倍以上の差があります。実は、グラノーラはヘルシーに見えて全くヘルシーではないのです。

1食分の量は同じでも、グラノーラは油と甘味料がたっぷり使われているので、その分カロリーが高くなります。ミューズリーは牛乳(コップ1杯分で134kcal)やヨーグルト(200gで124kcal)をかけても500kcal以下なので、非常にヘルシーです。

グラノーラに含まれる糖類は急激な血糖値の上昇を招くと同時にインシュリンを大量に分泌し、体内で消費しきれなかった糖を脂肪として蓄積します。急激に上昇した血糖値は下降も早く、すぐに空腹を感じるようになります。よって、グラノーラは血糖値が上がりやすいうえに腹持ちもあまりよくないため、ダイエット目的で食べるのはオススメできません。

一方、ミューズリーは糖類が含まれていないので、血糖値が急激に上がるということはありません。血糖値が緩やかに上昇すると、分泌されるインシュリンも少量で済み、脂肪が付きにくいです。また、サクサクしたグラノーラに比べるとかなり固いため、自然と咀嚼回数が増えます。ゆっくりと時間をかけて食べることで、少量でも満腹感を得やすく、腹持ちもよいです。

原材料がほぼ同じなので、含まれる栄養素に関してはどちらもあまり変わりません。食物繊維が豊富で便秘に効くという点も共通しています。

しかし、グラノーラは高カロリーで糖質と脂質が多く、食事と言うよりはお菓子に近いです。ミューズリーはカロリー・糖質・脂質を抑えつつ、様々な栄養をバランスよく摂取できるので、効率よく健康的に痩せられるダイエット食品であると言えます。

ミューズリーダイエットのやり方とおいしい食べ方

ミューズリーはグラノーラと同じ栄養素でありながら、よりヘルシーでダイエットに効果的である・・・ということは、これまでの説明でお分かりいただけたかと思います。

味の方は正直イマイチで、「鳥のエサ」と揶揄されることもありますが、工夫次第でおいしく食べることも可能です。それでは、ミューズリーを使ったダイエット方法をご紹介しましょう。

朝食をミューズリーに置き換えておいしくダイエット

方法はとても簡単。いつもの朝食をミューズリーに置き換えるだけです。腹持ちのよいミューズリーを朝に食べることで、1日分の食事量とカロリーを減らすことができ、ダイエット効果が得られます。

グラノーラの甘さと食感に慣れた方にとって、ミューズリーはおいしくないと感じるかもしれませんが、徐々に切り替えるようにしましょう。

牛乳やヨーグルトをかけて食べるのが最もポピュラーですが、ボソボソしすぎて食べづらいと感じるなら、前日の夜からそれらにミューズリーを浸しておいてください。こうすると、食感が柔らかくクリーミーになって食べやすいです。

甘味が欲しい場合は、ココアやハチミツをかけるとよいでしょう。酵素を手軽に摂れるフルーツと一緒に食べるのもオススメです。旬のフルーツを取り入れたり、牛乳のかわりに豆乳を使うなど、色々なバリエーションを試し、お気に入りの食べ方を探してみてください。

ミューズリーはダイエットに最適な朝食です

最後に、おさらいとまとめをします。

ミューズリーとグラノーラの違いは、製造過程で油と糖類を加えているかいないかという点です。

グラノーラは甘くておいしくけれど、カロリーが高く血糖値も上がりやすいのでダイエットには不向きというデメリットがあります。

ミューズリーの原材料はグラノーラと同じですが、油と糖類が含まれていないのでグラノーラよりもヘルシーかつ腹持ちがよいです。

ただし、いくらダイエットに効くと言っても、食べ過ぎたら当然太ります。さらに、ミューズリーは炭水化物なので、ダイエットを始めてもすぐに効果は出ません。

途中で飽きてしまわないように食べ方を工夫しながら、おいしく楽しくダイエットしてくださいね。

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