実はダイエットにいい?ポテトサラダで痩せる秘密
食事の中でサラダを食べる機会は多く、様々なサラダが食卓に登場するので、好きなサラダの種類は人それぞれでしょう。
中でもポテトサラダはサラダの中でも好きな人が多く、食卓でも多くの人が食べるメニューでもあります。
ゆでたジャガイモをつぶして、マヨネーズや他の野菜と混ぜて、盛り付けて食べられています。
ポテトサラダはおいしい料理ですが、その見た目から食べると太るのではと思われている料理でもあります。
実際にそう思われていますが、実はポテトサラダはダイエットにいいとされており、それを食べることで痩せることに期待されています。
カロリーを抑える!ジャガイモを食べたときの効果
ジャガイモは食べると太ると思われていますが、実は食べることによってカロリーの摂取が抑えられるといわれています。
ジャガイモは腹持ちがいいので、食べることで満腹感が得られ、ちょっと空腹を感じたときにポテトサラダを食べるといいでしょう。
ポテトサラダはカロリーは高めですが、食事の量を減らすことができるので、カロリーの制限ができます。
ジャガイモの腹持ちの良さは、ジャガイモのペプチド(アミノ酸のつながり)にその効果があり、ペプチドが小腸から働きかけています。
ペプチドが小腸を刺激し、コレシストキニンという満腹ホルモンが出て、脳の満腹中枢を刺激して満腹を感じます。
ジャガイモはご飯よりも満腹感が得られやすく、1個(160g)あたり約120kcalはご飯1膳(160g)約270kcalより低いです。
このことから、普段の食事でご飯を食べる量を減らして、代わりにポテトサラダを食べると効果が得られると考えられます。
腸内環境をよくする!ジャガイモに含まれているデンプン
ジャガイモを食べると小腸で働きかけて、満腹感が得られることは先ほど述べましたが、ジャガイモはペプチドだけが効果を発揮するものではありません。
ジャガイモにはデンプンが多く含まれており、そのデンプンは熱を通した後に冷やすと、一部が難消化性デンプンになります。
ポテトサラダはジャガイモをゆでて潰した後に冷やすので、難消化性デンプンができるようになり、表面が冷えることで固まり、大腸まで届くデンプンとなります。
難消化性デンプンが大腸まで届くようになることで、デンプンが善玉菌のえさになるため、善玉菌が増えて腸内環境がよくなります。
腸内環境が良くなることで胃腸が活発に動くようになり、基礎代謝が高まるようになり、痩せやすい体になっていきます。
ジャガイモは太ると考えられていますが、デンプンの働きによって腸内環境がよくなっていくので、食べると体がよくなる食材なのです。
カロリーは高いのに?マヨネーズに隠されたダイエットへの効果
ポテトサラダに使用されるマヨネーズは、半分以上が油でできているものなので、高カロリーな調味料です。
高カロリーなマヨネーズですが、実はダイエットに関する機能が含まれており、その機能がダイエットに影響を与えます。
マヨネーズを摂取すれば、油脂性ビタミンの吸収がよくなり、ビタミンA・D・Eなど野菜に含まれているビタミンが、体に吸収されやすくなります。
油脂性ビタミンは肌をきれいにしたり、カルシウムの吸収をよくして骨を丈夫にしたり、血行を良くして代謝を上げたりと、ダイエットにうれしい効果が期待できます。
ダイエットでは食事制限によって栄養不足になりがちですが、マヨネーズを使用するポテトサラダを食べれば、ビタミンの吸収がよくなります。
また、マヨネーズに含まれるタマゴは代謝を上げるアミノ酸を多く含み、使用されている酢には脂肪の燃焼を進めるクエン酸などの有機酸が多く含まれています。
痩せるために!ダイエットに最適なポテトサラダを作る
ジャガイモにはダイエットに効果的な機能がありますが、GI値が高いことが体にとって気を付けなければなりません。
GI値は血糖値の上昇度合いを示した数値で、数値が高いと血糖値が上がりやすく、ジャガイモは他の野菜よりも高く、ご飯の81に比べるとジャガイモは90と高めです。
血糖値が上がりやすいと脂肪になりやすいことにもつながり、インスリンが大量に出ることで、糖分を脂肪に変えていきます。
ポテトサラダをつくるときは、ジャガイモの欠点を補うために、食物繊維を多く含んだ野菜をたくさん入れるようにします。
食物繊維は腸内で糖分や脂質にからむため、それらの吸収が抑えられ、血糖値の上昇や脂肪の増加が抑えられます。
ポテトサラダによく入っているにんじんやコーンは、ジャガイモと同様にGI値が高いため、ダイエット目的では入れないほうがいいでしょう。
ポテトサラダを食事に取り入れることでダイエットに期待でき、作り方を意識することでさらに効果が期待できます。