足のむくみの原因と対処法、寝る前のマッサージが効果的!
女性であれば、脚を見せる機会が多く、きれいな脚を見せるために日ごろのケアを行うことが多いです。
足は体の重要な場所であり、歩いたり立ったりするのに欠かせない部位で、健康のためにも足のケアは重要です。
そんな足ですが、むくみができてしまうと見た目が悪くなってしまい、きれいな脚とは言えない状態になってしまいます。
足にむくみができると、体に様々な症状が現れ、病気になることがあるので、特に健康面においては気を付けなければいけません。
足のむくみができたとき、あるいはできる前にやっておくべきことを実践することで、足から健康を維持することができます。
血流に問題あり!足のむくみができる原因
足は体の部位の中でも最もむくみができやすい箇所で、血液の流れや水分のたまりやすさがその原因とされています。
心臓から遠く離れ血液の流れが悪くなりやすいこと、重力によって水分がたまりやすくなっていることが主な原因です。
立ち仕事やデスクワークなど、同じ姿勢で取り組むことが多いと、足の血液やリンパ液の流れが悪くなり、細胞の隙間に水分がたまりやすくなります。
疲労の蓄積や睡眠不足などによっても足がむくみやすく、血液を送り出す心臓の働きが低下することが影響しています。
歳を取ると足の筋力が低下する傾向にあり、血液を心臓に返すポンプの役割を果たす足の筋肉がうまく機能しなくなることでも、むくみができます。
足のむくみは一過性のものなら一晩寝ると収まることが多いですが、そうでない場合のものなら病気の可能性があります。
心臓や肝臓、腎臓などの調子が悪いと足のむくみが現れることがあり、足のむくみから病気と診断されることがあります。
解消できないと?足のむくみで起こる体の症状
足のむくみによって引き起こされる症状として、肝臓や腎臓の障害が疑われ、それはアルブミンという物質が関係しています。
アルブミンは血液中に含まれる物質で、栄養素の運搬や血液の浸透圧の調整といった機能を持っています。
アルブミンの量が低下すると、細胞と細胞の隙間にある水分を血管に取り込む圧力が弱くなり、水分が足にたまりやすくなります。
アルブミンは食べ物に含まれるたんぱく質から肝臓で合成され、腎臓でろ過されるので、その量が低下していると肝臓や腎臓に障害があると思われます。
足のむくみが治らない場合は、一度アルブミン検査を受けてみて、肝臓や腎臓の機能をチェックしてみましょう。
心不全は心臓が血液を送るときの圧力が弱まることで起こり、足の血行が悪くなってむくみができ、動脈硬化や心筋梗塞などの病気が見つかることがあります。
足の静脈の弁に障害があると下肢静脈瘤という病気になり、足のむくみから始まり、血管にこぶのようなものができてきます。
足のむくみはこれらの病気の可能性があるので、むくみが長く続くようなら病院で検診を受けることをおすすめします。
むくんだら行う!足のむくみを解消する方法
足のむくみができたら病気になる可能性があるので、むくみを解消する必要があるので、そのためにはマッサージが効果的です。
このときのマッサージは揉む方法ではなく、なでるように行うことでリンパ液の流れをよくしていく方法によるものです。
まず、両手をひざに軽く当て、脚の付け根にあるリンパ節に向けて桃をなでるようにしていき、表と裏を下から上へとなでていきます。
その次に足首からひざにかけて下から上へとなでていき、同様にふくらはぎをひざ裏に向かってなでていきます。
最後に足首から脚の付け根までなでるようにしていき、全体的にリンパ液の流れをよくしていき、表と裏の両面を行います。
このマッサージは床に座って足を伸ばすことでやりやすくなり、力を入れずに10回程度行うようにします。
むくみが出ないために!足のむくみを予防する方法
足のむくみができるまえに予防することで、きれいな足を維持することができ、むくみによる病気の予防にもつながります。
日ごろから次のようなことをすることでむくみの予防になり、これらのことを普段の生活で心がけるようにしましょう。
- 適度に運動をする
- 普段から階段を使用する
- 足の先を動かす
日ごろから階段を使うのは大変いいことで、階段の昇降は足の筋肉をよく使うので、血流を良くするのに最適です。
足の先を動かせばふくらはぎの筋肉に働きかけるので、座っている状態でかかとを上げ下げする、またはかかとを床につけてつま先を上げたり伸ばしたりすることで、血流がよくなります。
足のむくみができると健康に良くないので、むくみができたら解消する、むくみができる前に予防することが大事です。