ナスは意外に栄養が沢山!ナスの美容・健康効果を検証
皆様はナスという野菜をご存知でしょうか?
失礼しました。
ナスを知らない方などいませんね。言わずと知れた夏の代表格ナスですが、ナスの中にどれだけの栄養素があるかご存知でしょうか?
知っている方も多いかもしれませんが、ナスはとっても栄養のある野菜の一つなのです。
言わずと知れた夏野菜の代表格ナスが含むカリウムはとても多い上に安価で手に入りやすく、調理の幅もとても広いので使い勝手がいいですよね。
意外とナスが苦手!って方が多いのも事実。でもちゃんと知って欲しいナスの栄養と優秀さを語りたいと思います。
なんでこんな紫なの?!見た目にも理由があるんです!
ナスってぶっちゃけ見た目凄いですよね。
様々な野菜があるなかここまで個性を出せる野菜も少ないと思います。
でも、この紫色もちゃんと理由があったんです。
ナスが紫色なのはナス特有の『ナスニン』が含まれているからなのです!
いやいや、ナスニンってなんかのダジャレでしょ?とか思わないでください。ちゃんと理由があってナスニンって呼ばれています。
もっと詳しく説明しますと、ナスの皮が紫色をしているのはナスニンだけの力ではなく「アントシアニン色素」によって色が紫色になります。
その主要なものがナスニンと呼ばれます。もし、お子さんやお孫さんにナスってなんで紫色なの?と聞かれたら「ナスニンもしくはアントシアニン色素が含まれているからだよ」と答えれば間違いなしです。
ナスニンは日本産のナスに多く含まれている成分で、ナスニン(アントシアニン色素)があることで淡く綺麗なナス色とも言うべき紫色になります。
このアントシアニン色素はイチゴやブルーベリーなどの色の濃い果物含まれている事が多く野菜にこれだけ多くのアントシアニン色素が含まれている物は珍しいそうです。
昔は天然の着色料としても使われていたこともあったそうです。
ちなみにですが海外で多く出回っているナスは色が真っ白な物が多く、それにはナスニンが含まれていません。
日本のナスだからこそしっかりとした栄養のあるナスが食べることができるんですね。
ナスのちょこっと豆知識、ナスが美味しくなる話
ナスは栄養価が高い夏の野菜ですが、夏を過ぎると急に「秋ナスは嫁に食わすな」なんていわれますよね?
日本人な多くの方が一度は聞いたことがあるかと思いますが、この由来実は昔の姑さんの嫁いびりから始ったとされているんです。
「秋ナスはとっても美味しいから嫁に食わすなんてもたいない」
なんて言われるほど秋のナスは美味しいんです。
ナスは夏のイメージが強い野菜ではありますが実はナスは秋もとっても美味しいんです。
- 種が少ない
- 昼と夜の温度差で身が締まる
- 皮が薄く柔らかい
- アミノ酸や糖が増える
秋ナスとは言っているものの収穫時期は主に8~9月なので実際は夏野菜として扱われています。
少しお話は脱線しましたが、旬のナスは栄養が増えるばかりではなく水分量も増え柔らかく甘い野菜となります。
食感や色に嫌悪感を抱いている方もいるかと思いますが、それは調理次第で変わってくることもあります。
まずは挑戦してみても損はないかと思います。
ナスニンパワーとそれにも負けない他の栄養
ナスにはナスニンが沢山含まれていると散々言ってきたので理解していただけていると思いますが、実際にナスニンってどんな効果があるのか、他に含まれているナスの栄養と一緒にご紹介していきます。
ナスの成分のほとんどは水分です。そのほかにビタミンK、カリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維、葉酸などが含まれています。
よく聞く食物繊維などはまだわかりますが、葉酸ってなにってなりますよね。
葉酸は水性のビタミンB複合体で緑黄色野菜に多く含まれる成分です。そして、ナスは部類的には緑黄色野菜の仲間になるんです。
実はナスはお子様の成長手助けしてくれる上に辛い夏バテをも助けてくれる成分が一杯入ってました!
ナスって意外と知らない効果があったりするんですね。
- 成長速度
- 夏バテ予防
- 骨の健康に働きかける
- 貧血予防
これらの効果を全て含んでいるのはナスなのです。辛い夏に食欲がない、そんな時冷やしたナスをさっと薄切りにして塩揉みし浅漬けで簡単食べることができるのに、これだけの効果があるんです。
ナスの栄養をキープするための調理方法
ナスが栄養をたくさん含んでいる優秀な野菜だということはもう十分にご理解いただけたと思います。
ここからナスの栄養を生かすための注意点をいくつかご紹介します。
ナスの成分の多くは皮にあります。
当たり前といえばそうですがナスの栄養の目玉は何と言っても皮に多く含まれるナスニンです。
そのナスニンを生かすためにも皮ごと使う料理が好ましいです。
例えば「焼きナス」これはザ王道ですね。ナスの美味しさをストレートに感じることができます。ですがナス単体だと少し栄養が足りないかもしれません。
そこでカレーなど他の野菜も一緒にゴロっと入る料理がいいかなと思います。ただ調理の際は一つだけ気を付けて欲しい点があります。
ナスの下準備でアクを抜くためにナスを水でさらす工程があります。そのさいナスを長く水にさらし過ぎると折角のナスの成分が台無しになってしまうのです。
ナスの主な成分であるポリフェノールは水性の為長く水に浸かっているとその折角の成分が水に溶けだしてしまい台無しになってしまいます。
なのでアク抜きは長くとも15分以内ですませるようにしましょう。
世界のナスとナス消費量
皆様ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
ナスは栄養が少ないといわれがちですが実際は美味しくて栄養もちゃんとあります。
最後となりますが、そんなナスが世界ではどの位作られているかをご存知でしょうか?
ナスは主にアジア圏で食されており、生産量は1位は中国55%、お次の2位は意外なことにインド27%、3位はガクッと落ちますエジプト2.4%ととかなりの差があります。
日本は8位で0,64%となっています。やはり中国の生産量は圧倒的です。インドと合わせる世界の役80%とはこの二つの国で作られていました。
中国は中華料理なのでナスを多く使うイメージはありましたが、正直インドは意外です。それで調べてみたところインドも中国に負けないほどナスを使った食べ物が見つかりました。
ピクルスなどの付け合わせやナスをたくさん使った家庭料理など多種多様な料理がありますね。
ナスは日本だけではなく世界各地で愛されている野菜だとわかったところで終わりたいと思います。
このナス記事が少しでも皆様の知識に足しになれたら幸いです。