股割りダイエットの極意。下半身太りに悩む方に教えたい効果的方法
ウエストや二の腕はまずまずなのに、お尻や太ももは異常に太い!下半身がスッキリ痩せる方法はないの?こんな悩みを抱えている女性は多いはず。そんな女性たちに注目されているのが股割りダイエット。股割りはお相撲さんが強くなるためにどうしても欠かせない運動です。
この股割り、実は下半身痩せにも効果があるのです。でも、注意しながらやらないと、股関節を炒めることもあります。
股割りがなぜ下半身痩せに効果があるのか?どんなことに気をつけてやればいいのか?股割りの大事なポイントを調べてみました。
お相撲さんがやるイメージがある股割り。瘦せるって本当?
一人前の相撲取りになるために欠かせない股割り。入門したての力士はかなり痛い思いをして習得します。お相撲さんが股割りを必死で習得する理由は、柔軟性のある股関節をつくることにあります。股関節の可動域を広くすることで
- 怪我を防止する
- 安定した下半身をつくり、攻撃力を上げる
といったことができるようになります。相撲はバランスの崩しあいです。相手の押しに耐えて勝負に勝つには、下半身の安定がどうしても欠かせません。
最近では、この股割りがダイエットにいいとして注目を浴びています。股関節はたくさんの種類の筋肉がついています。ここの筋肉が硬いと血行が悪くなり、新陳代謝が悪くなってしまいます。
その結果、セルライトがつきやすくなったり、カロリーが消費されにくくなって肥満の原因になります。
細くなるだけじゃない!股割りには、こんな嬉しい効果も!
股関節まわりの筋肉が鍛えらると血流もよくなり、新陳代謝があがって下半身が細くなっていきます。血流が良くなるとむくみや冷え性が解消され、これも下半身太りを解消することに繋がります。
股関節付近にある筋肉を鍛えると、自然に上半身も細くなります。というのも、股関節の筋肉が硬いとウォーキングをしても、大またで歩くことが出来ず、腕も小さくしか振れないので、すぐ疲れてしまって長続きしません。
ダイエットして痩せようとしても、思うようにいかず、挫折してしまう可能性が高くなります。
股関節の筋肉が鍛えられると大またで大きく腕をふって歩くことができるので、長時間ウォーキングをしても疲れにくく、脂肪燃焼の効果もあがります。
さらに、股関節の筋肉が硬いと、腰痛になりやすいとも言われています。
骨盤の動きも悪くなり骨盤と繋がっている腰や背骨にも悪影響が出ます。腰痛に悩んでいる人は、ほとんどの場合股関節の筋肉が硬くなっています。意外と侮れませんね!
自己流の股割りは危険!正しいやり方をマスターしよう
とはいえ、お相撲さんのやっている股割りは、かなりハードです。実際、股割を始めたばかりの幕下のお相撲さんは涙さえ浮かべて鍛錬しています。
素人がいきなり180度ちかく脚を広げるのはかなり危険です。
股関節には筋肉だけでなく、腸骨大腿靭帯、坐骨大腿靭帯、恥骨大腿靭帯など多くの靭帯があります。靭帯には関節の可動域を制御する役割があります。股割りは靭帯に大きな負荷をかける運動です。
股関節が硬くなっている人がいきなり無理に負荷をかけると、靭帯を傷つける恐れがあります。
様々な本や動画で研究してもいいのですが、腰痛など体に不安がある人は、専門のトレーナーについて習うという方法もあります。自己判断で過剰な股割りをするのはやめましょう。
また、股関節が柔軟になりすぎると、後々困った症状がでることもあります。若いうちは筋肉でしっかり締め付けていますが、歳をとって筋肉が衰えてくると関節を支えるものがなくなって歩きづらくなってしまいます。
股関節を鍛えること事態は悪いことではありませんが、プロのアスリートのように180度の開脚を目指す必要はありません。
股割りの許容角度は人それぞれです。お相撲さんでも、ごくまれにですが、股割ができないまま土俵に上がる人もいるそうです。無理をせず、体を痛めないようにじっくりと鍛えましょう。