オタクによるオタク向けのダイエットと”オタクな”ダイエット
オタクにも色々あります。一般的なオタク・付き合いたくないオタク・許せる趣味としてのオタクなどの一覧で紹介していきましょう。
オタクには自宅系とお出かけ系があり、それぞれに適したダイエット法が考えられます。自宅系なら”ながらダイエット”、お出かけ系ならウォーキング、そのどちらもできないのならもっと簡単なダイエット法があることを紹介します。
また、マニアックなダイエット法も数多くあますので、そんな”オタクな”ダイエットも紹介しましょう。
最後に、オタク向けダイエットなら初めは簡単なものから始めて、安全性を確認してから徐々に”オタクな”ものに変えていけば良いのです。
一口にオタクと言われる仲間にも種々様々アルンデス!
オタクと聞いて思い浮かべるのが、好きなことを好きなだけしている太り気味の人ではないでしょうか。中には興味対象に論理的にのめり込み過ぎてかやせ細っている人も見かけられますが、多くの太り気味のオタクにはダイエットが必要かもしれません。
一般的には、オタクとは主にポップカルチャーの愛好者を指すと言われ、次のようなものに傾倒するのが元来のオタクでした。
- 漫画
- アニメ
- アイドル
- SF
- 特撮
- タレント
- パソコン
- コンピューターゲーム
- ミリタリー
- 模型
- 鐡道
- 格闘技
そして、世間の目は冷たいもので、何かにハマっているオタクに対して、勝手に”付き合いたくない「○○オタク」ランキング”などというものを集計しています。それが次のようなものです。
- 1位:アイドルオタク
- 2位:アニメ・漫画オタク
- 3位:車オタク
- 4位:科学オタク
- 5位:電車オタク
- 6位:料理オタク
- 7位:パソコンオタク
- 8位:映画オタク
- 9位:音楽オタク
はたまた、一方的に勝手な評価として、”女性が許せるオタク趣味ランキング”などというものもあります。それは、次のようなものです。
- 1位:映画オタク
- 2位:マンガオタク
- 3位:クルマオタク
- 4位:アニメオタク
- 5位:パソコン・ITオタク
- 6位:ゲームオタク
- 7位:鉄道オタク
- 8位:バイクオタク
- 9位:プラモデル・模型オタク
- 10位:アイドルオタク
- 11位:ミリタリー・サバゲーオタク
- 12位:特撮オタク
- 13位:フィギュアオタク
このランキングでは、”許せる趣味はなにもない”という回答が10%以上もいて、オタクに対する非常に冷たい世間の見方を垣間見ることができます。
こんなに多くのオタクさんたちにも、ダイエットへの興味はいくらかあるかもしれません。次からは、それぞれのオタクにあったダイエットについて見ていきたいと思います。
オタクを分類して実践するダイエット法のイロイロ
例えば、漫画・アニメ・SF・特撮・パソコン・コンピューターゲーム・模型などは”自宅系”の最たるものでしょう。これらは、ほぼ自宅にこもって活動に没頭している姿が目に浮かんできます。
一方、アイドル・タレント・ミリタリー・鉄道・格闘技などがどちらかというと”お出かけ系”のオタクとなります。いずれも、その対象を見るためや経験するために、自宅を出て外へ出かけていく必要があるからです。
しかし、個々のオタクの活動を見ていくと、漫画オタクであっても自宅で漫画に没頭するばかりでなく、大規模なコミック同人誌の即売会「コミケ=コミックマーケット」にお出かけすることもあるでしょう。その他の自宅系オタクにも、様々なイベントが開催されているので、時は”お出かけ系”になることもあるのです。
逆に、”お出かけ系”のオタクの活動でも、お出かけして集めてきたグッズを自宅で楽しむなどという”自宅系”の要素も併せ持ってはいます。
いずれにして、”自宅系”オタクには自宅でできるダイエット法、”お出かけ系”オタクにはお出かけした時にできるダイエット法があります。また、そのどちらもいやだというオタクには、もっと簡単にできるダイエット法もあるのです。
オタクにだって実践できるお薦めの”ながらダイエット”
アニメ・アイドル・SF・特撮・タレント・鉄道・格闘技のように、DVDやブルーレイなどの鑑賞ソフトがあるオタクには、”ながらダイエット”がむいています。
自分がハマっているものに鑑賞ソフトがあれば、それを自宅で視聴することができます。その視聴時間を利用して、ただそのソフトを鑑賞するだけでなく、同時に何らかの運動系のダイエットをすれば良いのです。
例えば、”踏み台昇降運動”などはソフト鑑賞しながらでも簡単にできるダイエット法です。これを実践することによって現われる効果は、減量・下半身の引き締め・ウエストの引き締め・冷え症改善・便秘改善・肩こり解消・ストレス解消などで、ダイエット効果だけではありません。
一般に踏み台昇降運動には専用の踏み台が必要なのですが、これを購入すると数千円の出費となってしまいます。しかし、読み終わった雑誌などを10~20センチくらいの厚さに束ねてやれば、簡単にこの踏み台の代用にすることができるので、お金をかけることも不要となります。
踏み台昇降運動の基本ステップは、次のような手順で行ないます。
- 手順1:右足を台に乗せる。
- 手順2:左足も台に乗せる。
- 手順3:後ろに右足を降ろす。
- 手順4:後ろに左足も降ろす。
- 手順5~8:左右の足を替えて手順1~4を行なう。
- 注意1:姿勢を正して、呼吸をちゃんとする。
- 注意2:1分間に40~60回のペースから始める。
この他にも、”ながらダイエット”としてできる運動は、以下のようにたくさんありますので、参考にしてみてください。
- ”ながら”スクワット
- ”ながら”フラフープ
- ”ながら”バランスボール
- 椅子を使った下腹トレーニング
- つま先立ちエクササイズ
- 片足上げエクササイズ
- アキレス腱伸ばし
お出かけ系のオタクでも工夫次第でダイエットにナル!
”お出かけ系”のオタクにお薦めのダイエット法は、現場に行くまでの行程を歩きにするウォーキングです。
例えばダムオタクの皆さんは当然ダムを見るためにダムのある現場へ行くものと思いますが、一般的にダムというものは山奥に建設されているのが当然で、そこまでのアクセスはきっとかなりハードなものと思います。
一番人気の「黒部ダム」の場合は、最寄りの駅からダムまでは徒歩およそ5分くらいとあまり長くは歩きません。しかし、埼玉県の「浦山ダム」の場合は、最寄りの浦山口駅から30分ほどの登りの徒歩を選択することもできます。
このように、ダムオタクにお薦めのダイエットとしては、最寄りの駅・バス停・駐車場から簡単なアクセス方法を採らず、多少大変でもほど良いウォーキングとなるような方法(徒歩)や遠回りのコースを選択すると良いでしょう。
このことは、鉄道オタクのなかでも”お出かけ系”となる、鉄道写真撮影する「撮り鉄」、途中下車で周辺を観光する「降り鉄」、廃止された鉄道路線を訪ねる「廃線鉄」でも応用はできます。それぞれに撮影スポット・観光名所・廃線跡までのウォーキングでダイエットを試みましょう。
ダムオタク・鉄道オタクに限らず、”お出かけ系”オタクとしては、様々な所で開催されるイベントには、なるべくその場所までの徒歩によるアクセスを採りいれると、支援とダイエットになっていくのです。
”オタク活動”で忙しすぎるオタク向けの簡単ダイエットがコレだ!
いくら何かをしながらでもできるダイエットだとか、オタクの現場にいくまでにできるウォーキングがあると言っても、やはり”オタク活動”が忙しすぎてそんなことはやっていられないという人は、当然のことながらいると思います。
そんなオタクの人には、もっともっと簡単にできるダイエット法があります。
”オタク活動”が忙しく、オタク現場へのウォーキングもできそうにないというオタクにお薦めの超簡単ダイエットは、普段の生活の中でできることになります。
そんな超簡単ダイエットには、次のようなものがあります。
- 食べる順ダイエット
- ヨーグルト置き換え
- 踵上げ
- 脚裏伸ばし
- ドローイン
- お風呂ダイエット
- 腹式呼吸
いくら”オタク活動”が忙しいからと言って、しっかりと食事は摂らなければいけません。そこで、この食事の摂り方に一工夫するだけでダイエットになるのが、”食べる順ダイエット”なのです。
”食べる順ダイエット”の基本は、食物繊維→タンパク質→炭水化物の順番で食べるということです。そして、食物繊維の中でも生野菜や漬物→茹で野菜→炒め野菜の順が良く、タンパク質は植物性→動物性の順、他に汁物があれば食事の一番最初に飲んで満腹感を助長すると良いでしょう。
”ヨーグルトダイエット”は、1日1食をヨーグルトに置き換えるものです。栄養バランスを崩さないため、2食以上の置き換えはお薦めできません。
”踵上げ”や”脚裏伸ばし”は、歯磨きの時などの立っている状態の時いつでも実践できます。”踵上げ”はつま先立ちでふくらはぎを鍛えて脂肪燃焼を助け、”脚裏伸ばし”は片足ずつ足を上げてアキレス腱を伸ばす感じにして、下半身のむくみを和らげます。
”ドローイン”は、お腹に力を入れて呼吸をしてインナーマッスルを鍛えられるので、仕事中でもこっそり実施することができます。他に、お風呂の時間は”お風呂ダイエット”代謝アップ、就寝前には”腹式呼吸”でリラックスしてダイエットへと繋げることができます。
これはもう超マニアック!”オタクな”ダイエットの数々
オタク向けのダイエットにも色々あるのと同じくらい、ダイエット自体が超マニアックで”オタクな”ダイエットになっているものあって、とてもお薦めできない場合が多くあります。
その最たる”オタクな”ダイエットは何と言っても「絶食」でしょう。元々は宗教的な行為であった絶食は命に係わるものなのでとても難しく、一般的にはまずお薦めできるようなものではありません。
この絶食から派生した大変人気のある「断食ダイエット」というものもありますが、健康面での効果・メリットが多い反面、計画的・段階的に進めるのに手間がかかるので、非常に気を遣うダイエット法です。
絶食・断食に次いで”オタクな”ダイエット法としては、食事制限ダイエットがあります。このダイエット法では脂肪燃焼と体調改善の効果が得られる反面、リバウンド・栄養不足・体脂肪率の低減無しというデメリットも潜んでいるのです。
一口に食事制限ダイエットとは言っても、それには次のようにいくつかのタイプがあります。
- 糖質制限タイプ
- 置き換えタイプ
- 食べる順タイプ
- 間食禁止タイプ
- 一食抜きタイプ
そして、これら食事制限ダイエットには、以下のような”オタクな”ものがたくさんあるのです。
- 単食ダイエット
- 温野菜ダイエット
- 糠漬けダイエット
- 舞茸ダイエット
- 納豆ダイエット
- 蕎麦ダイエット
- 唐揚げダイエット
- クッキーダイエット
- フリーズドライスープ断食
- 味噌汁ダイエット
- 飲み物だけダイエット
- 昆布茶ダイエット
- 白湯ダイエット
- 水ダイエット
”オタクな”ダイエットの実践の仕方はコウだ!
世の中に溢れる”オタクな”ダイエットは、ちゃんと効果があるものなのでしょうか。そのいくつかについてやり方や効果・問題点などを見ていきましょう。
まず最初に確認するのが、究極の”オタクな”ダイエットから派生した「断食ダイエット」です。まず、このダイエット法で現われる効果を見てみると、以下のとおりの4つのポイントが考えられます。
- 体脂肪分解による減量
- 悪玉コレステロール値の低下
- デトックス効果
- リラックス効果
但し、断食するには人によって向き不向きがあり、無理に行なうと健康を損なうこともあります。また、断食前後では暴飲暴食を控える必要があり、断食中は水分補給を欠かせないのです。
断食を始める1~2日前の準備期では、胃腸に負担をかけない食事を腹八分目くらいに摂り、アルコール・刺激物・菓子類の飲食を避け、断食開始前夜の夕食はお粥・スープ・ドリンクなどとしなければなりません。
実際の断食期は基本的には1日とするのが多く、この日は水分の補給のみとして固形物は一切食べないようにします。大事な水分は、水以外にもジュース・スムージー・その他ドリンク類などを飲んでもかまいません。
断食後の1~2日は回復期となります。この時には、断食が終わったからといってすぐに普通の食事を摂るのではなく、お粥・スープ・ヨーグルトなどの胃腸に負担のかからないものを飲食するのです。
回復期最後の夕食では、普段の食事の半分くらいの量を目安に固形物を食べるようにします。このようにして、断食ダイエットは3~5日間の日程で行なうことができます。
「断食ダイエット」は、焦ることなく徐々に始めて徐々に元に戻していくのが重要で、焦り急ぎ過ぎるとリバウンドや体調を崩すなどの問題を引き起こしかねません。
「蕎麦ダイエット」は、太りにくい炭水化物であるそば粉が原料であることが決め手で、他にビタミンB群は代謝を良くし、食物繊維が便秘解消も促してくれるダイエット法です。そして、そばの出汁をかつお出汁とすれば、アミノ酸ヒスチジンが満腹中枢をしげきするので、少ない量で満腹な気分になれるのです。
そのやり方はとても簡単で、1日の食事の1~2回の主食をお蕎麦に置き換えるだけです。但し、ダイエット効果があるからといって蕎麦を食べ過ぎたり、天ぷらを食べたり出汁を飲み干すたりすれば、当然カロリーが高くなってダイエットは失敗してしまいます。
「水ダイエット」の基本は、水をこまめに飲むというものです。その水の量は体重の4%が目安でとても大量で、冷やしたりせずに常温のものを飲むというのが絶対に守るべきルールとなっています。
水を飲むタイミングは、朝起きた時と食事前です。特に食事前に水をたくさん飲むことによって、食事量を減らすことができるのです。
水ダイエットのメリットは単純・基礎代謝アップ・便通改善・食欲抑制・むくみ解消などがありますが、ミネラルウォーターか白湯を飲む必要があり、一気に飲むことはせず、甘い飲み物は避け、過剰に飲むことは厳禁などという注意点があります。
まずは簡単ダイエット!徐々に安全で”オタクな”ダイエットへ
オタクと言われる人にとって、オタク活動が忙しすぎてか、ダイエットにまったく興味が無いためか、さほどダイエットをしようと思わないことなのかもしれません。しかし、一旦ダイエットにはまってしまうと、こんどはダイエット自体がオタクの対象となって、深みにはまってしまいかねないのです。
多くのダイエットというものは、自然な状態を無理やり変化させているところもあるので、やり過ぎてしまうと様々な問題を生じてしまいます。特に、オタクと言われる人たちは何か興味あるものにはまっている人なので、過激なダイエットにもはまってしまう可能性も高いのです。
過度なダイエットは必ず失敗します。なので、なるべく最初は成功しやすい極簡単なダイエットに挑戦して、少しばかりの達成感を味わって、その成功体験を身に付けるのが良いでしょう。
簡単なダイエットに成功したら、次はもう少しレベルを上げて、やり方は少し難しくても効果は高くなるものを試してみましょう。そのようにして成功体験を重ねていけば、より難しいダイエットも成功させる忍耐強さがでてくるものです。
オタク向けダイエットを上手に成功させるには、初めは”ながらダイエット”などの簡単なものから始めて、こりすぎて体調不良とならないように、安全性を確認してから徐々に”オタクな”ものに変えていけば良いのです。