ダイエット中に暴飲暴食で自己嫌悪…そんな時の身体メンテナンス法
ダイエット失敗の原因でよく聞く暴飲暴食。頑張ってダイエットを続けていたけど、ついつい食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまってダイエットを断念…なんて経験、ありませんか?
社会人になると急な飲み会が入ることもあります。食べ過ぎないように気をつけていても、周りの人が楽しそうに食べたり飲んだりしていると空気を読んで一緒に食べてしまう、なんてこともあると思います。
翌日、体重が増えているのを見るとそれだけで気分が落ち込んでしまいますが、実は諦めるのはまだ早いんです。暴飲暴食してしまっても、その後の対処をしっかりすればダイエットに失敗することはありません。その対処法についてお教えいたします。
ダイエット中の暴飲暴食も安心!しっかり対処すれば取り戻せます
つい食べ過ぎてしまったり、会社や友人との付き合いで外食してきたあとダイエットを諦めてしまう人が多いですが、1日かけてリセットすれば暴飲暴食してしまっても体重は元に戻せます。
暴飲暴食をした翌日に対処するなら1日かけて、2日後に対処するなら2日かけて実践するといいでしょう。対処は早ければ早いほど良いので、2日以内の行動を目標にしてください。
では何をすればいいのか。
答えは、1日の摂取カロリーを抑える、です。それだけ?と思うかもしれませんが、たったこれだけでOKなんです。
普段の食事量の8割程度に抑えて食事をすれば、1日で取りすぎたカロリーを相殺できますし、暴飲暴食後の胃袋の膨張を防ぐことができます。
ダイエットは1日3食きちんと食べることをオススメしますが、食べ過ぎた日の翌日になっても満腹感が続くようであれば、3食にこだわらず空腹を感じるまで待っても構いません。ただし水分補給はしっかりしてください。野菜ジュースや果物ジュースがあればさらに良いです。
また、朝食を抜くと昼食・夕食を食べ過ぎてしまう傾向があるので、そこは注意してください。リセットできずにまた食べ過ぎることになってしまうので、リセット日は摂取カロリーを抑えることを忘れないようにしましょう。
リセット日に軽い運動をするのもオススメです。普段はエスカレーターを使っているところを階段で上ってみるなど、そういう些細な運動で構いませんので、積極的に身体を動かすようにしてみてください。
ダイエット中の暴飲暴食~タイプ別の対処法について~
暴飲暴食をしてしまっても、リセット日をつくって摂取カロリーを抑えるようにすれば大丈夫とお伝えしました。ここではさらに具体的に、暴飲暴食後に身体に表れる特徴別に、リセット日に行う対処法についてご紹介していきます。
食べ過ぎた日の翌日、太って見える場合……
食べ過ぎた日の翌朝、鏡を見てみるとお腹がぽっこり膨らんでいる…ということありますよね。体重を量ってみると当然のように増えていて嫌気が差す、ということもあると思いますが、何も心配ありません。
なぜならそれは単純に、食べ過ぎた分を胃が消化しきれていないだけだからです。胃に溜まっているものを消化できれば、ぽっこりお腹も体重の増加も解消することができます。
そのためには、食物繊維を多く摂るように心がけましょう。食物繊維は便通を良くする働きがあるため、胃の消化を助けてくれる効能があります。
また、冷たいものよりも、あたたかい食べ物や飲み物をとるようにするといいでしょう。身体が暖まると代謝が良くなり、内臓の活動も活発化します。胃に溜まった食物の消化が促進されるので、なるべくあたためた食べ物、飲み物をとるようにしましょう。
食べ過ぎた日の翌日、手足や身体がむくんでしまう場合……
食べ過ぎたり飲み過ぎたりした翌日、身体全体がむくんでしまうことがあります。これは血液中の塩分濃度が高くなると起こる現象で、水分を細胞に取りこんで塩分濃度を薄めようとするため、身体全体にむくみが表れてしまうのです。
むくみは水分を必要以上に溜めこんでしまっている状態のため、体重も増加してしまいます。しかしむくみを解消すれば体重も元に戻ります。むくんでいるな、と思った場合はむくみを解消できるように取り組みましょう。
そのためにはカリウムを摂取するようにしてください。カリウムはナトリウム(塩分)の排出を促す効果があるため、むくみ解消に最適な栄養素です。カリウムはきのこ類や野菜、果物、芋に多く含まれているので積極的に食べるようにしましょう。バナナは含有量も多く、手軽に食べることもできるのでオススメです。
むくみ解消のため、カフェイン入りの飲み物を飲んで利尿作用を促すこともオススメです。コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるカフェインは利尿作用があるので、カフェインをとって体内に溜まりすぎた水分を排出するようにしましょう。
このとき身体を冷やさないためにも、できればあたたかいものを飲むようにしてください。
また、湯船に浸かるのもむくみ解消方法としてオススメしています。お風呂に入るとき、シャワーだけですますのではなく、できるだけ湯船に浸かって身体を温めるようにしましょう。新陳代謝と血行が促進されるので、溜まりすぎた水分が排出され、むくみが解消されます。
お風呂のなかでマッサージをするとより効果的なので、ぜひ試してみてください。
食べ過ぎた日の翌日以降、脂肪が溜まりやすい場合……
食べ過ぎた翌日以降はしっかり対処を行わないと脂肪が溜まりやすくなってしまいます。脂肪の元となるグリコーゲンは過剰に摂取したブドウ糖から24時間かけて生成され、後に脂肪として蓄えられます。
食べ過ぎると太るのはこれが原因ですが、裏を返せば、24時間以内にブドウ糖を消費させることができればグリコーゲンとならず、脂肪として蓄積されることはありません。
そのため、リセット日にはブドウ糖の消費と必要以上の摂取を抑えるようにしましょう。
ブドウ糖の消費には有酸素運動が有効的です。ジョギングやウォーキング、エアロビクスなど、比較的ゆったりした運動を継続的に行うものが有酸素運動となります。筋トレなどの無酸素運動よりもブドウ糖の消費が見込まれるので、できるだけ有酸素運動を取り入れるようにするといいでしょう。
カロリー摂取を抑えるため、海藻類や果物、寒天などに含まれた食物繊維をとることもオススメです。これらの食物繊維は胃の中で水分を吸って膨らむため、満腹感を得やすく、食べ過ぎを抑制させることができます。
暴飲暴食してしまったあとはカロリーの摂取を抑える必要があるので、カロリーは低めに、水分は多く摂取するように心がけてください。
これで暴飲暴食も怖くない!ダイエットを無理なく続けよう
ダイエット中だからと気をつけていても、どうしても食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまう日はあると思います。付き合いの飲み会に行ったり、誘惑に負けてついつい食べ過ぎてしまったり…。
でもそのあとの対処をしっかりすれば体重はすぐ元に戻すことができます。言い換えれば、たまにハメを外すくらいなら問題ないということになります。
ダイエットを続けていると、カロリーの高い食べ物を無性に食べたくなるときがありませんか?お腹いっぱい思う存分食べたい…なんて時もあると思います。
そんなときは我慢せずに食べてしまいましょう。無理な我慢はストレスを生んでしまいます。ストレスは血管を収縮させ、代謝を低下させるため、痩せにくい身体になるとも言われています。
たまには羽を伸ばして好きなものを食べる日を設けるのも、ダイエットを成功させるコツの一つです。1日好きなものを食べる日を設けたら、翌日は食べる量を抑えて脂肪を蓄えないようにし、身体の調子を整えるようにしましょう。
暴飲暴食してしまっても怖くありません。無理なくダイエットを続けていきましょう。