めまいは過度なダイエットによって引き起こされる!原因と対処法
ダイエットで体重が落ちてから、めまいがするようになった人はいませんか。そのダイエットは失敗かもしれません。
ダイエットで注意するべきことは、バランスよく栄養素を摂取し、カットしていくことです。例えば、炭水化物ダイエットなど、一部の栄養素を極端に制限するダイエットが流行っています。制限をかけてコントロールする事は良い事ですが、注意しないとめまいが起きる事があります。めまいを甘く見ないで、健康的にダイエットしましょう。
めまいが起きるのは、食事制限による栄養不足
ダイエットで一番結果が出やすいのが、食事量を減らす食事制限です。
そもそも太る原因は、摂取カロリーより運動カロリーが少ないことによって、余分な脂肪が蓄積されるからです。それを、逆転させて、摂取カロリーを抑える食事制限ダイエットを行えば、ほぼ誰もが痩せる事が出来るのです。
痩せる為には、低カロリーの食事にすることは非常に大切ですが、それ以上に、バランスよく栄養を取る事にも努めなければなりません。
栄養不足は、めまいや貧血などを引き起こし、身体が危険な状態になることもあるのです。
にわかベジタリアンのダイエットは成功しない
すぐに結果が出したくて、絶食や食事制限でダイエットを始める人は沢山います。肉などの動物性食品、米などの炭水化物を、大敵の様に避ける食生活は、にわかベジタリアンの様です。
ダイエットに関係なく、元々ベジタリアンである人は、たんぱく質は大豆で摂取するという様な事は、きちんと理解しています。一方で、ダイエット目的のにわかベジタリアンは、野菜だけを食べ、栄養バランスは完全に無視して、体重の増減ばかりを気にしているのです。
カロリーの低い料理を食べ続ける事で、一時的に体重は減量しますが、ある時、全く減量しなくなります。
めまいを起こす貧血状態の身体からは、これ以上身体を危険にさらさない為に、体重が減量しなくなるのです。当然、ダイエットは成功しません。
ダイエット時のめまいを解消する食べ物はコレ!
めまいの原因は様々ですが、ダイエットを始めてめまいが起こる様になったのであれば、ひとまず食事制限は辞めて、食事を見直しましょう。
ダイエット時のめまいの原因の多くは栄養不足です。ご飯やパンなどの糖質の多い食品を取れば、めまいは緩和されます。また、鉄分不足になっている事も多いので、ヘム鉄の多く含まれるレバーを食べる事をお勧めします。
鉄分には、動物性食品に含まれるヘム鉄と、植物性鉄分に含まれる非ヘム鉄があります。
効率よく鉄分を吸収するのは、ヘム鉄になりますので、レバー、ハツといった動物性食品から積極的に摂取しましょう。
めまいがある時に食べない方が良い食品
ダイエットを行って起きためまいの解消には、積極的に食事を取る事が最優先になります。その際には、できるだけ食べない方が良い食品があります。それは、チョコレートです。
チョコレートは多くの糖と一緒にカフェインを含んでいます。
カフェインは脳の働きを活発にし、興奮状態にします。通常、めまいの場合は脳をリラックスさせる様に、安静にするのですが、その際にカフェインを摂取すると、めまいを悪化させる場合があります。チョコレート、コーヒー、コーラなどカフェインの多いものは控えるようにしましょう。
めまいは、糖質制限ダイエットでも起きる
食事の質を落とさず、太るもとの「糖質」を制限する糖質ダイエットが近頃では人気があります。米、パン、麺、甘いものを控えるだけで、ダイエットできるので手軽さがあります。減量の効果は表われやすいですが、過度な糖質制限は、めまいなどを引き起こしますので注意が必要です。
また、お菓子やお酒には人工甘味料などを使って糖質ゼロを売り文句に、多くの食品が出回っています。
健康を維持できる糖質制限は、4割カットがベスト
糖質は、身体の力の基になります。食品の栄養素を、焚火で例えた場合、たんぱく質を着火剤とするならば、糖質は薪です。この薪が全くない状態では、摂取したたんぱく質は、エネルギーに変える事が出来ない為、糖質の替わりに、身体の筋肉から薪になる栄養素を削ぎ取ります。この状態が続くと、筋力低下やめまいを引き起こします。
糖質を制限する場合は、身体の筋肉を低下させない為に、たんぱく質や、脂質は多めに摂取することがベストです。
早く結果を出したい為に、糖質を完全カットしてしまうと、身体の根幹から痛める可能性がありますので、糖質制限は4割程度に控えるのが、上手にダイエットするコツと言えます。
糖質を減らしたら、たんぱく質や脂質はお腹いっぱい食べよう
減らした糖質の代替として、たんぱく質や脂質を多めに摂取しましょう。通常、ダイエットをするなら、満腹まで食べないでガマンする事も大切とされますが、たんぱく質や脂質は、お腹いっぱいまで食べても大丈夫です。
たんぱく質や脂質は、満腹中枢を刺激する物質が出る為、沢山食べたとしても、食べ過ぎにならない様なメカニズムになっているのです。
対照的に、糖質は空腹感を刺激する物質が出る為、食べれば食べるほど、もっと食べたくなるメカニズムになっています。
めまい予防には、質の高い睡眠も必要
ダイエット中のめまいの多くは、厳しい糖質制限によるものであることが多い様です。先にも述べましたが、糖質制限は4割程度に控えて、たんぱく質や脂質を積極的に取りましょう。めまいは、バランスの取れた食事で予防する事が出来ます。その他に、睡眠があります。
特にダイエット中で、食事制限もしている場合は、しっかり睡眠を取る事で、身体の疲労感を取っておくことが大切になります。
眠る事でストレスの緩和にもつながりますから、どうしても食べたくてたまらない夜は、早めの就寝もダイエットのコツと言えます。
22時に眠ることで、めまいを防いで、筋力アップ
糖質制限中は、タンパク質と脂質を十分に取る事で、筋肉を落とさずにダイエットする事が出来ます。栄養素の効果的な利用方法としては、筋トレを併用すれば、筋力がアップし、スタイルが良くなります。そこに、睡眠を併用して下さい。
人間の身体は夜22時~24時の辺りで細胞分裂が活発になります。この時間帯に眠る事で筋肉を効果的に増やし、体力を温存しますので、めまいの予防にもなります。