ダイエット中の肌荒れ原因。しっかり栄養を採ってますか?
きれいになるためにダイエットをするという女性の方は多いと思います。しかしながら、同時にダイエットによってお肌が荒れてしまうことがあるのではないでしょうか。
本記事では肌荒れを防ぐダイエット方法を紹介します。ぜひ、活用してください。
ダイエットが肌荒れを引き起こす理由
なぜ、ダイエットによって肌あれが引き起こされるのでしょうか?
実は無理な食事制限、栄養バランスの偏り、運動不足・・などによってダイエットに伴う肌荒れを招いてしまいます。
ダイエットに伴う肌荒れの原因について見ていきましょう。
食事制限と栄養バランスの偏り
太らないための方法はいろいろありますが、真っ先に思い浮かぶのは食事の制限ではないのでしょうか。
確かに食事を制限すれば痩せます。しかし単なる食事制限では「健康的」でもなければ「美容」の面でもよくないのです。
例えば、健康的な美肌を保つためにはたんぱく質が欠かせません。たんぱく質が含まれているお肉や魚などの食事を制限しすぎると肌あれを招いてしまうのです。
また、痩せるために朝食のパンやご飯を抜いてしまう。そんな女性の方もいると思います。
しかしながら、パンなどの炭水化物を抜いてしまうと今度は体はたんぱく質をエネルギー源にしようとします。
この結果、お肌に必要な成分であるたんぱく質が十分供給されずに肌荒れを招いてしまうのです。
野菜類をダイエット中に食事制限する方は少ないかもしれませんが、なかにはダイエットのために野菜を抜く人もいるでしょう。
野菜類のなかにはビタミンAといわれる肌を保護する働きをもつ栄養素があります。もし、ビタミンAの摂取を少なくするとお肌が傷つきやすくなってしまいます。
ダイエットのための食事制限や偏食によって美肌を維持するのに必要な栄養素の摂取を怠ってしまうことにつながります。この結果ダイエット中の肌あれをまねくといえます。
ダイエットの際には食事制限や偏食に注意してください。
食制限以外よって引き起こされる肌荒れ
上記の食制限や栄養バランスの偏りは確かにダイエット中の肌荒れを引き起こす要因です。
しかし、ダイエット(=食生活の変化)そのものではなくとも間接的に肌荒れにつながることがあります。
ダイエット中にはストレスがつきものです。もっと食べたいのに食事を減らしてしまってストレスがたまると肌の生まれ変わりとされるターンオーバーの周期をみだしてしまいます。
便秘や寝不足も肌のターンオーバーに影響して肌荒れをまねいてしまいます。
私たちの肌は常に生まれ変わっています。表皮の内部で新しい皮膚細胞が作られると古い細胞は押し上げられ角質となって排出されます。
このきれいな肌への生まれ変わりとなる肌の代謝をターンオーバーといいます。
美肌のためにダイエット中に摂取すべき栄養素
せっかく痩せても無理な食事制限や偏食、ダイエット中のストレスに悩まされて、肝心の「キレイになる」を見失わないために、健全で健康的なダイエットを心がけましょう。
美肌を保ちながらダイエットをする際にに特に必要となる栄養素をあげます。
- たんぱく質
- ビタミンA
- ビタミンB群
たんぱく質
肌の弾力を維持するにはコラーゲンが必要です。コラーゲンはたんぱく質から構成されておりますので、たんぱく質が不足してしまうと、肌の弾力が維持できなくなってしまいます。
その他肌の保湿に必要とされるヒアルロン酸もたんぱく質でできております。
良質のたんぱく質を含む食品には肉、魚、卵、大豆、ヨーグルトなどの乳製品がおすすめです。
たんぱく質には肉類や魚類、卵などの動物性のたんぱく質と豆腐や納豆などの大豆製品に代表される植物性たんぱく質があります。
どちらも大事ですが、植物性たんぱく質は動物性たんぱく質にくらべると半分ほどのたんぱく質しか含みません。
そのため、 美肌のために毎食接取しましょう。
肉、魚、大豆、ヨーグルトなどをぜひ毎日欠かさず食べてください。
ビタミンA
ビタミンAは日本人に最も不足している栄養素です。
シミやシワ、たるみの原因を防いでくれます。また紫外線による肌のダメージからも守ってくれます。
ビタミンAを豊富に含む食材としてうなぎ、緑黄色野菜があげられます。
特に緑黄色野菜には体内でビタミンAに変化するベータカロテンが豊富に含まれています。
緑黄色野菜として、にんじん、ホウレンソウなどがよいでしょう。
食事の際には炒め物などして油成分と一緒に食事を摂るとビタミンAの吸収が高まります。
緑黄色野菜の摂取、たまには炒め物で食べて効率よく栄養の接種をしましょう。
ビタミンB群
美肌のためにはビタミンも大事です。特にビタミンB群を意識して取り入れましょう。
ビタミンB群は新陳代謝の働きを促進させる働きがあり肌のターンオーバーを助けニキビなどの肌あれに効果があります。
ダイエットとは、摂取した食物の「代謝」を効率的に行うことで初めてうまくいきます。
ビタミンB群はこの効率的な代謝のために必須なのです。
ビタミンB群のなかでもうなぎ、牛、鶏、豚のレバー、などに含まれるビタミンB2は「美肌ビタミン」と呼ばれ、滑らかに整った肌の維持に働きます。
さらに、ダイエット中のストレスに関してもビタミンは影響を及ぼします。
私たちが摂取するご飯やパンなどを栄養素に変える際にビタミンB群は必要となります。
これらが不足しているとせっかく食べた炭水化物を栄養に変えることができず、疲労しやすくなったりストレスによる過食を引き起こす可能性があります。
体内に備蓄できる栄養素もありますが、ビタミン類は消費が激しく体内にあまり備蓄できないので毎日摂る必要があります。
体内に備蓄できないビタミン類を美肌の維持のために毎日摂取しましょう。
栄養素はチームで働くもの。1種類でも接種が不十分だと他の栄養素が摂れていても美肌に役立ちません。
だからこそ日々の食生活をバランスよくさままざまな栄養素を含めて食事することが大切です。
運動によるダイエット
日々の食生活のほかにダイエットでは適度な運動が大切になります。
ウォーキングやランイニングのように強度が低い運動を長時間行うと、体内では主に体脂肪がエネルギー源として使用されます。
運動することのメリットとをあげます。
①寝ている間にカロリーが消費される
寝ている間は汗もかくし内臓も機能します。この結果、睡眠時にも消費されるカロリーがふえて「痩せやすい体」になります。
②便秘改善
便秘はダイエットにも美肌にも悪影響を与えます。本来排出されるべき不要なものが溜まっているので、なんとなくよくない気がするとは思います。
実際便秘のときはお肌が荒れたりします。
便秘の解消には食事も大切ですがそれ以上に適度な運動が大切になります。
筋トレやウォーキングによって腸のはたらきが活発になり便秘の改善につながるのです。
③血行促進
運動で得られる1つ目の効果は血行の促進です。
血液は酸素や栄養を届ける重要な役割を担っています。血行不良で酸素がきちんと届けられなければ吹き出物やニキビ、乾燥、肌荒れをひきおこすことがあります。
ウォーキングでは15~20分継続すると脂肪が燃焼され始めます。30分から1時間、できればウォーキングの時間を設けるとよいでしょう。
以上、ダイエット中の美肌維持、肌荒れ予防のために気を付けるべき点、行うべきことを紹介いたしました。
まとめると、
- たんぱく質(肉、魚、卵、ヨーグルト)ビタミンA(主に緑黄色野菜)ビタミンB群(牛、鶏、レバーなど)を毎日の食事にできるだけ含める。
- 痩せやすいからだ、便秘の改善による老廃物の排出、血行促進による肌荒れ予防のために毎日の適度な運動
これらに注意して減量すれば、皆様の美容と健康に良いダイエットが達成されるでしょう。