ダイエットにはカロリーの少ない山芋!ネバネバ効果で痩せられる
体型維持や健康管理など、痩せるために努力を惜しむことなく、ダイエットを続けるひとはたくさんいますよね。
何事もそうですが、とくにダイエットは一時的にではなく継続することが大事だと言われています。
ダイエットのために継続していけるものや推奨されているのは主に運動です。
しかし、運動は元々苦手というひともいますし継続していくにはハードルが高いと考えるひともいるでしょう。
運動以外の方法でダイエットを考えるとき、今までの食事メニューをダイエット陽のメニューにしてカロリーを抑えるというのがありますよね。
カロリーが低いという理由でダイエット中の食事に取り入れることも多い食材といえば「山芋」です。
ダイエット中の味方といえば!お腹も膨れると人気の山芋あれこれ
ダイエットに挑むとき、多くのひとが最初にやってみるのが食事のカロリーを抑えることだと思います。
山芋は健康食材としても有名ですが、ダイエットをしているひとが食事にと取り入れることも多い食材ですね。
ところで、山芋は本当にカロリーが低いのでしょうか。
本当にローカロリー?ダイエットに取り入れることが定説の山芋とは
山芋にも種類がいろいろあり、自然薯といわれる山芋のカロリーは100gあたり、だいたい120Kcalで、私たちが普段食べることが多い長芋は100gあたり、だいたい65Kcalです。
【山芋のカロリー(100gあたり)】
長芋 | 65Kcal |
---|---|
自然薯 | 120Kcal |
ダイエットに適していると多くのひとが考えているだけあって、やはり山芋のカロリーはとても低いということがわかりました。
ほかの根菜類と比べてみると以下の通りになります。
【根菜のカロリー(100gあたり)】
山芋 | 65Kcal~120Kcal |
---|---|
レンコン | 70Kcal |
サツマイモ | 132Kcal |
大根 | 18Kcal |
根菜類として考えると大根がカロリーの低さはダントツではありますが、それでも山芋はよく食卓にのぼる食材としてはとてもカロリーが低い部類に入ります。
しかも根菜として馴染み深いサツマイモは100グラム132キロカロリーなので、他のいも類と比べてみても山芋はダイエット食材として選ばれやすいのも納得ですね。
カロリーだけじゃない!ダイエット中に摂るべき成分が豊富な山芋
山芋がダイエットに使われることが多いのは、カロリーが低いからという理由だけではありません。
山芋にはダイエットの体作りに適している成分が備わっています。
- ムチン
- マンナン
【ダイエットに良い山芋の成分】
ムチン | 山芋のネバネバ成分。体脂肪の蓄積を防ぐ。 |
---|---|
マンナン | 主にこんにゃくの主成分として有名。水を吸って膨れる性質がある。 |
他にもマンナンというダイエットに良いとされている成分が山芋にはあります。こうして成分の面から考えても山芋はダイエットに良いのがわかりますね。
- 山芋は低カロリー食材なので食事に取り入れやすい。
- ダイエットに良い成分のムチンがある。
- マンナンが含まれているのでお腹が膨れて満腹感を得られる。
ダイエットにはならない?ヘルシー食材でも山芋では痩せない理由とは
積極的に山芋を食べて、ダイエットに励んでいるのになかなか体重が落ちない、と悩んでいるひとも実は多いそうです。
ローカロリーでダイエットに最適な成分が豊富でありながら、山芋を食べてもなかなかダイエット効果が得られないというひとがいるのはなぜでしょうか。
ネバネバが駄目?ダイエットの味方である成分が原因になることも
ダイエットに適している成分はムチンなどだということを先程お話しました。
ムチンの特徴は、山芋の特徴でもあるネバネバとしたとろみです。しかし実は、このムチンの特徴がダイエットの効果を台無しにしてしまうことがあるのです。
それは山芋の食べ方に関係しています。
山芋を食べるとき、多くのひとがしているのが山芋をすりおろしてとろろ状態にすることだと思います。実はこれは、気づかないうちにご飯をたくさん食べてしまう食べ方なのです。
ネバネバ成分でするりとお腹に入るためにどんどんご飯を食べてしまい、その結果、過剰なカロリー摂取につながります。
ダイエットに良かれと思ってやっていたことが、山芋をとろろにすることで逆効果になってしまっていたのです。
ポイントは食べ方にあり!ダイエットのための効率的な山芋の摂り方
山芋の代表的な食べ方である、とろろにすることでダイエットに向かない食材になってしまうのはとても残念ですね。
確かにとろろとして食べると、とても美味しい山芋ですが、ダイエットを考えるなら食べ方を工夫する必要があるでしょう。
【山芋の食べ方】
- 生のまま、すりおろしてとろろ状にして食べる。
- 細かく刻んで、調味料をかけて食べる。
- 角切りにして揚げ物にする。
手軽にできるものといったら、上記のような調理法ですよね。
どれもダイエット中や、普段の食事にかかわらず、よく食卓に並ぶことがある山芋の調理法だと思いますが、ダイエットに向いているのはどれでしょうか。
- 生のまま、すりおろしてとろろ状にして食べる。
とろろ状態にしてご飯にかけて食べるとお腹も膨れるしダイエット向きだと思っていたのに、確かにご飯をたくさん食べてしまうという難点もありますね。
これはダイエットを考えるなら厳しい食べ方かもしれません。
- 細かく刻んで、調味料をかけて食べる。
次に、とろろと同じように生で食べますがすりおろすのではなく、細かく千切りにして好きな調味料をかけて食べる方法です。
これは前菜として作ることができ、千切りをする山芋の量と調味料の量に気をつけることでカロリーを抑えつつ美味しい一品が作れるのでおすすめかもしれませんね。
食感もきちんとあるので、よく噛むことで食べ過ぎを防ぎつつ、満腹感も得られます。
- 角切りにして揚げ物にする。
生で食べるよりも手間がかかる方法ではありますが、山芋を揚げ物として食べるというのもあります。
揚げ物なんてダイエットの大敵なのでは?と思うひともいるかもしれませんが、ダイエット中でも油を必要以上に控えるのは反対に体に良くないと言われています。
油も人間の体に必要なもののひとつなので、揚げ物も一概に良くないとは言えません。
日頃のカロリーの摂取量や体調などによっては揚げ物は控えるべきという場合もありますので、自分の状況に合わせて判断するようにしてください。
油を扱うので料理が苦手なひとには美味しく出来上がるか心配な食べ方ではありますが、カロリーや食べる量に気をつけることでダイエット中の食事にメリハリをつけることができて良いですね。
- とろろ状にして食べるのはご飯を食べ過ぎてしまう可能性あり!
- 山芋を千切りにして前菜を作るのは調味料の量を気をつけると良し。
- 揚げ物にするのはカロリーなどのバランスを考えて食事に取り入れると良い。
美味しく健康に!あらためて確認したい山芋のダイエット効果
何度もお伝えしますが山芋はダイエットに効果的な成分が豊富です。
体重が落ちないという悩みを抱えているひとがいるのも確かですが、山芋には健康的にダイエットをすることができるための栄養素が揃っています。
ダイエットは健康的に行うのが大前提なので、あらためて山芋ならではの健康効果をおさらいしておきましょう。
- 便秘
- むくみ
- 続かない
ダイエット中には上記のような悩みがつきまとうことも珍しくありません。山芋はこれらの悩みを改善してくれる食材です。
これでダイエット中の悩みとサヨナラ!山芋には便秘解消の効果が
ムチンには余分な脂肪を吸収するのを抑制するという嬉しい効果があり、また、山芋は食物繊維が豊富なので、お通じが良くなるという効果も持っています。
ダイエット中は、どうしても便秘がちになることが多いので、便秘解消の効果はダイエットにぜひ取り入れたいものですね。
そして、山芋はカリウムも豊富なので、むくみも解消してくれます。
ダイエット中だけでなく、体の悩みとしてもあらわれやすいむくみは水分が原因で起こりますが、カリウムは余分な水分を体の外に排出してくれる働きを持っていて、むくみが改善するのです。
便秘が解消されれば、腸内環境も良くなるのでダイエットの効果があらわれやすくなり、むくみが解消されることですっきりとしたシルエットを実現できます。
料理が苦手でも大丈夫!生で食べてもOKなのは消化吸収が遅いから
山芋にはデンプン消化酵素というものが含まれているから、生で食べてもお腹を壊したりすることが少ないというものがありました。
しかし、山芋を生で食べてもお腹を壊したりすることが少ないのは、デンプン消化酵素によるものより、消化吸収が遅くなる効果があることだと言われていrます。
消化吸収が遅くなる効果により、これもダイエットをする上で手助けをしてくれる作用であると言えます。
またダイエットに励んでいるひとたちが全員、料理が得意とは限りませんよね。
山芋はとろろとしても食べることが多いということでもわかるように、生のままでも食べることができる根菜です。刻んだだけでもおかずが一品出来上がるので、料理が苦手なひとでも手軽に使えます。
- 山芋は食物繊維が豊富なので便秘解消の効果が期待できる!
- カリウムも含まれていて余分な水分を体外に排出することができる。
- 簡単な調理で一品ができあがるので面倒がない。
これなら継続することが必要なダイエットを諦めることもなくなりますね。
結論!やっぱり山芋はダイエット効果が期待できる食材のひとつ
ダイエットと食材選びは、切っても切り離せない関係性です。
そのなかでも、山芋のダイエット効果というのは手軽さだけではなく、成分という点から見ても間違いないようですね。
ひとによってダイエットに適さない食材になってしまうこともある山芋
山芋でダイエットをしているなかでご飯の量は控えているけれど、つい別のものを食べてしまうという場合は、山芋でのダイエットは向いてないのかもしれません。
また山芋にはシュウ酸カルシウムという成分が含まれていて、食べると口の回りが痒くなったりしますが、多くの場合はアレルギー反応ではありません。
しかし、山芋で痒くなったりする原因がアレルギーであったりする可能性もあるので、なかなか痒みが治らないというときには山芋のダイエットは中止して、医療機関に相談しましょう。
シュウ酸カルシウムによって山芋が触れた皮膚が痒くなるのは誰でもあることですが、それがアレルギーであることもあるので、その場合は山芋でのダイエットは中止してください!
ダイエットに効果的な食材も、合うひと合わないひとがいるということを覚えておくといいですね。
ダイエットに効果的な食材の山芋でも今までの食べ方を考えてみる必要
お菓子の摂りすぎはダイエットの効果を邪魔してしまうことを誰もがわかるように、どんなにダイエットに良い成分が含まれている食材でも食べ過ぎれば、嫌でも太ってしまいます。
それは山芋でも同じで、どんなにカロリーが低くダイエットに良いムチンやカリウムが豊富でも大量に食べてしまえばダイエットの効果はあらわれません。
山芋を食べてダイエットをしたのに痩せられなかったり、逆に体重が増えてしまったというひとは食べ方を見直してみるのがいいかもしれません。
カロリーが低いからと、安心して大量にとろろご飯にして食べてしまっていませんか。心当たりがあるというひとは意外と多いかもしれませんね。
また、摂取カロリーなどにこだわり過ぎて、特定のものばかり食べたり、本来必要な食事を一切摂らないというような極端なダイエットは健康を損なうことがあり、危険なのでやめましょう。
ダイエットがうまくいくポイントは、健康的な食事を第一に考えるということですよ。