アスリートから学べ!健康的にやせるダイエット方法とは

ダイエットしたいけど、どうしても上手くいかない!運動、食事制限、いろいろ試してみたけど失敗続き…。一体何が原因なの?ダイエットに失敗するのは本人の努力不足と思われがちですが、実は正しい知識をもっていないことが大きな原因です。

トップアスリートはつねに最適な体重、体型を維持して結果を出し続けています。アスリートはどんなダイエットをしているのでしょうか?いつも最高のパフォーマンスをしているアスリートから、ダイエットの秘訣を学んでみましょう。

運動量の多いアスリートにダイエットが必要な理由とは

トップレベルのアスリートは、毎日厳しいトレーニングを何時間も続けている印象があります。ダイエットなんてしなくても、体重を維持できるのでは?と思ってしまいます。

アスリートがダイエットする理由は、やせるためというよりも競技力の向上が目的になります。

競技によって理想体重や体型は大きく異なります。長距離ランナーやフィギュアの選手は余計な脂肪のほとんどないスリムな体型をしています。しかし、激しいタックルを受け続けるラグビー選手やアメリカンフットボールの選手などは筋肉がついた、がっしりした体格になります。適度な脂肪も必要です。

トップアスリートの体脂肪率は、女性でも10%以下と極端に低い人がほとんどです。一見、ダイエットとは無縁に見えるお相撲さんでも、体脂肪は30%以下と意外と少なく、筋トレを積極的に取り入れている力士もいるようです。

しかし、市民マラソンレベルの一般のアスリートがここまで低い体脂肪率になる必要はありませんし、無理があります。

男性なら18%、女性なら23%くらいが理想です。

糖質制限はダメ?ダイエット中のアスリートはこんな食事をしている

アスリートは体重管理と同時に、競技に必要なエネルギーと筋肉量を維持することも重要な課題となります。極端な食事制限をしてしまうと、本番で思うようなパフォーマンスができなくなってしまいます。

たとえダイエットのために食事のカロリーを減らすことになっても、タンパク質はしっかり確保するのがアスリートの王道です。食事のメインをタンパク質にして、野菜や炭水化物を加えた食事が多いようです。

一般の人でもダイエット中はタンパク質が不足しがちです。タンパク質が不足すると筋肉量や体力がおちて仕事や勉強に支障が出ます。良質なタンパク質はしっかりとるようにしましょう。肉の摂りすぎはさけて、魚介類や大豆などの植物性タンパク質をバランスよくとりましょう。

最近は糖質制限ダイエットがもてはやされていますが、炭水化物も大切なエネルギー源です。極端に制限しすぎると、やはりエネルギー不足になってしまいます。

一般の人が糖質制限するなら、ごはんの量を半分にする、クッキーやケーキなど砂糖を多く含む間食をやめるなどで対処できます。

どうしてもお腹がすいて我慢できないときは、果物やナッツを食べるようにしましょう。食物繊維が豊富ですし、ナッツはビタミンEやオレイン酸など良質な不飽和脂肪酸を含んでいます。

ダイエットを成功させたいなら、毎日口にする食べ物を良質なものに変えていく必要があるのです。

また、空腹の時間があまり長く続くと、食事を取ったときに血糖値が上がりすぎて太りやすくなるとも言われています。間食も上手に利用して、空腹の時間を空けすぎないようにしましょう。適正なカロリーが守れるのであれば、1日4~5食のほうがダイエットしやすくなります。

成人女性に必要なカロリーは1500~2000カロリーといわれています。ダイエット中だからといって、極端に食事の量と回数を少なくするとリバウンドを引き起こしやすくなります。無理食事制限は厳禁です。

アスリートに摂食障害が多い理由とは?犯罪に繋がるケースも

毎日徹底的に管理された食事とトレーニングで健康的なイメージのあるアスリートですが、摂食障害で悩んでいるケースも多いといわれています。

摂食障害には拒食症や過食症がありますが、いずれも勝つことにこだわりすぎて、極端に食事の量をへらしたり、逆に体重を増やすために無理に食べることをくり返して後で吐いてしまうなどの行為をくり返しているうちに、心身ともに病んでしまう若いアスリートが後を絶ちません。

海外でも優勝経験のある、元マラソンランナーの女性が万引きで逮捕されるというニュースを覚えていますか?選手時代は過剰な体重制限のプレッシャーから摂食障害に陥り、食べては吐くことが日常茶飯事になってしまいました。食費がもったいないので、食品を万引きするようになり、地元の病院に通院するようになりましたが、親族から恥さらしだからやめろといわれて通院できなくなった末の犯行でした。

スポーツの強豪校、主に女子高では結果を重視するあまり選手に極端な体重制限をかける指導者が今も多いということです。

これは『女性は太りやすい』という間違った思い込みが原因です。

ひどいときは、何ヶ月も生理のこない無月経や、疲労骨折を引き起こしてしまいます。将来、骨粗鬆症になる怖れもあります。

海外には体調管理に体重計を用いない方法を取り入れているアスリートもいます。ダイエットするさいは、体重を減らすことだけではなく健康な体を作るということも前提にしておかないと、一生の後悔になることをおぼえておきましょう。

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