胸がコンプレックス!大きいだけで太って見える人が抱える不満を解消

なんとなく男の人は大きな胸が好きみたいな風潮が出来上がっているため、女友達は羨ましいと言ってくれたりもしますが、実際はいいことなどあまりありません。

胸はCカップくらいが良いという男性も結構多く、むしろ色が白いなどの特徴の方が男受けが良いのが現実です。

たいしたメリットがない「大きな胸」。そのため、胸が大きい人は胸が大きい事をコンプレックスに感じている人の方が多いようです。

胸の大きな女性が直面しているコンプレックス。

みんなはどんなコンプレックスを感じているのでしょう。そして、どうそのコンプレックスを乗り越えればよいのでしょうか。

何カップからだ大きな胸?

胸の大きさを聞くときに、「何カップ?」って聞きますよね。

アルファベットがAから遠い方が、大きな胸ということはみなさんご存じだと思います。では、何カップくらいからを大きな胸と感じているのでしょうか。

胸の大きな人の悩みについて考える上で、基本の知識となるこのカップサイズについておさらいしましょう。

トップバストとアンダーバスト

カップサイズを測るときに、まずはトップバスト(乳房の一番高いところ)とアンダーバスト(乳房の付け根の部分)を図ります。

デパートの下着売り場には専門のスタッフの方が常駐しているので、一番正確なのはそういったスタッフの方に測ってもらう事です。

もし自分で測る場合は、お辞儀の姿勢でトップバストをメジャーではかり、直立の姿勢に戻ってアンダーバストを測ります。

この差が何センチあるかでカップサイズが決まります。

なのでトップバスト100センチ・アンダーバスト90センチの人も、トップバスト75センチ・アンダーバスト65センチの人もカップサイズは同じ、という事になります。

ただ、同じカップサイズでも、大きく見える人とそれほど大きく見えない人がいます。なぜかというと、乳房は立体なのでカップサイズは同じでも乳房の体積が人それぞれ違うためです。

この体積の違いが、人により同じカップサイズでも、見た目の印象が違う理由です。

バージスサイズとは

ここで、例えばお茶碗と湯呑みを思い出してください。

高さはだいたい同じくらいではないですが、でも、口の広さが違います。なので入る容量が違いますよね。見た目の大きさも全く違います。

小学校の頃、算数の時間に円錐形の体積の計算方法を習いました。計算式は、底面積×高さ×3分の1でしたね。つまり高さが同じでも底面積の大きさが違うと、体積が変わるということです。

胸でいうと、トップバストとアンダーバストの差が高さになり、胸の付け根回りの大きさが底面積になります。そして、付け根回りの大きさのことをバージスサイズと呼んでいます。

ブラジャーを選ぶときは、カップサイズがあっているかどうかだけではなくバージスサイズがあっているかも確認して選ぶことをお勧めします。

一概には何カップからと言えないけれど・・・

このように、一概にカップサイズだけではどのくらいから大きい胸と言えるのかは決められないのが本当のところです。

しかしながら、販売されているブラジャーのサイズをみると、Fカップあたりから種類が少なくなり、Gカップ以上となるとほとんど無くなります。

こうした状況を見ると、Fカップあたりからを大きな胸、と考えることができそうです。

大きな胸の人が抱えるコンプレックスとは

胸が大きい人はどんなことに悩み、どんなコンプレックスを抱えているのでしょう。下にまとめてみました。

  • いやらしい目で見られてしまう
  • 見た目が悪い
  • 着膨れしてしまう
  • 好きな服が着られない
  • 肩こりが辛い

いやらしい目で見られてしまう

大きな胸が好きな男性には、胸が大きいというだけで妙に関心を持たれてしまいます。

特に中学生あたりの年代だと、ストレートに何カップ?などしつこく聞かれ、胸が大きいことを恥ずかしく思う年頃の女子は、その度に胸に対するコンプレックスが増していきます。

特に制服着用が義務付けられている場合、服装で胸の大きさを誤魔化すことができないのも辛いところです。

ただでさえ自意識過剰になりがちな思春期です。男子から浴びせられるそういっった言葉はからかわれているようにも感じられるものです。

場合によっては胸が目立たないように猫背になってしまったり、存在自体を目立たなくしようと性格もそのように形作られて行くことになります。

特にみんなの前で走る機会の多い体育や、運動部に所属する場合は胸が揺れているのを見られるのが恥ずかしく、憂鬱になったり。ストレスフルな学生生活を送ることになります。

見た目がわるい

胸が大きいと、気を配っていないとだらしなく見えることがあります。特に加齢とともにトップが下がる・・・つまり胸が垂れてくると、よりだらしなさばかりが強調されてきます。

大きい胸の方が垂れたやすいので、同年代の平均よりも胸が垂れてしまうことも多いので、老けて見られることもあり、そのためコンプレックスに感じることが多いようです。

また、ブラウスやボタンダウンのシャツなどはサイズを慎重に選ばないと、上身頃と下身頃の間が浮いてしまい、その隙間から下着がチラリと見えてしまいます。

職場などでは、下着が見えてしまうことなどあってはならない事です。ですから、気づかないでいると下品な人と思われてしまいますので注意が必要です。

胸が大きい事で、だらしないと思われたり、老けて見えたり、下品と思われたりと、見た目が悪いのも胸が大きい人のコンプレックスや悩みの一つです。

着膨れしてしまう

スーパーモデルだけでなく、あらゆるファッション雑誌のモデルさん、女優さんを見てもとてもスレンダーです。ニットを着ても胸のところで網目がビヨーンと横に広がることはありません。

都会的・スタイリッシュに見える秘訣は、体のラインにあまり凹凸がないことですから、当然と言えば当然です。

体のラインが出ないようにと考えて胸が目立たないサイズの服を選ぶと、ウエストなどは太く見える事になります。もともと肩幅があるなど骨格がしっかりしている場合は、上半身にかなりの迫力が出てしまういます。

かといって、細く見えるようなサイズを選ぶと胸が強調されてしまいます。どっちをとっても、華奢で可憐に見える要素がなくなってしまうので、恋する女子にとっては本当に悩ましいものです。

好きな服が着られない

例えばワンピース。清楚に見えるアイテムとしては欠かせないですし、何よりも女性らしさを引き出してくれる女性ならではのアイテムですが、胸が大きいと適切なサイズのワンピースを見つけることができません。

ニットやぴったりした柄ものなどもリブや伸びてカッコ悪くなりますし、柄物だと柄が伸びてしまってせっかく柄が気に入って買ったのに、柄の形が変わってしまいます。

また、浴衣や着物などを綺麗に着ようと思うと、体の段差は厄介な問題です。段差をなくすため、サラシをきつく巻いたりお腹にタオルを巻いたりと、なれない和服はただでさえ窮屈ですが、一層息苦しくなってしまいます。

そうして苦しい思いをして浴衣や和服を着ても、ほかの女の子のように清潔感のある装いにならず、悲しい思いをする事になります。

肩こりがつらい

これはコンプレックスというよりは、日常の問題でしょう。冷えやすい女性はただでさえ肩が凝りやすいものです。

胸が大きいと必ず肩こりがひどくなるという訳ではありませんが、胸の重さはGカップの人で片胸1キロくらいあります。それだけの重さを支えているため、肩や首・肩甲骨にそれ分の負荷がかかることは確かです。

肩や首のコリがひどくなると集中力がなくなったり頭痛の原因にもなりますから、困った問題となります。

番外編

最近のお母さんは、赤ちゃんをおんぶするよりは抱っこ紐の場合が多いようです。
しかし、胸が規定以上に大きいと、抱っこ紐とお母さんの体の間のスペースが確保できず赤ちゃんの上体が常にのけぞった格好になってしまいます。

カバンも、クロスバッグのような斜めがけにするタイプや、ポシェットを斜めがけにするときなど、胸の谷間にカバンの紐が食い込んでしまい、余計な注目を浴びてしまうこともあります。

コンプレックスを克服するには

どんなコンプレックスや悩みであろうろと、そういったものに苛まれて毎日を過ごすなんて、とても残念で勿体無い事です。

もしあなたが大きな胸にコンプレックスを感じているなら、早いところ克服して、楽しい毎日を送れるようにしたいものですね。

それでは、胸が大きい事で抱えるコンプレレックスや悩みにはどうやって対抗すればいいのでしょうか。

正しいブラジャーを選ぶ

あなたが成長期であっても、もう大人であっても、まずはブラジャーを見直しましょう。特に成長期であれば、正しいブラをつけることは、今後のためにも大切なことです。

正しいブラジャーを身につける事で、見た目の問題・肩こりの問題はかなり改善され、着たい服が着られない悩みもある程度解決されます。

胸が大きい人は、たいてい胸が横に広がってしまいます。つまり実際の身幅から、胸がはみ出ているのです。

これが身幅に収まることで、だらしない印象はかなり改善されます。もちろん、ブラをつければ持ち上げる効果もありますから、その面からもだらしなさ・老けた印象を払拭することができます。

正しいブラジャー選びに際し、特に注意したいのはバージスラインです。

バージスラインが狭すぎるものを選ぶと、脇肉としてはみ出してきてしまいます。そうすると、それはそれでおかしな段差が脇と胸の上部分にできてしまいます。

カップサイズだけでなく、バージスサイズも正しいものを選ぶことで、身幅に胸が収まり胸が前を向きます。ニットのリブがビヨーンと横に広がってしまったり、柄が醜く歪むこともこれでだいぶ防ぐことができます。

また、自分にあったブラだと、走ったときに胸が揺れるのを防いでくれます。ブラをすると肩がこるという人もいますが、それは、肩紐の長さやアンダーバストのサイズが間違っている場合で起こることが多いのです。

自分にあった正しいブラだと、2キロ近くになる胸の重みを一緒に支えてくれるので肩がこるのを防いでくれます。

豆知識
胸が垂れないよう支えるための”クーパー靭帯”。この靭帯は、強くひっぱたりするとすぐに切れてしまいます。走って胸が揺れることでも切れてしまうので、早めに自分にあったサイズのブラを着用しましょう。

ただバージスサイズを含めてブラを選んでくれるお店はなかなかありません。補正下着メーカーのオーダーメードブラが一番頼りになりますが、市販のブラと比べるとかなり高額な買い物となってしまいます。

最近では、大手メーカーでもセミオーダーのラインを展開するなどしています。デパートなどの下着売り場で、経験のある販売員さんに相談に乗ってもらうのも良いかもしれません。

どちらにしろ、1枚最低でも1万円くらいします。今つけているブラより高額かもしれません。しかし胸が大きくて悩んでいる場合には、それだけお金を払ったとしても、見合った見返りを得られるはずです。

視野を拡げてみる

日本では、胸の谷間が出ているのを見るや否や、胸の谷間見えてるわよと耳打ちする人もしばしばいますが、アメリカの女性アーティストや女優さんなどは、こぞって体のラインがはっきりした衣装で登場します。

胸もお尻であろうと形がはっきり見えていても、誰も耳打ちする人はいません。本人も、堂々としています。

また海外のデーパートの下着売り場コーナーに行ってみると、日本のAカップくらいから日本では見たことのない大きさのカップまで、様々なサイズのブラが売っています。

服でもの同様で日本のSサイズよりも小さいものからXLよりはるかに大きなサイズまで豊富にあります。日本で小太りくらいの人も海外では華奢の部類なのす。

海外に行けば悩みが解決するということではありません。

あなたがコンプレックスに感じるのはあなたが今の世界しか知らないからかもしれないのです。売られているブラのサイズを考えてみても、Fカップは日本では大きな胸でも、海外ではやや小さめと言えます。

このように視野を拡げてみれば、あなたより胸が大きい人もいるし、同じくらいの人もいるし、同じくらいの人でももっと大きくしたいと思っている人もいます。

その人たちはどう思っているのか、なぜそう思っているのかを調べたり想像してみると自分の胸のサイズにコンプレックスを感じなくなるかもしれませんね。

整形手術をする

どうしても胸の大きさに我慢ならないなら、整形手術という手段もあります。でも整形手術にはお金もかかりますし、手術後はとってもとっても痛いです。

この二つのハードルを、ハードルとは思わないほど胸の大きさに追い詰められているなら、手術をしてしまった方が良いでしょう。

心の傷が癒えない毎日の延長上にある十年後のあなたと、お金と我慢で心の傷から解放されて迎える十年後あなたでは、人格は全く違っているでしょう。恐らく後者の方が、その先の十年を幸せに過ごせるはずです。

コンプレックスを考える

さて、胸のコンプレックスについて考えてきましたが、胸だけでなく人はいろんなところにコンプレックスがあるものです。

全てのコンプレックスに対処しようと思ったら、それだけで人生が終わってしまうかもしれませんから、コンプレックスの元を断ったほう良いのではないでしょうか。

コンプレックスの本質

本来、体の形というものは、人それぞ違いがあって当然なはずです。自然の作り出すものですから、道端の石が一つ一つ形や大きさがが違うように人の形も違うのです。

先の項目でも触れましたが、海外の服のサイズは日本では考えられないくらい豊富です。化粧品のファンデーションの色も、日本ではベージュを基本にちょっとピンクっぽい、とか黄色っぽとかその程度です。

しかし海外の化粧品売り場では、こげ茶色から白に近いものまで何種類も売られていて、どんな人種の人にも選択肢が用意されています。

日本では、服のサイズはSMLくらいしかありませんが驚いたことに大体の人がSかMかLのどれかのサイズに当てはまってしまいます。ファンデーションも、おかしなほど地肌の色と離れてしまう人は少ないものです。

このように日本はとても同質性が高いために、それに当てはまらない場合に強いコンプレックスになってしまうのです。

ただ、そんな日本も、徐々にその同質性が薄れてきています。

例えばブラジャーも、20年前にはFカップサイズのブラジャーはデパートの下着売り場にも通販でも1種類あるかないかでした。好きになれないデザインでも色でもそれを買うしかないような状況でした。

靴のサイズだって、24.5センチ以上の靴は特別なところにしか置いていませんでした。現在では、血眼になって探さなくても、それらのものを見つけることができますし、デザインの選択肢もたくさんできました。

これからの20年は、もっとこの同質性は薄らいでいくに違いありません。今ほど、周りも自分も人との形や大きさの違いにこだわらなくなっているでしょう。

コンプレックスはもっともその人らしいところ

また、コンプレックスに思っているところは、つまり他人とは違っているあなただけの特徴とも言えます。

その特徴を上手に活用できたら人とは違った特別なあなたになれるはずです。よくテレビで見る人たちだけでなく、あなたの周りの輝いている人も実はコンプレックスを逆手にとって自分の特徴にしている人が多いはずです。

コンプレックスを自分だけの特徴として上手に活用できるようになるには、もちろん簡単な道のりではありません。自分の嫌いなところを、好きなところ以上に見つめなくてはならないのですから、苦痛を伴います。

しかし、それが成功したらあなたは誰からもオンリーワンとして認められる存在になるのです。

コンプレックスを無くすことに腐心するのではなく、活かす道を考えてみるのもおすすめですよ!

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