ダイエットが原因かも!?頭がぼーっとする意外な理由とは

大事な会議の書類を作らなくちゃいけないのに、頭がぼーっとしてなかなかはかどらない…。大事な試験があるのに、どうしても勉強に身が入らない。こんな経験ありませんか?

これは脳がエネルギー不足になって、脳疲労をおこしている状態です。休息をとったり、体を軽く動かすなどの気分転換をはかることで改善されるものもありますが、頻繁にぼーっとしたり、寝ても改善されない場合は、食事でちゃんと栄養がとれていない可能性があります。

ダイエットだからといって、低タンパク低カロリーなものばかり食べていませんか?脳疲労を起こさず痩せられる方法を考えてみましょう。

頭がぼーっとする理由は様々。共通しているのは生活の乱れ

頭がきちんと働かないというのは、どんな原因があるのでしょうか。一般的には睡眠不足で脳がきちんと起きていない、ストレスで脳に疲労がたまっていることが多いようです。また、慢性的な肩こりが続いていると血行が悪くなり、脳に充分な酸素がいかず頭がスッキリしないこともあるようです。

ダイエットが原因になっていることもあります。最近のダイエットは、カロリー制限や動物性脂肪を控えるより、炭水化物を減らして糖質制限するほうが主流になっています。糖質制限ダイエットは、アメリカで提唱されたダイエットです。

炭水化物以外のものは好きなだけ食べていいにもかかわらず、短期間で痩せられるということで、アメリカでは一時期かなりもてはやされましたが、提唱者の医師が晩年は成人病に苦しんでいたこと、脂肪したときの体重が100kgを超えていたことから、その効果が疑問視されるようになりました。日本でも様々な健康被害が報告されています。

炭水化物は脳の栄養源である糖を作り出します。

炭水化物を極端に制限してしまうと、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足してしまいます。

また、炭水化物を含む食品は、タンパク質や食物繊維など健康を保つのに欠かせない栄養素も含んでいます。糖質を気にして、炭水化物を含む豆や野菜を極端に減らしてしまうと必要な栄養が取れません。

糖質制限は糖質を一切摂らないということではありません。糖質をいつもの半分くらいに抑えるだけでも効果はあります。

また、白米や小麦粉を玄米やライ麦など、繊維質や栄養分を多く残した『茶色っぽい穀類』をとるようにすれば、血糖値が上がりにくくなります。

炭水化物は多すぎても少なすぎてもダメ!バランスを大事に

一方で、朝はパン、お昼はラーメンやパスタ、夜はチャーハンなど糖質過多な食生活をも、頭がぼーっとする原因になります。

糖質を大量に摂りすぎると、血糖値の調整がうまくいかず脳に糖が上手運ばれなくり、自律神経が乱れて疲労感が抜けない、集中力が続かないなどの症状が出てきます。

仕事をしていると、外食やコンビニでお昼を食べることも多くなりますが、外食ではどうしても炭水化物が多くなってしまいがちです。お昼はできればお弁当が理想ですが、無理な場合は、丼ものではなく定食を注文する、コンビニではなるべくサラダを買うようにうするなどの工夫をするようにしましょう。

食事抜き、偏食は百害あって一利なし!生活習慣全体を見直そう!

糖質制限をしていなくても食事の量を極端に減らすと鉄分が不足して、脳に酸素を送るヘモグロビンがうまく機能せずに脳が酸欠をおこします。

ダイエットのために食事を一日二食にしたり、お菓子のような栄養補助食品に頼る食生活も栄養が不足しがちになります。健康のために野菜ジュースを飲む人もいるようですが、毎日大量に飲みつづけると、これも体を壊す原因になります。

栄養補助食品は大量の糖分や炭水化物を一気にとることになります。野菜や果物を加工したジュースは塩分や糖質が多く食物繊維が少なくなるため、野菜本来の栄養をとることはできません。毎日のように大量に飲んでいると体に大きな負担をかけます。

ダイエット中にぼーっとして、仕事や勉強が思うようにはかどらない場合はもう一度食生活を見直しましょう。

食生活に問題がないようなら、不規則な生活からくるストレスや睡眠不足などがないかもチェックしてみましょう。

結局、ダイエットと称して極端な偏食をしていると脳にいいことはないということです。偏食で栄養が偏ると、体力がなくなったり筋肉が作られなくなったりして、新陳代謝も衰えて、ますます痩せにくくなってしまいます。

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