簡単だけどやっぱりスゴイ!キャベツダイエットの効果

どうしてもあの服が着たい、憧れのあの人を振り向かせたい…ダイエットの動機は様々ですが、ハッキリ言って辛いダイエットなんてしたくありませんよね。

食べたいものを我慢するとストレスが溜まるし、運動をするにもその時間がとれないと継続していくのは難しいし、挫折してしまうことだってあると思います。

そこで「ダイエットなんて続かないし、無理!」と嘆く前に試していただきたいのが、キャベツを取り入れたダイエットです!

キャベツを上手に食べれば、辛い食事制限や運動をしなくても、健康的に無理なく減量をすることが可能なんです!今回はその効果や方法をご紹介していきます。

なぜ太るの?カラダに脂肪が溜まっていく仕組み

ダイエットを始める前に、まずはどのようにカロリーは消費されるのか、そして余分な脂肪が体に溜まってしまう仕組みを理解して、よりダイエットへの意識を高めましょう!

実は全く動かなくても、カロリーは消費されています!

私たちが普段、全く体を動かさなくても消費するカロリーを「基礎代謝」といい、生命維持に欠かせない脳や内臓を動かすために必要なエネルギーを生み出すために使われます。

年齢や体型によって数値は変わりますが、一日中なにも活動しなくても、この基礎代謝量は必ず消費されます。

でも実際は全く動かずじっとしている事は、特別な事情がない限り滅多にないことですよね。日常生活では、食事を作ったり、家事をしたり、仕事へ行ったり、身体を動かさなければ出来ないことばかりです。もちろんこれらの動作すべてがカロリー消費されます。

つまり、基礎代謝+それ以外の活動量の合計を上回るカロリーを摂取してしまうと、体重は増えてしまうのです。

ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、生活でどのくらいのカロリーが消費されているかを知るのは、ダイエットにおいてとても大切なことです。ぜひ計算してみてくださいね。

また、「食べる量は変わっていないのに、なぜか太ったみたい…」と感じ始めたら、それは基礎代謝が低下しているかもしれません。基礎代謝は年齢とともに低下していくので、脂肪の消費量も減っていきます。

つまり加齢に伴う基礎代謝量の低下は、骨格筋量の減少が主な理由としてあげられます。また基礎代謝量が体格に大きく依存しているということは、活動時の代謝量も基礎代謝量と同様に考えてよいといえます。
引用元:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット

基礎代謝量は、「ハリス・ベネディクトの式」で求めることが出来ます。

《女性の場合》
665+9.6 X体重(kg)+1.7X身長(cm)-7.0 X年齢
《男性の場合》
66+13.7X体重(kg)+5.0X身長(cm)-6.8X年齢

日々どのくらいエネルギー消費をしているのかを知ると、ダイエットの目標を立てることや、生活で気をつけたいポイントも把握しやすくなります。こちらもチェックしてみてくださいね。

こうして溜まっていく!脂肪がカラダにつく仕組み

次に1日の総消費カロリーを超える食事をしてしまったとき、それが体内で消費されなかったら、どのように脂肪として溜まるのか解説します。

食べ物はまず胃や小腸で、栄養源として吸収できるように分解されます。その後、それらは小腸から肝臓に運ばれ、さらに分解され全身に行き渡ります。

炭水化物、脂肪、およびタンパク質は三大栄養素とよばれ、ヒトをはじめとして動物は、これらが様々な割合で混じりあったものを食餌として摂取する。これらは生命活動に必要なエネルギー源になると同時に、からだを構築する材料ともなる。脂肪は、食餌から直接摂取されるほか、過剰に摂取したエネルギーを利用して、主として炭水化物から、体内で新たに合成される。このようにして得られた脂肪は、脂肪組織を構成する脂肪細胞に貯蔵される。
引用元:兵庫県立大学 大隅隆教授著「脂肪の代謝とその調節―からだのエネルギーバランス― 」

このときエネルギーとして使われなかった糖や脂肪は中性脂肪となり、やがて体脂肪として脂肪細胞に取り込まれます。この余ったエネルギーが多ければ多いほど、体脂肪としてどんどん体に貯えられていきます。

痩せているように見えても、実は内臓の周りにたくさんの脂肪がついている場合、隠れ肥満という呼び方をされていたのは記憶に新しいですね。この内臓についた脂肪は適度な運動と食事コントロールですんなり落ちてくれます。

逆に、見た目でわかる脂肪(贅肉)は皮膚のすぐ下についてしまう皮下脂肪で、なかなか落ちにくいクセ者です。これは、万が一の飢餓状態のときにエネルギーとして使えるようにした、身体の仕組みによるものです。皮下脂肪を減らしたいなら、長く時間をかけて落とす根気が必要になります。

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以上の事から、キャベツダイエットをする前に抑えておきたいポイントをまとめると、以下のようになります。

  • 摂取カロリーを見直して、カロリー過多になっていないか
  • 基礎代謝量を知って、カロリー消費量がどのくらいか

さあ、ダイエットに臨む準備はできましたか?次の項目からは、キャベツダイエットの効果をご紹介していきます!

いいこといっぱい!キャベツのダイエット効果!

一度ついてしまった体脂肪、何とかラクに減らしたい!こんな我儘な要望を叶えてくれるのがキャベツダイエットです!

キャベツダイエットは耳にされたことが多いと思いますが、実際どのような効果が得られるのか気になりますよね。お惣菜の添え物や、前菜のサラダとして出てくる脇役な印象のキャベツですが、実はとても素晴らしい野菜なんです。その効果をご紹介します!

実はすごかった!キャベツに含まれる栄養と効果

キャベツに含まれる栄養素は意外と豊富で、ビタミンやミネラルを含んでいます。

ミネラル 水溶性ビタミン 脂溶性ビタミン
カリウム/カルシウム
マグネシウム/リン/鉄分
B1/B2/C/U
ナイアシン/βカロテン
A/E/K

ここで注目したいのが、キャベツは水溶性ビタミンを多く含んでいるという点です。水溶性ビタミンとはその名のとおり、水に溶けやすい性質をもつビタミンです。

この栄養分を逃さず摂取するには、水洗いをするときに手早く済ませることが重要です。また、水溶性ビタミンは熱にも弱く、効果を実感するためには加熱調理は不向きといえます。以上の事から、キャベツダイエットを成功に導くには、手早く洗った生のキャベツを食べることが最も望ましいのです。

ちなみに脂溶性ビタミンは、水で栄養は流れ出ず、油に溶け込む性質があるので、加熱する調理でも失われにくいのが特徴です。

ダイエットに嬉しい!効果の期待できる栄養素って?

バランスよく栄養をとることはダイエットに重要です。その中でも、ダイエットに効果の期待できる栄養素がいくつかあります。

それらは水溶性ビタミンに含まれているので、先に述べた生のキャベツを食べることは、栄養面でもダイエットとしても理にかなっているんです。

なかでもビタミンB1とB2は注目すべき栄養素で、ビタミンB1(チアミン)は糖質の分解を助け、中枢神経や末梢神経の機能を正常に保つ役割をします。ビタミンB2(リボフラビン)は脂質の代謝を助けるだけでなく、皮膚や毛髪、粘膜などの成長を促進させます。ダイエット中には特に嬉しい効果ですね。

キャベツから発見されたビタミンUの効果

ビタミンUは胃腸の粘膜を強めたり、肝臓の機能に働きます。
ダイエット中は食事のコントロールも併用していく場合がありますから、ダイエット中の食事に慣れないうちは、空腹時に胃酸過多になり、胃が痛くなってしまう場合もあります。

そんなときでもキャベツダイエットなら、胃の粘膜を守ってくれる効果が期待できるうえに、食べることで満腹感も得られますから一石二鳥です!

どんな食べ方が効果あり?キャベツを食べるタイミング

ではキャベツを食べるタイミングは、いつどのように摂取するのがベストなのでしょうか?それは「食前にゆっくり噛んで食べる事」です。

その理由はこちら!

  • 満腹感を得られるので食べ過ぎ防止になる
  • 食物繊維が小腸での糖質吸収を抑えてくれる
  • 血糖値の急上昇を抑えて、脂肪になるのを防ぐ

食べ物を口にしてから、およそ20分後に満腹感が得られると言われています。ですので、空腹時は一気に食べてしまいがちですが、満腹感は遅く現れるので、食べ過ぎの原因となってしまいます。これを避けるために、キャベツは千切りよりもザク切りにして、よく咀嚼できるようにして食べるのもポイントです。

また、キャベツには食物繊維も多く含まれています。
食物繊維は糖や脂肪の吸収を抑える働きがあるので、先にキャベツを食べておけば、過剰に摂取することを避けられます。
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糖質の吸収が穏やかになれば、血糖値(血液中の糖質量)の急上昇を防ぐことができます。
白米やパンは糖質が多く含まれているので、何も食べていない状態から摂取すると、血糖値が急激に上がり、インスリンという物質も大量に分泌されます。
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インスリンは過剰な糖を脂肪に変えてしまう働きがあるので、肥満に繋がっていくのです。また、血糖値が急上昇すると、下がる時も急下降します。私たちは血糖値が下がった時に空腹を感じますので、たくさん食べたのに、すぐお腹が空いたように感じてしまうこともあります。ですが、キャベツを食べておけば穏やかに血糖値を保つことが出来るので、食べ過ぎや肥満を回避することが出来ます。

こんなことには気を付けて!キャベツダイエットの注意点

いいことばかりのキャベツダイエットですが、気を付けるべき点もあります。効果をより実感できるように気を付けたいポイントを挙げていきますので、ぜひ参照ください。

生で食べる時は、ドレッシング等のカロリーに注意

生のまま食べる際、ドレッシングやマヨネーズをかけて頂くことが多いかと思います。ノンオイルやカロリーオフの商品も多く出ているので、上手に利用しコントロールしましょう。

とは言っても、おいしいドレッシングがあれば試してみたくなりますよね。キャベツに飽きて中断してしまわないよう、カロリーの高いドレッシングを使う時は量に注意してくださいね。

バランスよく食事をとり、単食や極端な絶食をしない

キャベツダイエットは、単食ダイエットではありません。単食ダイエットは栄養バランスが偏り、健康を害してしまう恐れがあるので危険です。

また、絶食や断食も注意が必要です。適度な食事コントロールは健康に導いてくれますが、自己判断での絶食等は危険が伴います。

普段通りの食事にキャベツダイエットをプラスするだけで効果は得られます。身体に無理が生じる食事方法はやめましょう。

キャベツの効果を過信して1回の食事を食べ過ぎない

キャベツダイエットは効果がありそうだからと、食事量を増やしてしまっては失敗の原因になります。1日の総消費カロリー以上の食事をすれば、体重は増えてしまいます。

もし食べ過ぎてしまったときは、ごはんの量を減らすなどした上で、キャベツの量を増やして調整してみてくださいね。

すぐ始められて辛くない、楽しいダイエットライフを!

今回ご紹介した「キャベツダイエット」は、すぐに開始できて継続しやすいということが大きな魅力です。キャベツは安価で入手しやすく、時間や費用に悩むことなく開始できます。

ダイエットは一朝一夕で効果が出るものではないので、「辛いなあ」とか「結果が出ないなあ」と思ってしまうと、目標達成の前に何となく挫折してしまいませんか?

もちろんキャベツダイエットも即座に効果は実感できないかもしれません。でも、1か月経過したときのことを想像してみてください。キャベツを食べるだけで理想に一歩近づいたアナタの姿をイメージすると、試してみたくなりませんか?

身近なキャベツで、アナタも理想の自分を手に入れてしまいましょう!

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