子供の肥満が心配!未然に肥満を防ぐアイデアの紹介でママも安心

皆さんのお子様の体型は太っておられますか?もしくはやせておられますか?親からすると、大事な我が子の体型はすごく気になるものだと思います。

というのも、肥満というのは非常にやっかいなもので、将来的に糖尿病や高血圧、高脂血症というような生活習慣病の原因にもなりかねません。

そこで今回、無理なくお子様の肥満を防止できるようなアイデアをいくつか紹介していきたいと思います。

楽しんで食事をとるために

最近では、やせている子より、太っている、またはぽっちゃりしている子が多いように思われます。

実際、国民栄養調査でも、6~8歳の男の子の中で肥満の子供は、約30年前では4.2%だったのに対し、現在の子供は9.7%、また女の子でも、6.1%から10.3%と、どちらも約2倍になっています。

しかしこの肥満を「ぽっちゃりしていて可愛い」というふうに思いがちですが、とんでもなく、先ほど申し上げたように生活習慣病の原因になりかねません。

子供に食事を与えているのは母親の役目で、子供に何を、いつどのように食べさせているのかはとても重要です。

とはいえ、あれもだめ、これもだめ、といっては子供もかわいそうで、かつ子供の栄養を考えて一生懸命食事を用意しても、友達の家でお菓子をドカ食いしていては意味がありません。

要は食事で一番大切なのは、食べることを楽しむことで、そこで一番大切になってくるものは母親が質の良い食べものを選ぶ目を持ち、子供に与える力、いわゆる「食事力」になります。

ここではそんな「食事力」を付けるためのアイデアをご紹介して参ります。

肥満の子供は増えています!

現在、子供を取り巻く環境が大きく変わってきています、というのは小さいころからお稽古に塾通い、家ではテレビゲーム三昧で、体を動かすことはほとんどありません。

さらに食生活の欧米化、夜型の生活など肥満原因だらけの中で成長しており、実際に小中学生の肥満の子供はこの30年で倍以上に増えているといわれています。

これら肥満の子供はコレステロールが高いなど、いわゆる生活習慣病の症状を抱えているといわれています。

「生活習慣病って、大人の病気では?」なんていうのは大間違いで、子供たちの体の中では、以下のようなことが起こっています。

高血圧 脂肪肝 糖尿病 高脂血症
血圧が常に高い状態で、心臓に負担がかかり、血管が早く老朽化する 太ると内臓のまわりにもたくさんの脂肪がたまり、肝臓の働きが悪くなったり、体内の老廃物を上手く処理出来ない事にもなる 食後に血液中のブドウ糖がふえる病気で、続くと血管がボロボロになり、目が見えなくなることもある 血液中のコレステロールや中性脂肪がふえる病気で、続くと動脈がかたくなり、心臓病の原因にもなる

小さな子供の体の中でこのような変化が起こっていると思うと怖いですし、さらに肥満は身体にさまざまな負担を掛けます。

というのも、普通の体重の人に比べて、余分に5キロ脂肪があるとすると、適正体重の人が、常に1リットルのペットボトルを5本背負って生活していることと同じで、そのためすぐに疲れてしまい、またひざや股関節を痛めたりする子供もたくさんいます。

なぜ太るのか?肥満の法則とは

では、なぜ子供たちは太ってしまうのかというと、そもそも人間はエネルギーを使って生きているのですが、それを「消費エネルギー」といいます。

そのエネルギーは食物を摂ることによって作り出され「摂取エネルギー」と呼ばれているのですが、消費エネルギーと摂取エネルギーが同じならば体重が増えることはありません。

しかし、摂取エネルギーが多く、あまってしまうと脂肪となって体にたまり、体重が増えてしまいます。

逆に消費エネルギーが多いと身体に蓄積された脂肪などがエネルギーとして使われ、体重が減るので、要は食べる量を減らしてよく動くようにすればやせるのです。

ただ、子供のダイエットはこの法則だけでは危険で、発育・成長期に不可欠な栄養素がきちんと摂れていないと、大人になってから取り返しがつかない影響が出てきます。

例えば、子供の骨密度は、9~14歳ころに急増し、その後はほとんど増えないため、成長期にカルシウムをしっかり摂っておかないと骨粗しょう症になってしまいます。

その他にも、貧血や低血糖症、便秘、生理不順、脱毛、疲労感、集中力の欠如、情緒不安定など、体のみならず精神的な障害も起こりかねません。

よって子供のダイエットは、成長に必要な栄養素を不足させずに、太る栄養素を取り除いていくのが基本で、やみくもにカロリーを下げるべきではありません。

脂肪細胞を増やさないようにする

一般的に、大人の肥満よりも、子供の頃からの肥満の方がやせるのが難しいと言われており、というのも成人の肥満は、脂肪細胞のサイズが大きくなるに対して、子供の場合は脂肪細胞自体の数が増えてしまうからです。

人間は、生まれるころに成人の20~25%の脂肪細胞が出来上がっており、その後思春期まで増加し、極度に肥満の子は、7歳前後で成人と同数の脂肪細胞があると言われています。

脂肪細胞のサイズは、努力すれば元に戻すことが出来ますが、一度増えてしまった脂肪細胞の数は、努力によって減らすことは出来ず、そのため、子供時代の肥満は一生の肥満に繋がると言えます。

以上のことから、肥満の大きな原因は、生活環境や食習慣になるので、脂肪細胞が増える時期に正しい食習慣を身に着けさせることが親の大切な役目といえます。

太り過ぎを防ぐ工夫とは

ここからは、お子様の太りすぎを防ぐための工夫を、いくつかご紹介していきます。

揚げ物は調理方法を工夫して満足感を

「油分を控える」のは子供も大人も同じでダイエットの基本となりますが、植物油は、栄養的なメリットもありますので絶つ必要はありません。

ただ、週3回以内と決めておくことが大切で、揚げ物を食べた日は、ほかのメニューは油を使わないものにするなど、食べ方に工夫が必要です。

ただ脂肪は、糖質・タンパク質と並んで大切なエネルギー源で、特に植物油はその中でも優秀な供給源となります。

例えば、茶碗1膳から摂れるエネルギー量は、約250キロカロリーですが、植物油では、大さじ2杯強で同じ量が摂れ、効率よくエネルギーを摂りたいときにはうってつけです。

炒め物はひと手間かけて油を減らす

炒め物は、カサが減るため、野菜がたくさん食べられ、また同じ食材でも、味付けの工夫でバリエーションが豊富なため、ついついメニューに加えがちです。

また炒め物は、揚げ物よりは健康に良いと思っている方も多いと思いますが、意外と炒め物に使う油の量は意外に多いものです。

ただフッ素樹脂加工のフライパンを使う、また野菜炒めを作る場合、先に電子レンジで野菜を加熱しておけば、焦げ付かず、短時間の調理で済みますし、ひき肉などは先に炒め、肉から出た油で他の食材を炒めれば旨みも増して一石二鳥です。

さらに油を加えると栄養価が倍増する食材を使うという方法もあり、例を挙げると、ビタミンには水溶性と脂溶性の2種類があり、脂溶性ビタミンの入った野菜を、炒め物に使えば、ビタミンの吸収率が飛躍的にアップします。

運動はお子様の体には必要不可欠です

子供の肥満は、食事量を減らし、体重を減らせば良いというわけではなく、下手をすれば子供の成長の妨げになる場合もあります。

というもの、見かけは細くても、内臓のまわりに脂肪がつき、血圧などに異常があるという人は、大人はもちろん、子供にも増えていますので、そのような隠れ肥満にならないために、体を動かす習慣をつけたいものです。

というもの、運動すれば筋肉がつき、筋肉の量が多いほど、同じ同じ運動をしていても、使うエネルギー量が増えるので太りにくくなります。

また運動は、筋肉だけでなく、心臓や肺の働きも強くし、体力がつき疲れにくくなればよく動くようになり使うエネルギーも倍増し、太りにくい身体が出来てきます。

如何でしょうか、上記のようなアイデアを使って、大事なお子様の肥満防止に役立てていただければ幸いです!

▲ トップへ戻る
Copyright (C) 2024 脂肪が気になるなら燃やせばいいじゃない【ダイエットワネット】 All Rights Reserved.