低燃費モードになってない?ダイエットに不足しがちな栄養素の補い方

ダイエットの最初は、体重もそこそこ落ちて順調だと思っていてもだんだん落ちなくなり最終的には全然痩せなくなってくる状態になってしまうことありませんか?

そういう時は、身体に必要な栄養素が足りなくなり、栄養不足におちいり痩せにくい身体になってしまっているかもしれません。

もしそうなっていた場合は、ダイエット方法を見直すことを考えたり、一度栄養バランスのことを気にしてみることをお勧めします。

今回はダイエット中に不足がちになる栄養素を知って、痩せやすいカラダづくりを目指しましょう。

栄養素が不足したダイエットは、なぜ痩せにくくなるのか 

ダイエットをはじめたての時は、ちょっとの間は体重も落ちていき、このままいけたら良いなあという感想を持ったりするものです。

でも2週間もすれば、体重の落ち幅が少なくなってきたり、成果が現れなくなってきます。これはダイエットを始めた時は痩せやすい時期で、時間が経過するとちょっと停滞気味な期間という風に波があるのは普通です。

でも、

食事量も増やしていないのに、全然痩せなくなってしまう状態が長く続いた場合は、栄養不足による体質の変化を疑ってみることも必要です。

間違ったダイエットは、慢性の栄養不足の状態を作り出していることにもなりかねません。

人間のからだは栄養が行き渡らないと、自然と低燃費モードに切り替わり、脂肪を溜め込みやすく、消費しにくいカラダになってしまいます。

この状態になってしまうと、ダイエットは厳しくなります。次はダイエットしているとどの栄養素が不足してくるのかをみていきましょう。

ダイエット中どういう栄養素が足りなくなることが多いのか

ダイエットしようとすると低カロリーなものや、炭水化物を抜いたり、どちらかというと極端なことをやってしまいがちですよね。

そういうことからくるのでしょうか。タンパク質、ビタミンB群、食物繊維、鉄、ミネラル類ではカルシウム、カリウム、亜鉛などが不足しがちのようです。

それぞれの特徴をみていきましょう。

タンパク質 カラダに必要な三大栄養素 脂質、糖質、タンパク質と言われるほどの栄養素です。タンパク質はは筋肉を作る源でもあり、不足すると筋力低下を伴い代謝が落ちて脂肪がつきやすいカラダになることがわかってきています。

そのほか精神的にも常用なホルモンや神経バランスなどを整えてくれる作用もあるとされています。ダイエットだけでなく重要な栄養素の一つです。

ビタミンB群 この栄養素はビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6などのことをいいます。B1は主に糖質をエネルギーに変換する特徴があり、疲労時の乳酸を分解する働きもあるようです。

B2は脂質をエネルギーに変換し、皮膚や粘膜の代謝に関係しているそうです。口内炎、目の充血なども防ぐ作用もあるそうです。

B6はタンパク質をエネルギーに変換し、免疫機能や肝臓に脂肪がつかないようにする作用があるといわれています。

食物繊維  糖質制限ダイエットなどを行なった際、食物繊維が不足するといわれています。また炭水化物を抜くダイエットもあったりします。

炭水化物も糖質と食物繊維で構成されていると言っていいほどなので、炭水化物を抜くダイエットも食物繊維を摂ることができなくなるので、便秘や肌荒れも引き起こすとされています。

鉄   鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血になることもあるほど重要な成分です。酵素を全身に届ける役割があり、不足すると酵素の不足を招きます。

やはり無理なダイエットや同じものを食べることで鉄分不足を起こします。

カルシウム  カルシウムは骨、歯を丈夫にするイメージが先行していますが、血裔をサラサラにする、心筋の収縮を助ける、神経の興奮を鎮める(イライラを防ぐこと)

ホルモンバランスを調整する。消化酵素の働きを促進するなどの役割もあるそうです。

カリウム   カリウムにはナトリウムや体の中にある余分な水分を排出する効果があります。塩分の取りすぎの時などに有効で、むくみ解消にも良いとされているものです。

亜鉛     亜鉛には新陳代謝やエネルギー代謝、免疫機能などをサポートする機能があります。亜鉛は体内で作り出すことができない成分のため食事でとるかサプリに頼らざるを得ないものです。

栄養素が不足になるとどいう症状が出てくるのか

本格的な栄養不足になると、抜け毛や毛髪の脱色が多い、風邪などの感染症にかかりやすい、下肢や腹部がむくむなどの症状が現れてきます。

軽いものだと疲れやすい、体が冷える、不眠になる、精神的なものでは気分が落ち込む、集中力が続かない、イライラしやすい、貧血、整理不順、味を感じないなどの症状も栄養不足からくることもあるとされていました。

この症状は先ほど挙げたタンパク質、ビタミンB群、鉄分、カルシウム、カリウム、亜鉛などの栄養素が切れると現れることで起こるそうです。気をつけましょう。

ダイエットで不足しがちな栄養素を補う食べ物はどんなものがあるか

次の表にしてみました。参考にしてください。

タンパク質を多く含む食品 肉類、魚介類、卵類、大豆製品、乳製品
ビタミンB1を多く含む食品 穀物の胚芽、豆類、豚肉、レバー
ビタミンB2を多く含む食品 豚、牛、鶏、のレバー(肝臓)やハツ(心臓)うなぎ、卵、納豆
ビタミンB6を多く含む食品 鶏肉、レバー、カツオ、マグロ、ジャガイモ、バナナ、生ニンニク、ピスタチオ
食物繊維を多く含む食品 いも、きくらげ、天草、ひじき、大豆、おから、しいたけ、海苔、ワカメ
鉄分を多く含む食品 豚肉、鶏肉のレバー、パセリ、牛肉(センマイ)、豆味噌、ほや、あゆ(焼き)、しじみ
カルシウムを多く含む食品 牛乳、桜えび、しらす、ワカサギ、獅子はも、チーズ類、豆腐
カリウムを多く含む食品 きゅうり、ゴーヤ、ズッキーニ、スイカ、スルメ、アーモンド
亜鉛を多く含む食品 牡蠣、ニシン、レバー、卵、チーズ

ダイエットするにあたって栄養素の知識を身につけよう

ダイエットをするとどうしても偏った食事をしてしまったり、栄養バランスを崩してしまいがちです。そのことが原因で栄養不足におちいり、ダイエットに失敗するだけでなく、体の不調を招いてしまうのは最悪ですね。

それを避けるには、ダイエットをしたら不足しやすい栄養素を理解しておき、それを補いながらダイエットをおこなうのが賢いダイエットの仕方ではないでしょうか。

炭水化物を抜くダイエット、糖質を抜くダイエット、いろいろありますが、これらのダイエット方法もよく読み込んでいただいたら、全く炭水化物、糖質を取らないとは書いていないものが多いのではないでしょうか。

全く摂らないということをやってしまうと、必要な栄養素までもが不足してしまうことになり、冒頭にも書きましたが代謝が落ち、脂肪を溜め込もうとする作用が出てきてしまいます。

ご自分でもともとバランスの良い食事をしている自信がある方は、

食事の種類を減らすのでなく、一つ一つの量を減らすことに挑戦してみてください。そうすればバランスの良い食事で量を減らしているので、栄養過多によるダイエットの失敗はなくなります。

あまり食事のバランスに気をつけてこなかったという方は、これを機に少し栄養素の知識を取り入れて食事をしてみてください。それだけでもダイエットの成功に近づいていると思います。

頑張ってください。

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