急に痩せると顔にたるみが出る!その理由と顔のたるみ防止対策

よくテレビでダイエットが特集されます。ただダイエットをするのとは別に、すごく太った人が、痩せて体中の皮膚があまってしまうと言う話もあります。

極端な例では、手術して切り取らないといけないほどに皮が余ってしまう事例があります。これは、体重も何百キロと言う少し特殊な例になるのですが、ここからわかるように、痩せ方によっては皮膚がたるんでしまうことがあるのです。

実は、一般的なダイエットでも痩せることにより顔にたるみが出てくると言います。もちろん、年齢的にたるみが出てしまうことはあるのですが、それとは別に痩せることによる顔のたるみが出てくることは、特別なことではありません。

どうして痩せると顔にたるみが出るの?その理由は急に痩せるのが問題

女性の誰もが気になる顔のたるみですが、そもそも年齢によって顔のたるみは出てきます。若い人はまだピンとこないでしょうが、これはある程度年齢を重ねると実感することです。

そして、顔でもたるみが出やすい場所があります。

顔のたるみやすい部位

  • 眼の下
  • 首(二重あご)

頬がたるめば自然にほうれい線がはっきりと出てくるので、一番わかりやすいでしょう。それ以外も、毎日自分の顔を鏡で見るでしょうからわかると思います。顔がたるむこと自体は、誰もが通る自然なことなのです。

ダイエットで成功しても急な痩せ方は顔のたるみを作る元になる!

ダイエットに関して必ずと言うわけではないのですが、これもまた女性ならば多くの人が経験していることでもあります。

ダイエットを行って成功した場合、その嬉しさからつい気付くのが遅れたりあえて気付かないふりをしてしまったりするのですが、ふと気付くと顔にたるみが見られることがあります。せっかく痩せたのに、とがっかりしてしまうほどに目立つ人もいるかもしれません。

この顔のたるみですが、突然できる原因は、先に触れた年齢の問題ではなく、ダイエットによって急に痩せたことにより出てきてしまうものなのです。

特に体重減少が著しい食事制限のダイエットで起こりやすく、顔のたるみができるかどうかという視点で見ると、ある意味それはダメなダイエット方法と言えるかもしれません。

実は、食事制限ダイエットの場合、このようなデメリットがあります。

  • 新陳代謝が落ちてしまう。
  • 筋肉が衰えてしまう。
  • 栄養不足に陥り、体調を崩しやすい。
    (骨粗鬆症になりやすい。肌荒れを起こす。)
  • リバウンドしやすい。

もちろん、食事制限にもいろいろな方法があるので、全てがいけないというわけではありません。特に専門家の指導の元に行われている場合は、安心してダイエットができるでしょう。

ただ、急激に体重が減るようなやり方は、体にも負担が大きいということはあります。

顔のたるみとは直接関係のないことなのですが、我流や思い込みで行う食事制限ダイエット、特に糖質制限のダイエットには、いろいろな問題点があることは知っておいた方がいいかもしれません。

なぜ急に痩せることが顔のたるみを作ってしまうのか?その原因は

では、なぜ急に痩せるようなダイエットが顔のたるみを作ってしまうのか、ということですが、まず頬をはじめとする顔の皮膚がたるんでしまう原因として、このような理由があります。

顔(頬)がたるんでしまう理由

  • 皮膚が余ってたるみができる。
  • 頬を支える筋肉が衰えてしまう。

筋肉の衰えは、年齢によるものと同じような理由なのですが、これらが急に痩せることにより起こってしまうのです。

脂肪で伸びた皮膚が痩せることにより余ってたれるのがたるみの原因

皮膚にたるみができるのは、太っていた時に伸びた皮膚が、急なダイエットによって余ってしまう為です。痩せたすぐは、皮膚が垂れ下がったような感じになったり、ほうれい線が深くなったりします。

もちろん新陳代謝によって細胞は入れ替わるので、いつまででもというわけではありませんが、しばらくの間はこの状態が続きます。(長くても1年ぐらい)その後、徐々にたるみは戻っていきます。

ただ、食事制限をしていた場合、不足の栄養をなかなか補えなくなっている為、新陳代謝がよくなく時間が掛ってしまいます。

ダイエットでも食事制限で痩せる時は、脂肪から減るのではなく、筋肉も減ってしまいます。これは、頬をはじめとする顔を支える力が衰えてしまうことになります。

筋肉を作る栄養素としてたんぱく質が必要なのは、多くの人が知っています。もちろん栄養はそれだけではありませんが、食事制限をしている場合、本来それら必要な栄養素も摂れなくなってしまうのです。

どうすればいい?痩せた後でも間に合う?顔のたるみを防ぐ方法とは

ただ、痩せると言っても若いうちはまだまだハリがあるので、さほど顔にたるみは感じず関係ないないと思うかもしれません。

しかし40代以降はたるみも出やすく、また、20代や30代と比べるとたるみを解消するのに時間がかかり、若い人以上に努力が必要になります。もちろんたるみが全く戻らないわけではありません。それでも多くの方が顔のたるみを実感していたり、戻すのに苦労していたりします。

細胞の入れ替わりは年とともに時間がかかる!新陳代謝を良くするには

すべて以前のように元通りと言うのは難しいかもしれませんが、顔のたるみの修正が全くきかないわけではありません。

努力すれば、多少なりとも顔のたるみを抑える、または多少なりとも戻すことは可能です。

たるみを作るようなダイエット方法の逆を考えるとわかると思います。どのような方法がたるみからの復活にはいいのでしょうか。

  • 新陳代謝を良くする食事をする。
  • 顔のたるみを支えられるように筋肉をつける。

これらを行う、または意識することでしょう。では、まず新陳代謝を良くするには、どうしたらいいのでしょうか。

  • 栄養をしっかりと摂る。
    (時にはサプリメントも必要)
  • 運動を定期的に行う。
  • 睡眠をよくとる。

特に肌の新陳代謝を良くするには、栄養をしっかりと摂取するのが一番です。

これは肌の問題だけではないのですが、体をつくっていく上では基本と言えます。

また、筋肉をしっかりとつけて頬が下がらないようにするには、どのようなことをすればいいのでしょうか。

  • 筋肉を作る栄養を取る。
  • 表情筋を鍛える。

やはり新陳代謝の場合と同じように栄養が必要ですが、合わせて筋肉を鍛えるトレーニングも必要です。そうすれば、頬をはじめとする皮膚を支えて、たるみが周りに見えることはなくなります。

新陳代謝を上げるにはたんぱく質を中心にした栄養を摂ろう!

栄養面で見て新陳代謝を上げるには、やはりたんぱく質をはじめとする栄養をきちんと摂ることは何より大切です。

たんぱく質を多く含む食品

  • 納豆
  • 無脂肪牛乳
  • 豆乳
  • ツナ(缶)
  • 豚肉・牛肉・鶏肉  など

たんぱく質は当然として、食べた栄養からエネルギーを作り出す「代謝」には、一緒にビタミンB6も必要です。

それにより筋肉(だけではありませんが)も作られていきます。もちろんビタミンB6の働きはそれだけではなく、皮膚や粘膜の再生や免疫機能にも大いに役立つ栄養素です。

ビタミンB6を多く含む食品

  • 生にんにく
  • ピスタチオ
  • 鶏肉
  • レバー
  • カツオ
  • マグロ
  • ジャガイモ
  • サツマイモ
  • アボガド
  • バナナ   など

両方をバランスよく摂取できるのが、一番でしょう。

コラーゲンを摂るといいと言うが結局は同じたんぱく質!

よく美容の話で出てくるコラーゲンもたんぱく質の1種です。人間の体を作っているたんぱく質のうち約30%、皮膚の約70%がコラーゲンだそうです。

ただ、コラーゲンも今わかっているだけで28種類あり、皮膚に存在するのが9種類とのことです。たんぱく質はアミノ酸によって構成されているのですが、この構成の形によってコラーゲンの種類が変わります。

まだまだ、コラーゲンについて全てがわかっているわけではありませんが、体や肌のハリに大切なものは誰もが知っていることでしょう。そして、コラーゲン(とエラスチンも)は、紫外線によって壊され、加齢によって減少もします。

では、コラーゲンを摂るにはどうすればいいのか。コラーゲンを多く含む食品を摂ることと、他にもアミノ酸で摂るという方法もあります。

コラーゲンを多く含む食品

  • 手羽先
  • スペアリブ
  • レバー
  • 牛タン
  • うなぎ
  • フカヒレ
  • アジ
  • イワシ  など

アミノ酸の視点ではこのような食品がオススメです。

  • カツオ
  • マアジ
  • 牛肉
  • 豚肉
  • 鶏卵  など

肉や魚に多く含まれていることがわかります。どちらにしても結局、元をたどれば同じですので、同じような食品と言えると思います。

また、コラーゲンを効果的に摂るにはビタミンCも欠かせないと言われています。

ビタミンCを多く含む食品

  • アセロラ
  • パセリ
  • せん茶
  • のり(焼のり・味付けのり)
  • 赤・黄ピーマン
  • キゥイ
  • ゆず   など

今はサプリメントが充実しているので、何かとサプリメントに頼りがちです。もちろん、サプリメントが悪いわけではありません。

しかし食品で栄養を摂取するということは、単体ではなくいろいろな栄養成分が1つの食品には含まれているので、複合的に栄養を摂ることができます。何より、それぞれの栄養素の役割が相互に関係して上手に働いて初めて体が健康になったり、美容の効果がでるものです。

先にもコラーゲンの効果を出すにはビタミンCが必要と言うこともその一つです。サプリメントはあくまで補助的な役割で使い、メインはやはり食事で摂ることが一番体にいいと言えます。

顔のたるみを治すのなら顔の運動が必要!表情筋トレーニングを行う

運動ですが、顔をたるませないようにするならば、やはり表情筋を鍛えるトレーニングをするといいでしょう。

昨今、忙しくて笑う余裕もない人が多い世の中です。笑うだけが表情筋を動かすわけではないのですが、通常の生活では全体の30%ほどしか表情筋を使っていないと言われています。

敢えて表情筋を動かすことで、顔の筋肉が凝り固まっているのをほぐし、血流やリンパの流れを良くし、老廃物の排出をも行います。

表情筋は副交感神経とも関係があり、表情筋を動かすことは、リラックス効果を呼びストレス軽減になるそうです。

方法としてはいろいろあり、どれも似たようなものかもしれませんが簡単にできます。

まずウォーミングアップですが、深呼吸でいいので行いましょう。息を吸う、吐くを5秒ほどかけて行います。

頬のたるみ対策のトレーニング
しっかりと顔の筋肉を動かすことを意識しながら、「あ」「い」「う」「え」「お」の順に、ゆっくりと大きく口を開けていきます。一言葉ずつ、開けたら息を吐きながら10秒ほどキープし、ゆっくりと戻します。これを1日2~3回ほど、行います。
もし、顎のラインや首の皺も気になるようでしたら、これを上を向いて行うのも効果的です。
目元のたるみ対策のトレーニング
目をぐるりと回ります。右回り、左回り、両方3回ずつ行います。

筋肉を鍛えるトレーニングになるので、2~3日で効果が出るわけではありません。しばらく続けることが大切です。

できればダイエットをする前から顔のたるみを意識する!

ダイエットに成功したとしても、既にできてしまった顔のたるみを改善する方法について説明しました。しかし、できればダイエットを行う段階で顔がたるまないような努力をするのが一番でしょう。

顔がたるまないダイエット方法

  • 食事制限だけでなく、運動もバランスよく取り入れる。
  • 急激に痩せるのではなく、ゆっくりと体重を落としていく。
  • 表情筋トレーニングをしながら痩せる。
  • たんぱく質をはじめとする栄養をしっかりと摂る。

ダイエットも当然ですが、食事制限を全くしていけないわけではありません。運動をうまく取り入れる必要があるということです。これは、健康の面で見ても大切なことです。そして、ゆっくりと痩せる。

痩せ方の目安として、1ヶ月に2kgペースが良いです。

痩せるのもいいができれば普段から顔のたるみの予防をするのがいい!

体質や体格、体調などが人それぞれ違うように、痩せ方にもひとそれぞれ違いがあります。そのため一概には言えませんが、それでも年齢が上がるにつれ、痩せると顔のたるみがわかりやすく出てきてしまうことはわかったと思います。もちろん、若いから大丈夫とも言い切れません。

ダイエットを行う時は、誰もが体重やスタイルを最優先に気にしてしまいます。

しかし、今回は顔のたるみついて記載しましたが、他にも痩せた後のトラブルがあることも知っておき、できれば無理なく、筋力をつけながら健康的に痩せられるのが一番ではないでしょうか。

▲ トップへ戻る
Copyright (C) 2024 脂肪が気になるなら燃やせばいいじゃない【ダイエットワネット】 All Rights Reserved.