女性がダイエットする理由。時には周囲からの無言のプレッシャーも!

『細い!』という言葉は女性には嬉しいものです。最高のほめ言葉と言ってもいいかもしれません。そのせいか、日々ダイエットに励んでいる女性は非常に多いです。

ダイエットの理由の多はは『きれいになりたいから』ですが、別の理由でダイエットしている女性も少なからずいるようです。すでにじゅうぶん細いのに、もっと体重を減らそうとしている女性もいます。

そこまでして痩せたがる理由とは何なのでしょうか?行き過ぎたダイエットは健康を大きく損ねる原因にもなります。いまダイエットしている理由は本当に自分の理想の美のためなのか?いちど冷静になって考えてみましょう。

女性はなぜ常に痩せたがってるの?その理由とは

『太って着る服がなくなった!』『街を歩いていて、ショーウィンドーにうつった自分のだらしない姿に愕然とした』『おめでたですか?と言われてしまった』『異性から女性扱いされなくなった』など、痩せたい理由は人によって違います。

こうした理由には、『きれいになって自信を持ちたい!』という願望が隠れています。

また、太っている女性は、痩せている女性に比べて目に見えない差別を受けやすいという事実があります。

たとえば、若い女性だと合コンなどでは異性に話しかけられる確率が低くなります。人間は自分に共通点が多い人を好きになるといわれています。女性はコミュニティを作るのが上手ですが、自分とタイプが違いすぎる人とはつるみません。

結果、痩せている人は痩せている人と、太っている人は太っている人と行動することが多くなります。そうなると、魅力的な異性と出会いやすいコミュニティはどちらになるでしょうか?

女性はより優良な遺伝子を残したいという本能があるので、若い女性はとくに痩せ願望が強くなる傾向があります。

じゅうぶん細いのに痩せたがる女性の心理とは?意外と深刻な闇が

ほっそりしていても痩せ願望の強い女性は意外と多いようです。そもそも、日本の若い女性は大半がダイエットは不要だといわれています。

鏡を見れば一目瞭然のように思いますが、本人たちはそうは思っていないようです。

本屋では、ダイエット特集を組んでいる女性誌が必ずといっていいほど置いてあります。インターネットでもちょっと検索するとダイエットに関する情報が山のように見つかります。テレビの女性向け情報番組でもダイエットは欠かせないネタになっています。

デパートを歩くと、婦人服売り場のマネキンがとても細いことに驚かされます。マネキン業社によると、ここ数年でマネキンの体型はかなり細くなっているそうです。人は想像以上に目から情報を得ています。こうした情報に常に触れていると、

『自分は太っている』『もっと痩せなきゃ!』と無意識のうちに思ってしまいます。

日本はダイエット=体重を減らすという考え方が大半を占めますが、細い女性がさらに痩せようとすると、健康に悪影響を及ぼすことになります。

体重は関係ない?理想の体型は一人一人まったく違う!

健康的な体重を知る目安の一つにBMIがあります。計算式は

体重+身長の二乗

となります。しかし、この式にはいくつか問題があります。

  • 筋肉量と死亡率が考慮されていない
  • 男女、年齢別の水分量が考慮されていない
  • 身長が高いほどBMI値も高くなってしまう

例えば筋肉質のアスリート体型の70kgも筋肉量が低い70kgもおなじBMI値になり、アスリート体型の人でも肥満になってしまいます。

水分量も男性より女性が高く、さらに年齢も若い方が高くなるので、自然に若い女性のBMI値が高くなる傾向があります。

BMI値はある程度参考になりますが、あまり過信しないほうがいいのです。海外のアスリートは、体重にこだわらず、その日の体調で食事内容やトレーニングを決めることが増えてきています。理想の体重、体型は表面的な数字にとらわれず自分の体調と相談して決めるようにしたほがよさそうです。

何気ない一言がきっかけで摂食障害に!体型の『いじり』は禁物!

『太った?』などと見た目について悪気なく言ってしまう人もいるようですが、こういった言葉は軽々しく口にしてはいけません。多少肥満気味だったとしても、病気や精神的疾患が原因で深刻に悩んでいる場合も考えられます。

言ったほうは悪気はなくても、言われたほうは非常に傷ついている可能性があるのです。

職場で上司が若い女性の部下の見た目を『いじる』というケースもあります。

テレビで女性芸人が司会者や男性の芸人にいじられているのを見て、『これもコミュニケーションの一環』ぐらいに思っているのかもしれませんが、職場でこれをやるとセクハラにあたる可能性があります。場合によっては、拒食症などの摂食障害を引き起こすきっかけにもなってしまいます。

数字ではっきりした結果が出やすいだけに、生真面目でコンプレックスの強いタイプの女性は頑張りすぎてしまうこともあるのです。女性同士、家族間でも見た目に関する話題は注意が必要です。

ダイエットは体調を見ながらあせらず続けていくほうが成功します。また、自分自身が人の体型について軽々しいことを言わないように気をつけましょう。

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