どうしようもなくイライラする!ダイエットのストレスを緩和する方法
仕事や育児、または人間関係など、ストレスを感じてしまう瞬間は毎日のようにあります。
本来であれば、くつろぎの場である「家」であっても、言うことを聞いてくれない家族に無性に腹が立ってしまうことも少なくないはずです。
プライベートな時間であっても、どうしようもなく腹が立ったり、イライラしたりすると気が休まりません。
これは心と体に負担が掛かり、本当に大変なことです。
ここでは、イライラしやすい人の特徴と原因、イライラが止まらなくなってしまったときの対処法を説明していきます。是非、参考にしてください。
理想と現実のギャップにイライラの原因がある
コンビニのレジに並んでいるときに、研修中の店員がもたもたと接客をしていたとします。あなたは仕事に疲れていて、早く休みたい・・・
こんな場面で、イライラしてしまう人もきっと多いはずです。
この状況で「今日は疲れたなぁ。早く家でビールでも飲んでゆっくりしよう」という理想があったとすれば、イライラしてしまうのは自然なことです。
自分の理想と、現状にギャップがあるからです。
人は、思い通りに物事を進めていくことに満足感を得るものです。
イライラの種を突き詰めると「劣等感」に行きつく
人は、物心が付いた頃、もしくはそれ以前かもしれませんが「記憶の蓄積」をはじめます。これはみんながすることですから、特に問題はありません。
問題なのは「物事の捉え方」にあります。
例えば、次のような場面に出くわしたとき、あなたはどのように感じますか?
- 通勤電車が30分遅れている
- 出掛けようとしたら、靴の紐が切れた
- やる気のない社員が自分より高給である
- 理不尽なことで怒られた
出掛ける間際に彼氏がもたもたしている
よく考えてみてください。イライラの原因は意外なところにあるからです。
今回の例であげた事例は全て「劣等感」が原因です。
遅れてしまったときに怒られた、嫌な顔をされた経験。何か不吉なことが起こるのではないか?という不安。自分は一生懸命やっているのに評価してくれない会社や彼氏。
知らず知らずのうちに、過去に起こった嫌なことを目の前の場面へ投影してしまうのです。
期待しないことはネガティブなことではない
理想を持つことによって、思い通りにいかない現実にぶち当たります。
そればかりか、思い通りにならない現状に自分を責めてしまうこともあります。
そこで、「自分や他人に期待しない」を心掛けてみるのはどうでしょうか?
まず、他人はコントロールすることは出来ません。
コントロールしようとすること自体が不可能なのです。そして、自分にも過度な期待を掛けないということも大事なことです。
これは、自分の心を穏やかに保つための「処方箋」のようなものです。
自分の人生に期待をしないということは、とても怖いことではあります。しかし、イライラしてしまう自分を変えていくには、これくらい大胆なことをしなければなりません。
期待しないことは「考えないこと」
具体的なやり方としては、考えないことです。しかし、明日の予定や週末にやらなければいけないこともあるでしょう。
「全く考えるな」という極端なものではなく、考えすぎないということです。
目的は、イライラを一旦ストップさせて心を静かにすることですから、まずは、目の前の物事の見方を変えていかなければなりません。
前述したように、理不尽なことで怒られたのであれば、自己反省はほどほどにしておくのが良いでしょう。
その代わりに、怒られている自分と距離をとってみましょう。
イライラしている自分を客観的に眺める
怒られている当事者は自分なのですが、そこにぴったりと寄り添っているからイライラしてしまうのです。
ちょっとだけでも自分から距離をとってみると「なんでこの人はこんなことで怒っているんだろう?」と見えてくるかもしれません。
客観的に物事が見えてきたら、心は落ち着いてくるはずです。「理不尽に怒られている」という現状を真剣に取り扱わなくなったからです。
心が落ち着いてくれば、想像上で上司にハゲズラを被せてみたりすることも出来るかもしれません。
大切なことは、客観視してその場を面白がるということです。
マインドフルネスを取り入れてみる
一番オーソドックスなやり方は「自分の呼吸に集中する」ことです。
自分の鼻から酸素が入っていき、のどを通って肺に入っていくことを意識的に感じ取り、同じように吐く呼吸も微細に感じ取っていくのです。
その瞬間、脳は何も考えられなくなるので、脳がクリアになり、イライラも落ち着いてきます。
マインドフルネスは、googleやyahoo!、fecebookなど世界の有名企業も「瞑想」する習慣として取り入れているほどです。
これも、前述したように「自分を客観的に眺める」方法のひとつです。自分を客観視することがどれほど大切なことか、理解していただけたかと思います。
ストレス発散は考えないと逆効果になる
どうしようもなくイライラしたときに、ついつい飲酒や喫煙、パチンコなどに頼ってしまうことはないですか?
これらもストレス発散にはなるのでしょうが、実は逆効果になってしまい、イライラの無限ループにはまってしまうかもしれません。
というのも、人の脳はとても優秀でとても面倒くさがりなのです。
例えば、喫煙によってストレスを発散させているとします。これはたばこの煙と一緒に酸素も普段の呼吸よりも多量に吸い込むことができるため、深呼吸の役割も果たしています。
しかし、みなさんもよく知っているように、たばこにはニコチンという依存物質が入っているのです。ニコチンを摂取したときの快感を脳が記憶しているため、また吸いたくなってしまうのです。
ですから、ニコチンが切れた状態にイライラを感じているのであって、他に何かイライラさせることがあった事柄は二次的なイライラに他ならないのです。
お酒も同様に快感を脳が覚えているので、もう一度それを経験したがっているだけですし、パチンコも、大音量の中で単純作業をすることによる快感を、脳が欲すようになってしまうだけなのです。
ついイライラしてしまう自分も受け入れてあげる
「こんなことも出来ないのか・・・」「なんでこんなことで怒ってしまうのだろう・・・」そんなことは誰でもあることです。
そんなとき、自分を責めないでください。そんな自分もあなたなのですから。
不器用ながらも、自分を守るために、自分を正当化するためにたくさん頑張ってきた自分であることもまた事実だということを知って下さい。
イライラしてしまうということは、自分を可愛がっている証拠でもあります。
「こんなに頑張っているのに報われない。もっと自分を尊重してよ!!」という心理が奥には隠れているのです。
その心の声を誰か他の人に聞いてもらうのはほどほどにして、自分で聞いてあげましょう。これこそが自分を可愛がってあげるということです。
イライラは、一旦立ち止まって自分を顧みるシグナルと捉えましょう。そして、イライラは自分の声を聞いてあげる良いチャンスなのです。