ふくらはぎが太く見えるのは内側の筋肉のせい?どうしたら痩せる?

女性ならば誰もが気になる足の太さ。イメージとして、足と言えば太腿をすぐに思い浮かべる人が多いでしょうが、実はふくらはぎも気になる部位としてはよく聞きます。

そのふくらはぎですが、痩せたい部位としてよく話題になるウエストやヒップ、太腿よりもちょっと痩せにくい印象があります。また、見た目的にも脂肪よりも筋肉がついているという感じでしょうか。特に内側に筋肉がついてしまっていると、どうやって痩せたらいいのか、悩みどころかもしれません。

ふくらはぎが太くなる原因とちょっとした痩せる方法についてお伝えします。

痩せてる?太ってる?意外に気になるふくらはぎも理想の太さがある

足の太さを気にする女性は多いのですが、人によってその気になる場所は違います。

ふくらはぎは、男性の場合は筋肉がついているのがわかりやすいと言えるかもしれません。

女性の場合は、多少なりとも筋肉によりラインが綺麗に見えるのは嬉しいでしょうが、特に内側など筋肉のつき方によっては、太っているように見えると感じることがあります。また、筋肉がしっかりとついているわけではないけれど、単純に太いと気になる方も多いでしょう。

実は、ふくらはぎの太さには、理想の太さというものがあるそうです。

ふくらはぎの理想の太さ
身長(cm)×0.2=(cm)

あくまで理想ですし好みは人それぞれなのですが、一般的な目安としての計算式があり、この太さよりも+4cmあると太いと感じるようです。

このふくらはぎですが、このような特徴があります。

  • 脂肪がつきにくく、筋肉はつきやすい。
  • 筋肉がなくなると血流が悪くなり、老廃物がたまってむくみやすくなる。
    (足が太くなりやすい。)

これらの特徴は、細かく言えばふくらはぎの筋肉の特徴と言えるかもしれません。

内側の筋肉?それともむくみ?ふくらはぎが太く見える原因について

その人の生活スタイルによって違うでしょうが、特徴から見ても、ふくらはぎは太りやすい部位の一つと言えそうです。そもそも、ふくらはぎが太いのにはどのような原因があるのでしょうか。

ふくらはぎが太い原因

  • 筋肉がついている
  • 体が歪んでいる
  • 姿勢や歩き方が悪い
  • むくみ・老廃物が溜まっている

筋肉という問題もあるのですが、それ以外の原因もいくつかあります。

筋肉としてもふくらはぎは太りやすい場所?内側は筋肉が歪んだもの?

運動していた人のふくらはぎは、しっかりと筋肉が盛り上がって女性の場合は見られるのが恥ずかしいと思う人もいるかもしれません。

人によって短距離走・長距離走と得意分野が違うことでわかると思いますが、筋肉にはそれぞれの筋肉の発達の仕方で得意分野が変わってきます。細かく言えば、筋肉を構成する繊維状の細胞を筋繊維と言いますが、これが一般的に2種類に分けられます。

それが、速筋(繊維)と遅筋(繊維)です。速筋も2種類に分かれますが、ここでは速筋と遅筋で見てみます。

速筋
(白筋)
太くなりやすい。
瞬発力やスピードでパワーを発揮するが、疲労しやすく持久性がない。
糖質がエネルギー源。
遅筋
(赤筋)
太くなりにくい。
有酸素運動向けで持久性がある。
脂質がエネルギー源。

短距離選手は筋肉の80%近くが速筋で、マラソン選手は筋肉のうち80%が遅筋だそうです。

ダイエットをする場合、脂肪がエネルギー源という遅筋をどう使うかが大きなカギとなります。

これがふくらはぎとどう関係しているのか、という話になるのですが、ふくらはぎの筋肉は、主に腓腹筋とヒラメ筋になります。

腓腹筋 大腿骨からアキレス腱までの筋肉。
速筋。
ヒラメ筋 脛骨(膝から足首までの間の骨)の背面に腓腹筋の内側ある筋肉。
遅筋。

厳密にはちょっと違いますが、わかりやすく言えば、ふくらはぎの一番盛り上がった筋肉が腓腹筋、横に出ているように見えるのがヒラメ筋になります。

腓腹筋は速筋ではあるのですが、全体的に考えるとふくらはぎは他よりも太りにくい部位ではあります。ただ、筋肉はつきやすいのでそれで太りやすいという認識を持つ場合もあります。ある意味、筋肉太りになる部分と言えると思います。

ただ筋肉太りだけでなく足が内側に歪んでいるのも原因の一つ?

ふくらはぎが太いのはただ筋肉がついているだけとは限りません。

筋肉が張ってしまっている場合や、膝や足首が捻じれて筋肉が内側に出てしまっている場合もあります。

そう言われても、自分がどうだかわからないと言う人は多いでしょう。

しかし、そもそも人間は基本的に毎日歩きます。足の筋肉をそれだけ使っていることは、それだけでもわかるでしょう。歩き方によってはふくらはぎの筋肉がかなり鍛えられることは、たやすく想像できると思います。

ふくらはぎの内側に筋肉がつく原因として、歩く時の着地が足のつま先から、特に親指側から着地する歩き方になっている人がいます。

また、ヒール、特にピンヒールを履いている場合、本来はそこまでつま先に力を入れなくてもいいのですが、履物のイメージからつま先に力が入っていれば当然つま先で歩くようになってしまいます。また、それに伴い、歩く姿勢が悪くなることもあります。

他にも例えば、台所仕事などでついキッチンにお腹を凭れかけて作業するような、前傾姿勢で凭れるような立ち方をしている人も多くいます。

それらの歩き方や立ち方をしていると、ふくらはぎに力が入ったり緊張状態になり、筋肉がつきやすくなります。

他にもよく骨盤が曲がっていると太りやすくなるという話を聞くと思います。それと同じように、体が歪んでいたり、歩き方が良くないと靴やヒールの底が変形していたり、すり減り方が偏っていたりします。

そこから立ち方が更に歪み、ふくらはぎの内側に力が入ったり緊張したりして筋肉がついてしまうこともあります。

ふくらはぎの特徴には老廃物がたまってむくみやすいこともある!

上記でも触れたように、姿勢や歩き方の悪さは、体の歪みを引き起こし筋肉のつき方に影響が出るのですが、体の歪みの影響の出方はそれだけではありません。

姿勢が悪ければ、リンパや血流が悪くなります。リンパは老廃物を運ぶ役割をしています。

その流れが悪くなれば、当然老廃物は溜まりやすくなります。

また、重力の関係で年齢とともに頬が下がってくる、胸やお尻が垂れてくるという話もありますが、水分だって重力の影響で下がってきます。その為、足がむくみやすいのは多くの人が知っていることでもあります。特にずっと立ち仕事やデスクワークなどの同じ姿勢の人が、むくみやすいと言います。

これはふくらはぎの内側というよりもふくらはぎ自体ということになるのですが、足は何かとむくみやすい部位になり、それが太ることへ繋がっていくことになります。

どうすれば痩せられる?ふくらはぎの内側を細くする方法とは

では、ふくらはぎの、特に内側はどうしたら痩せられるのか、ということになるのですが、方法としてはこれらがあります。

ふくらはぎを細くする方法

  • マッサージ(リンパマッサージ)
  • ストレッチ
  • ツボ押し
  • 有酸素運動  など

これらは無理な運動と違い、毎日続けやすいものだと言えます。

ふくらはぎの筋肉を緩めたり足の歪みを治すのも痩せるためには必要!

よく痩せる方法としてあるマッサージは、むくみを取って老廃物を出す(代謝をアップさせる)ことになり、これがふくらはぎを細くすることに繋がります。

ただし、下手だとかえって揉み返しが起こったり(揉み返しが全部悪いわけではありませんが)、筋肉が緊張してしまうこともあるため、難しいところです。何より足の筋肉の緊張を緩めることが大切です。

マッサージもいいのですが、しっかりしたマッサージまでしなくても筋肉を緩めるということになるという点で、まずは膝を立ててふくらはぎを軽く揺らすぐらいでもOKです。これで筋肉がリラックスして緩んできます。また、足首をぐるぐると回すのも効果的です。

よく細かくマッサージの方法が載っていたりしますが、人によっては痩せたいがためにやりすぎて体を痛めてしまったり、逆効果になることもあります。行うにしても、あまり無理をしない程度がいいと思います。

ストレッチやツボ押しもいいが気軽にやれることをやればいい

ストレッチも同様で、やり方によっては効果どころか逆効果になりかねないことになります。あまり難しいことはせずとも、簡単な方法で壁などに背中をつけて座り、前に足を伸ばして大きく息を吸ったり吐いたりするだけでも違います。

ツボ押しですが、足の疲れやむくみ取りはこれらの場所になります。

委中
(いちゅう)
ひざの裏側部分の太い横じわの中央あたり。
足の疲れやむくみ取り。
承筋
(しょうきん)
ふくらはぎの中央より上。
足の筋肉に老廃物が溜まるのを防ぐ。
承間
(しょうかん)
ふくらはぎの高いところの真ん中。
効果は、承筋と同じ。
承山
(しょうざん)
ふくらはぎの下の方。筋肉がくぼむあたり。
効果は、承筋と同じ。

 
ツボ押しも難しかったら、無理にしなくてもかまわないと思います。

有酸素運動がいいのは、有酸素運動は遅筋を使うことになるのですが、これが血流を促進して代謝が良くなることになります。イコールむくみ解消に繋がります。

筋肉の話のところでも触れましたが、そもそも有酸素運動は脂肪燃焼にいいこともよく知られています。

ふくらはぎだけでなく他の部位や体全体のダイエットにもなります。

  • ウォーキング
  • ジョギング
  • サイクリング
  • 水泳 など

多くの人が知っている通り、これらが有酸素運動になります。

他にも気軽にできる方法として、寝る時に足元にクッションを置いて、寝起きに足を乗せるとむくみ取りになります。

ちなみにエステでの痩身注射やサプリでのダイエットも方法としてはあるのですが、手軽ではなかったり費用がかかったりするので、誰でもできるとは限りません。場合によっては、あまりオススメできる方法とは言えないかもしれません。

気をつけることはいくつかある!普段の生活で気にすることとは

ふくらはぎが太い原因知ること、そして痩せる方法も大切ですが、まずは基本として普段の生活も気にすることが大切です。ここをしっかりと押さえておかなければ、例えふくらはぎが細くなってもまたすぐに戻ってしまったり、かえって太くなってしまうこともあるからです。

ふくらはぎを太くしないように普段の生活で気をつけること

  • 体を冷やさない。
  • キツい靴を履かない。
  • キツい下着などで体を締め付けない。
  • 水分をしっかりと摂る。
こうやってみると、ここにあるのはふくらはぎに限ったことではなく、体全体として大切なことになります。そもそも冷えは、体の血行、そして代謝を悪くするので太りやすい体になります。また、むくみもできやすくなります。

当然基本として、正しい姿勢や規則正しい生活が大切なのは言うまでもないと思います。

ふくらはぎの内側が痩せるには普段の生活から気をつける方が先

ここに挙げたふくらはぎが痩せる方法としては、痩せる方法を強くアピールするような内容とは違って具体的には誰でもできるような気軽なものしか説明していません。

というのも、マッサージにしろストレッチにしろ、素人があまり細かくやりすぎたらかえって体を痛めることがあるからです。ですので、すぐに効果が出るような内容ではありません。

しかし、ふくらはぎの特に内側が太い原因やその対応としての基本的なことはわかったことと思います。何より大切なのは、普段の生活から意識することではないでしょうか。

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