イソフラボンがダイエットに有効な理由と効果的な摂取方法をご紹介
ダイエットにはイソフラボンが良い、という話を聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。
しかし、イソフラボンが大豆に含まれていることはわかっていても、何をどう摂れば良いのか難しいですよね。
今回の記事では、大豆に含まれるイソフラボンをどのように摂取するのが、簡単で手軽にダイエットに利用できるのか?
…ということについて、紹介していきます。この記事を読めば、わざわざイソフラボンのサプリメントを買ってくる必要もありません!
サプリメントよりも簡単で手軽にイソフラボンダイエットを試す方法を紹介していきます。
そもそもイソフラボンにはどんなダイエット効果があるの?
それではまず最初に、そもそもイソフラボンをダイエットに利用することについて、イソフラボンにはどんな働きがあるのか紹介していきましょう。
そんなイソフラボンをダイエットに利用すると、以下のようなメリットがあります。
- 抗酸化作用があるので活性酸素を抑制する
- 血液中の中性脂肪値を低下させる
- 悪玉コレステロールを抑制してくれる
- 基礎代謝能力を高めるためエネルギーが燃えやすい身体になる
血液中の中性脂肪値や悪玉コレステロールを下げることができると、血管の詰まりを予防することにつながります。
血管の詰まり、というとつまり動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などですね。イソフラボンは女性の方以外に男性の方にもたいへん役に立つ成分だと言えます。
また、悪玉コレステロールが減って血液がドロドロからサラサラの状態になれば、血の巡りが良くなって、冷え性などの改善も期待できます。
冷え性が改善されれば、体全体が温まりますから、それだけエネルギーを燃焼する効果も高まります。
その他、ダイエットに一番嬉しいメリットは何と言っても、基礎代謝を上げてくれるという点です。
「それじゃあ運動する前に必ず摂らなきゃ!」と思った方もおられるかもしれませんが、運動する前、と意気込んでイソフラボンを摂る必要はありません。
普段の生活の中で、イソフラボンを摂りながらちょっと家事をしたり、通勤の際はイソフラボンを摂ってちょっと早足で歩いてみたりするだけでも、痩せやすくなることが期待できます。
ダイエットは、いかにも「頑張らなきゃ!」と意気込みがちですが、だいたいのダイエットは長期戦になるため、無理をすると後が続きません。
特別な意識をしないで、いつの間にか体重が落ちてたら嬉しいですよね。頑張らなくても普通の生活の中でできることを行っていきましょう。
イソフラボンでダイエットするには何を食べれば良いの?
それでは、そのように気軽に普段の生活に取り入れられるイソフラボン、といえば何を摂るのが良いのでしょうか…私のオススメはズバリ「豆乳」です。
イソフラボンは主に大豆に含まれていますから、もちろんお豆腐や油揚げなどにも含まれています。
ですが、お豆腐や油揚げは要冷蔵の食べ物であり、賞味期限も充填豆腐などでなければとても早いです。
その点、紙パックの豆乳なら何ヶ月かの賞味期限がありますし、冷蔵ではありますが買い置きすることも可能です。
またイソフラボンを摂るのに、例えば通勤中で朝から摂ろうと思った時…お豆腐などをコンビニで買って電車の中で食べたりすることができるでしょうか?
電車の中や職場で、朝から豆腐にかぶりついているような人がいたら、ちょっと、というかかなりアヤシいですよね。
それについても紙パックの豆乳なら、電車内や駅のホーム、また学校や会社内などで飲んでいてもあまりおかしくありません。
値段もそれほど高いものではないので、気軽に摂ることができます。また、最近の豆乳は無調整のものでもかなりおいしく仕上がっているのも嬉しいところです。
豆乳でイソフラボンダイエットどうしたら良いの?
ここからは具体的な豆乳でのダイエット方法について、紹介していきましょう。まずは、選ぶべき豆乳の種類についてです。
一言に「豆乳」といっても色々な種類がありますよね。大豆を搾ったままで何も加えられていない無調整豆乳の他…
糖分や果汁などが加えられて、より飲みやくすなっている調製豆乳、その他、コーヒーなどが加えられたコーヒー豆乳などの豆乳飲料もあります。
この中で、イソフラボンダイエットに選ぶなら、やはり糖類などが加えられていない無調整の「無調製豆乳」がおすすめです。
糖分や果汁が加えられているものは、余計なカロリーを摂ってしまうため、ダイエット中にはあまり向いていません。
もちろん調製豆乳にもイソフラボンは含まれており、おいしいのですがダイエット中に積極的に摂るのは止めておきましょう。
無調整豆乳が用意できたら、いよいよ豆乳でのイソフラボンダイエットを開始しましょう。
豆乳でのダイエットは、普段の生活に豆乳を取り入れるだけで良いのですが、取り入れ方の例を挙げるなら、以下のような方法があります。
- 食前に取り入れる
- 朝食に取り入れる
- 間食に取り入れる
まず食前に取り入れる場合は、食事の30分前くらいに豆乳コップ一杯を目安に飲みましょう。豆乳には「大豆サポニン」という成分が含まれています。
次に朝食に取り入れる方法ですが、この方法は、ミキサーを持っていて朝、時間にちょっと余裕のある方におすすめです。
ミキサーに豆乳をコップ一杯、バナナ1〜2本、きな粉などを入れて豆乳ジュースを作り、それを朝食とします。
お好みできな粉の他に黒ごまペーストなどでもおいしくできます。豆乳ジュースを作ってくれる飲食店が近所にあれば、そのような店舗を利用するのも良いでしょう。
最後の方法は、おやつとして豆乳を取り入れる方法です。おやつ代わりにする場合でも、もちろん無調整のものが良いのですが「おやつとしては味気ない…」という場合は、プレーンの調製豆乳を選んでみましょう。
また、自宅などにいて豆乳を温められる環境なら、無調整の豆乳を温めて飲んでみましょう。温めることでホットミルクのように甘さが増してよりおいしく感じられます。
あなたのやりやすいもので、無理のないように続けられることが、大切です。
イソフラボンダイエットの前に摂取量が決まってるって本当?
ここまで、イソフラボンによるダイエット方法について紹介してきましたが、一つだけ注意点があります。
それは、イソフラボンは確かにダイエットに良い成分ですが、たくさん摂れば良いというものではないということです。
実は、イソフラボンの一日の摂取量の上限が決まっているということをご存知でしょうか。
大豆製品のイソフラボンの含有量を示したものを下記に紹介しておきましょう。
なお、製品によっては含有量にバラつきがあるため、だいたいの目安として考えてください。
大豆製品 | イソフラボン含有量 |
---|---|
無調整豆乳200mg | 約40mg |
納豆50g(約1パック) | 約36mg |
木綿豆腐300g | 約80mg |
絹ごし豆腐300g | 約75mg |
厚揚げ1枚(約200g) | 約74mg |
みそ汁1杯(味噌は20gで換算) | 約6mg |
きな粉大さじ1杯(約6g) | 約10mg |
この表によると、豆乳のコップ一杯の中のイソフラボンの含有量は、約40mg。コップ二杯弱で、一日に必要なだいたいのイソフラボンの量を摂ることができます。
その他、味噌や醤油など大豆製品をよく摂っている方の場合は、一日の摂取上限を超えてしまう可能性もあります。
たまに超える程度ならまったく問題ないのですが、連日のイソフラボンの摂り過ぎは、とくに女性の場合では、女性ホルモンの乱れなどが原因となり、乳がんや子宮がんなどの発症リスクが高まる状態になるとも言われています。
あまり過剰に気にする必要はありませんが、イソフラボンダイエットを行う場合は、豆乳の摂取は一日のうちでコップ二杯程度で十分な効果がある、ということだけ頭のすみに置いておきましょう。
なお、豆乳をコップ二杯摂ることでイソフラボンを摂り過ぎてしまうのではないか?
…と不安な場合は、納豆やきな粉、豆腐などの大豆製品を組み合わせて、一日の中で、ちょうど良いイソフラボン摂取量になるように調整してみましょう。
例えば、朝に豆乳を1パック(イソフラボンは約40mg)摂ったら、昼か夜にお豆腐を半丁弱(イソフラボンは約40mg弱)摂るような感じです。
イソフラボンダイエットには手軽な豆乳がオススメ!
イソフラボンでダイエットをする手軽な方法について紹介してきましたが、いかがでしたか?
イソフラボンは主に大豆に含まれていますから、大豆製品である豆腐などにも含まれますが、もっとも手軽に摂るには豆乳がおすすめです。
豆乳は無調整のものが一番ですが、無調整のものが飲みづらい、という場合はたまには調整された豆乳を選ぶのも気分転換になって良いでしょう。
最近では、プレーンの調製豆乳の他にも、イチゴ味やバナナ味、黒ごま味など色々なテイストのものが発売されています。
様々な種類の豆乳の中から、自分のお気に入りの一本を見つけてみるのも、楽しそうですね。
イソフラボンの摂り過ぎについては、ちょっと気になるところではあります。
ですが逆に考えれば、イソフラボンダイエットは、「一日に豆乳を二杯分摂れば良い」というだけの簡単なダイエット方法だということになります。難しく考えないで、気軽に始めてみましょう!