野菜ジュースで太る?健康イメージに踊らされて失敗しない為の豆知識
近年、健康志向が高まっている中、手軽に野菜を取れる野菜ジュースが再び注目を浴びていますが、そんな野菜ジュースも種類や効果についてどのくらいご存知でしょうか?
今やコンビニやスーパーなどで手軽に買える野菜ジュースから専門店まであるほど、その種類は様々です。
ダイエットに上手く野菜ジュースを取り入れる事ができれば大活躍しますが、一歩間違えれば逆に太ってしまうかもしれません。
毎日飲む方も大勢いらっしゃるかと思います。そんな野菜ジュースの効果的な飲み方とその種類についてご紹介します。
野菜ジュースは飲み過ぎなければ太らない!
市販されている野菜ジュースは添加物などが多く入っているから体に悪い、だから飲んではいけない!なんてことを一度くらいは聞いたことがあるよって方は多いかと思います。
野菜ジュースは加工処理の都合上により高温で熱処理され、そのせいで野菜本来に含まれる栄養素が破壊され失われてしまい、それを補うために食品添加物を加えているため、添加物を含んだ飲み物だから体に悪い、なんて言われることがあります。
砂糖などが多く入ってるからダイエット中は飲んではダメ!なんて言われることもありますが、他の食べ物や飲み物と同じで、飲み過ぎなければ太らないんです!
確かに市販されている野菜ジュースの中には添加物がたくさん入っているものはありますが、全部が全部ダメというわけではありません。
加工の過程で失われてしまった栄養素を補うために、添加物を加えるという選択肢がありますが、それでも市販されている野菜ジュースにもよいものはたくさんあります。
なかには加工によって、より効果的に吸収ができる成分すらあるんです。
その過程で避けられないのが、酵素とビタミンC、不溶性食物繊維の激減です。これらは熱に弱いため加工される過程でどうしても激減と言うべき量まで減ってしまうのです。
これは安全で飲みやすい野菜ジュースを作るためには仕方ないことなのです。
野菜ジュースは生の野菜を食べる代わりではなく、あくまでも野菜の不足分を補う程度のものだとお考え下さい。
なかには、市販の野菜ジュースでも作られる過程で、加工されてしまっても大きく変化しない栄養素もあります。
逆に、野菜ジュースを作るときの過程で加熱処理をされることで、生の状態の時よりも吸収率が高くなるものもあります。
それは、トマトに多く含まれるリコピンやニンジンに含まれるカロチンです。
これらの野菜に含まれる栄養素は熱を加える事でなんと1,5倍までに吸収率が高くなります。
市販の野菜ジュースを選ぶときこういった加工されることで、本来の力を発揮する野菜を選ぶのもいいかなと思います。
特にトマトジュースにこれでもかと、含まれているリコピンはダイエット中に荒れがちなお肌のケアに効果絶大です。
一概に加工食品だから体に悪いと決めつけるのではなく、そのなかに含まれている栄養素にぜひ目を向けてみてください。
野菜ジュースの限らずどんなものでも、暴飲暴食を繰り返せば太ってしまいます。
ですが、ご自身の力でしっかりセーブし節度をもって飲んでいれば、野菜ジュースは太るどころか、ダイエット中の健康、美容をささえてくれる強いに味方になります!
ダイエットに効果ある、野菜ジュースのとってもいい効果
市販の野菜ジュースには砂糖が入っていないものでも、果物が多く入っている野菜ジュースは果糖が多くなっている場合が多いです。
なので、ダイエットの制限中に飲むときはカロリーオーバーには気をつけたいところですね。
では、それなりに糖質が多い野菜ジュースがなぜ、ダイエットに効果的かといいますと、野菜ジュースは食物繊維が多く含まれており食物繊維の効果によって老廃物をスムーズに体外に排出するデトックス効果が期待されるからです。
毎日の飲む量は大体200ml(コップ1~2杯)以上が理想とされています。そこまで大量に飲む必要はありません。
これを毎日、朝の朝食の代わり、もしくは朝食と一緒に飲むとデトックス効果が期待できます。
さらに、市販の野菜ジュースに入っていることの多い、トマトに含まれている抗酸化物質リコピンの効果によって美肌効果まで期待できるんです。
野菜ジュースを飲むタイミング
野菜ジュースを飲んでいれば太らない、なんてことはありません。
市販の野菜ジュースに砂糖不使用と書かれていても、野菜本来がもっている糖分はそのまま入っています、なので野菜ジュースをガバガバ飲んでいれば太ってしまいます。
野菜ジュースは飲むタイミングが重要なのです!
せっかく飲んでいるのに太るなんて、そんなことにならないためにも飲むタイミングが重要になってきます。
いつ飲んで、いつ飲んだらダメなのかといいますと。
まず就寝前に飲むのは厳禁です。これは、お菓子を食べて寝るのと同じことなのでもちろんダメですよ。
なので寝る前に飲んでしまうと果物や野菜が含んでいる糖分が、脳を活性化させてしまい、寝つきも悪くなってしまこともあるそうです。
では、どんなタイミングで飲むのがいいのかと言いますと、それは朝の朝食の時に一緒に野菜ジュースを飲むと一番効果がでやすとされています。
- 糖の代謝がよくなり、血糖値が上がりにくくなる
- デトックス効果も期待でき、腸の働きを促す
- 通じがよくなり、ダイエット効果が高まる
- 昼食後も血糖値が上がりにくくなる「セカンドミール効果」もある
朝の野菜ジュースの効果『大』一日の始まりをサポートしてくれる上にダイエット効果まであります。
ただし、柑橘系の果物が多く入っている野菜ジュースの場合は要注意です。
柑橘系には光毒性のあるソラレンという成分が含まれています。このソラレンには、紫外線を吸収しやすくする働きがあるのでお肌にシミを作りやすくなってしまいます。
特に朝の紫外線は強いので朝のお出掛け前に柑橘系の果物は厳禁です!
朝飲む以外にも、お昼過ぎのおやつ代わり、夕飯前にあまりお腹一杯入にはしたくないけど、小腹が空いたなーって時などに飲むのもいいですね。
ドロッとした野菜ジュースは飲むだけでも満足感がありますし、果物が入った少し甘いものにすれば飲みやすく、気分もリフレッシュできます。
運動後にも野菜ジュース?!
実はあまり知られている事ではないんですが、運動後にも野菜ジュースが役に立つんです。
時々、海外の映画なんかをみているのそのワンシーンで、ランニングなどの運動の後に爽やかに手作り野菜ジュースを飲んでいるシーンをご存知ないでしょうか?
今までずっと絵がいいって理由でやっているものだと思っていたんですが、実は海外だとすでに運動後の野菜ジュースがとっても体に良い事だって広まっていたんです。
「でも、それは海外だけなんでしょ?」いいえ違います。日本のアスリートも実践していますし、そんなアスリート達の健康管理を行っている栄養士も認めていて、実践しているんです。
それは何かといいますと、運動後(ランニングなど)30分以内に果汁100%のジュースを飲む!
たったのこれだけです。これは果汁100%でなくても100%のジュース(飲み物)ならばなんでも構いません。
市販の野菜ジュースには果物が一緒になっている物が多いのでそれが一番いいかと思います。
ようするに、回復量が上がり翌日に筋肉の疲れを引っ張らなくなるんです。
しかも、実践している方曰く、激しい運動の後はプロテインよりも100%ジュースの方が驚異的な回復量をみせるそうです。
そして、これはダイエットにも有効活用することができるんです。
どうして、ダイエットに使えるのかというと、運動後の回復量が増えるということは筋肉のつきがよくなるということです。
筋肉量が増えると基礎代謝が上がるので消費するエネルギーが増えます。
消費エネルギー量が増えるということはカロリーをより多く消費しますのでダイエットの効率が飛躍的に向上します。
運動+基礎代謝アップまさに一石二鳥ですね!
ただし、気をつけないといけないこともあります。
それは、運動後に飲む野菜ジュースを1杯か多くとも2杯までにして下さい。
なぜかといいますと、こ運動後の体内でグリコーゲンが枯渇することで疲労を生みます。
野菜ジュースなどに含まれる、果汁の糖質の主成分である果糖は摂取するとすばやく体に吸収されグリコーゲンや中性脂肪の合成を促します。
この効果によって疲労を回復するのですが、過剰摂取してしまうと、中性脂肪を増やしてしまうので飲み過ぎは絶対にダメです。
最初の1杯程度は大丈夫ですが、それ以降はぐっと我慢して水や麦茶などを飲むようにしましょう。
手作り野菜ジュースと市販の野菜ジュースの違い
市販の野菜ジュースと自分で作る手作り野菜ジュースの違いは大きなところだと、加熱しているか否かなんです。
途中ありましたが、野菜は加熱することでその成分を変化、減少する物がありますが、手作りならその心配がなくなります。
いつでも飲める市販の野菜ジュースは確かに便利ですが、やはりその栄養素みてみると手作りで作る野菜ジュースには及びません。
それに手作りならば自分好みの野菜ジュースを作ることも可能です。
手作り野菜ジュースの注意点
体に良い野菜ジュースでも管理や作り方を間違えてしまうと逆効果になっていまうこともあります。
そんな手作り野菜ジュースの注意点についてみてきましょう。
まず気をつけて頂きたいのが、基本となりますが、必ず作り立てのものを飲むようにしましょう。手作りの醍醐味はなんといっても新鮮な野菜ジュースをその場で飲むことにあります。
次に注意するべき点は、作り置きをしないです。
朝忙しくて作る時間がないから前の晩に作っておく、なんてことは止めてください。
基本的には野菜ジュースは作り置きできないものです。
作り置きしておくと、酸化がすすみ、分離して、劣化するので、味も悪くなってしまいます。
手作りの野菜ジュースを飲むなら、必ず飲む直前にその都度で作るようにしましょう。
野菜ジュースの劣化の速度は野菜だけあってとてもはやいです。1時間放置しても味が落ちるほど繊細です。
新鮮なものを新鮮なうちに飲むようにしましょう。
次に注意すべき点は果物を入れ過ぎないことです。
果物が一杯入っていた方が甘くなって美味しいかもしれませんが、それは太る原因につながってしまうので特に注意が必要です。
野菜ジュースに果物を適度に入れるのは甘く飲みやすいものを作るのにはいいですが、やはり入れ過ぎはダメです。
果物には果糖が含まれているため、入れ過ぎるとカロリーオーバーしてしまいます。
せっかくダイエットしているのに太るなんて嫌ですよね、なので野菜ジュースに入れる果物は1種類にして、入れ過ぎないように注意しましょう。
この時一緒に注意していただきたいことがあります。
それはオレンジやみかんなどの柑橘系の果物を入れないことです。特に朝は入れないことをおススメします。
朝、ランニングなどを終えて、自宅で手作り野菜ジュースを爽やかに飲む、夢のようなシチュエーションですが、この朝の野菜ジュースが危ないんです。
オレンジなどの柑橘系の果物はジュースにすると、爽やかな風味になりますが、それは特大の爆弾かもしれません。
なぜかというと、柑橘系の果物には光毒性のあるソラレンという成分が含まれています。
このソラレンには、紫外線を吸収しやすくする働きがあるのでお肌にシミを作りやすくなってしまいます。
特に紫外線の多い朝に多くのソラレンを摂取してしまうとシミを作ってしまう可能性が高まるので要注意です。
- 作り立てのフレッシュなものを飲む
- 作り置きはしない
- 果物を入れ過ぎない
- 朝は柑橘系の果物を入れない
手作り野菜ジュースは市販のものより加熱処理しない分、グッと食物繊維やビタミンCなどの栄養素が多くなります。
だからといって、なんでもかんでも生のままがいいとは限りません。
ニンジンやトマトなどは下処理することでその栄養素が高まりますし、そのままでは苦くてもちゃんとした処理を施すことによって飲みやすいものを作ることができます。
そんなちょっと面倒な手間を代わりにやってくてるのが、市販の野菜ジュースのいいところですね。
最後の注意点ですが、市販の野菜は農薬を使って栽培していることが多いのでそのまま使うのではなく、しっかりと洗って綺麗にしてから使うようにしましょう。
もし、農薬などが心配だなって方は少し割高にはなってしまいますが、無農薬野菜を使って作る野菜ジュースがおススメです。
手作り野菜ジュースは確かに効果的でとても健康にいいですが、その分だけ鮮度やジュースにする野菜に気を使う必要がありますが、それだけの価値はあるかと思います。
手作り野菜ジュースは守るべきポイントだけ抑えてしまえば、簡単に美味しく飲むことができますので是非お試しください。
野菜ジュースで太る?太らない?
野菜ジュースで太るか、太らないかは冒頭でありました通り、自分次第です。
市販にしろ、手作りにしろ、野菜ジュースにはダイエットに効果的な栄養素がたくさん含まれています。
ですが、それと同じくらいに太る原因も一緒に含まれているんです。
結論から言いますと、野菜ジュースだけを飲んで痩せるということはありません。
日頃から体を動かすなど、運動をしながら飲む、朝食の代わりにもしくは一緒に飲む、などといった工夫が必要となってきます。
普段から野菜を食べるようにし、その補助として野菜ジュースを取りれることでその効果を十全に発揮できるというものです。
野菜ジュースはあくまでも補助 としてお考え下さい。
ダイエットを本気で考えているのならば、下手な食事制限をするよりは、野菜ジュースを取りれることで食事バランス整えたほうがより成功率が上がるそうです。
飲み過ぎたりしなければ、野菜ジュースを飲み続けて一方的に太る、という事態にはそうそうなりませんのでご安心ください。