ケトン体ダイエットの効果が凄いって本当?正しいやり方が知りたい!

糖質制限ダイエットは、従来のカロリー制限ダイエットなどに比べて早く結果が出やすいと人気があります。その上をいく、さらにハードな糖質制限ダイエット方があるのはご存知ですか?糖質をさらに制限すると作られる、ケトン体という物質を体内に作り出して体重を減らします。

ケトン体はてんかんやガンの治療にも効果があるという、医学会で注目の物質です。アルツハイマー病への効果も期待されています。

ケトン体ダイエットを成功させるには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?失敗するのは何が原因になるのでしょうか?ここでしっかりとケトン体ダイエットについて学んでいきましょう。

そもそもケトン体って何?どんな働きがあるのか知りたい!

人の体は主に糖質をエネルギーにしています。しかし、エネルギーを使いきれないと中性脂肪となって体に溜め込まれます。これが肥満の原因になるのです。

一方、糖質がまったく体に入ってこないと体は糖質の代わりに脂肪酸をエネルギー源とする体質に代わり、中性脂肪を分解してエネルギーを作り出すようになります。

このとき、脂肪酸の一部が肝臓でケトン体という物質に変化します。

ケトン体をエネルギー源として使える状態をケトジェニックといいます。体がこの状態になると、体が脂肪酸を積極的にエネルギーに変えるため脂肪が減り、痩せやすくなるのです。

ケトン体ダイエットは、よりハードな糖質制限ダイエット

通常の糖質制限は、一日の糖質摂取量を1日130g~80gくらいに制限します。しかし、その程度の糖質制限ではケトン体を作ることはできません。ケトン体ダイエットの1日の糖質摂取量は40g~80gです。

これはおにぎり1個分から摂れる糖質より少ない量です。一般的な糖質制限ダイエットより、かなりハードだということがわかります。お米や小麦はもちろん、野菜でも根菜、いも類、豆、など糖質を多く含むものは極力ひかえることになります。

糖質をきびしく制限する代わりに、タンパク質と脂質でエネルギーを補います。

腸の働きをよくする海草類や食物繊維も積極的に食べましょう。

調理でも、小麦粉を使用する揚げ物は禁止です。調味料もケチャップやソースは糖分が多く含まれるので、使用を控えましょう。市販のカレールーやシチューやスープの素も糖質が含まれているので注意が必要です。

ケトン体ダイエットに最適な食品、食べてはいけない食品を知ろう!

タンパク質、脂質も体にいい良質なものを選ぶ必要があります。ケトジェニックの状態になると、筋肉のアミノ酸が分解されるので、タンパク質も多く必要になります。

タンパク質は、肉、魚、卵、大豆をバランスよく摂りましょう。

ケトン体ダイエットは油の質が大事です。調理するときはオメガ3系脂肪酸を多く含む、エゴマ油、亜麻仁オイルを使用しましょう。青魚もオメガ3系脂肪酸を多く含むので、できるだけ多く食べるようにしましょう。オメガ3系脂肪酸は、体内でつくることのできない必須脂肪酸を含んでいます。

オメガ6系脂肪酸も、体内で作ることができない必須脂肪酸を多く含みます。コーン油、大豆油、グレープシードオイルなどに含まれています。オメガ9系脂肪酸は、悪玉コレステロール値を下げる効果があるといわれています。オリーブオイル、べに花油、なたね油などがあります。

逆に食べてはいけないのは、マーガリン、ショートニングなどトランス脂肪酸を含む油です。

トランス脂肪酸は食べ物から摂る必要はないとされています。逆に摂りすぎると悪玉コレステロールを増やす原因にもなります。

糖質やトランス脂肪酸を大量に含む加工食品、インスタント食品も口にしないようにしましょう。

ケトン体ダイエットにむかない体質の人も。こんな人は要注意

体質は、人それぞれ違います。ダイエットも体質によって、向き不向きがあります。ケトン体ダイエットも例外ではありません。以下のような体質の人は、ケトン体ダイエットは向かない可能性があります。

  • 消化力が弱く、高タンパク質な食事が負担になる人
  • アトピー性アレルギーのある人
  • 副腎疲労をおこしている人

消化力の弱い人が無理に高タンパク質の食事を取り続けると、腸内環境が悪化する可能性があります。アトピーがある人は、肉やチーズなど動物性タンパク質を取りすぎると症状が悪化することがあります。

副腎はコルチゾールというホルモンを分泌しています。

コルチゾールは血圧をコントロールしたり、免疫機能をサポートする役割がありますが、副腎疲労をおこしているとコルチゾールが充分に分泌されず、成人病やバセドウ病を発症することがあります。

これらの体質に当てはまる人は、別のダイエット方にするか、糖質制限をゆるめにしましょう。体調に不安のある人、病気の治療中の人は医師に相談して体調をみながら無理をせず実行してください。

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