ダイエットで無気力に…健康的に痩せるおすすめダイエット法
世間にはあらゆるダイエット方法が溢れかえっており、いろいろな人がいろいろな方法のダイエットを行っています。
ダイエット法をしっかりと理解しないまま試したからか、その方法が本人にあっていないのか、リバウンドを起こしたり体調を崩すことがあります。そうなると、ダイエット方法を見直す必要があるでしょう。
そんな中、これもダイエットの影響なのでしょうか。無気力になることがあります。特に炭水化物を極端に控えると影響が出ることがあるようです。
無気力になる理由はいろいろあるがダイエットが関係することもある!
今は、ストレス社会の世の中と言えます。精神的に参ってしまい、病院に通う人も昔と比較しても格段に増えました。もちろんその理由も様々ですし、症状や程度も多種多様です。
程度が酷い場合は話が変わりますが、いろいろある症状の中で、まずは無気力になる場合の原因を見てみます。
無気力を起こす原因
- 不規則な睡眠時間
- 食生活の乱れ(水分の不足)
- 運動不足
- ストレス
- ダイエット など
程度はさておき、実は、無気力になる原因としてダイエットが関係していることもあります。
ダイエットの場合はストレスもあるが方法にも問題がある?
ダイエットをする人は、実際にはさほど太っていない場合も含めて自分が太っているから痩せたいと思って行います。
もちろん、そのダイエット方法がきちんと専門家やプロのインストラクターの指導で行えばとても上手く痩せられ、方法自体が悪いと言うわけではありません。
ただ、やはりちょっとかじった程度の偏った知識や自分の勝手な判断、思い込みなどで行った場合、それが体調に悪影響を与え、無気力になる場合があります。
そもそも糖質制限をするダイエットは何を制限しているのでしょうか。
糖質制限ダイエット(炭水化物抜きダイエット)で制限になる食べ物
- ご飯(お米)
- パン
- 麺類
- じゃがいも・さつまいも
日本人が主食としているお米や、今はお米の変わりによく食べられるパンなどがそれに当たります。麺類も同じです。
何がいけない?糖質を摂らないダイエット法の問題点とは…
ブームにもなったことのある糖質を制限するダイエットですが、そもそも炭水化物になる主食を摂らないということは、食事内容が普段と比べてかなり変わることになります。
もちろん、やり方の程度や制限の形で変わってはくるので、本当に全くダメというわけではないでしょうが、一般的に見たデメリットはこれらになります。
糖質を制限するダイエットのデメリット
- 便秘になりやすい
- 筋肉が落ちる・骨粗鬆症になりやすくなる
- 無気力になる・集中力が落ちる
- 甘いものが我慢できなくなる
ダイエットとしての効果は確かに大きいと言われるのですが、これらのデメリットが多く取り上げられています。
しかし、なぜ糖質制限をすると無気力になるのか、なぜ糖質制限をすると体によくないと言うのか、わからない人も多いでしょう。
そもそも炭水化物は、体の中で分解されると糖に変わります。炭水化物が多いと糖だけでなく、余った分は脂肪として体内に蓄えられます。食べ過ぎれば当然太ることになります。
ただ炭水化物は、糖質に分解されると体の栄養として吸収されていくことになるのですが、実は脳にとって、とても必要な栄養素になります。
糖質を摂らなければ、脳の機能が正常ではなくなり、集中力が低下したり、無気力になってしまいます。
もちろん人はそれぞれ、いろいろな体力、体質を持っているので、同じダイエットをしたからと言って必ずしも皆がすぐに同じような状態になるとは限りません。逆を言えば、誰もがダイエットを行ったことにより、無気力になってしまうこともあり得ます。
ダイエットでは脂肪よりも筋肉が先に落ちる!痩せればいい訳ではない
ダイエットをする人、特にジムに行ったり専門家の指導を受けてない場合は、どの部分が痩せたかと言うのをとても気にするものですが、どうやって痩せたか、と言うことをきちんとわかっている人は少ないかもしれません。
ダイエットのやり方もあるかもしれませんが、(カロリーという面で見ると)一日の摂取エネルギー量を下回ると当然、痩せていくことになります。
ただ、それ以前に脳をはじめとする体の維持には糖質が必要と言いましたが、そもそもがエネルギーからして足りない。当然、必要な糖質も足りなくなる。となると、表現としては大袈裟ですが、筋肉をアミノ酸に変えて糖を作り、生命維持に繋げていきます。
もちろん、必要なエネルギーやカロリーをきちんと把握し、計算した上でのダイエットならば問題ないでしょう。
ただ単純に食事をしない、ご飯を食べないというだけでは、ダイエットが成功することなく、弊害のみ残ってしまうこともあり得ないことではないのです。見た目や数字だけ痩せればいいという訳ではないのです。
糖質制限ダイエットをするならタイミングや食べ方などを工夫する!
「効果は出ているので、やはりどうしても糖質制限ダイエットをしたい。」と言う人もいるでしょう。糖質制限ダイエットに関しては賛否両論あり、必ずしもいけないということではありません。
ただし、先にも触れたように脳には必要な栄養分なので、完全に摂取しないというのは問題です。芸能人が綺麗にやせたコマーシャルで有名なダイエット方法でも、炭水化物を制限はするけど全く食べないと言う訳ではないそうです。
人間が必要な糖は150gほどと言われています。
炭水化物を制限するダイエット方法では、多くは50gほどの摂取とされています。この数字だけみると、やはり足りないのは、一目瞭然。素人が簡単に制限を行うのは危険と言えます。
炭水化物は朝昼に食べて夕食に抑える方が一番負担が少ない!
一番いいのは、専門家の指導の元に糖質制限ダイエットを行うことですが、みんながみんな、専門家の指導を受けられるとは限りません。
自分でできることを行うレベルでならば、炭水化物を控えるのは、夕食にする方法が賢明と言えます。
夕食ならば、お風呂や食後の片付けなどはありますがその後は眠るだけなので、日中よりもエネルギー消費量は少なく済みます。
朝食や昼食は、その後の日中の活動があります。仕事にしろ勉強にしろ、エネルギー消費量は多いはずです。ダイエット中だからと言って、必要量のエネルギー摂取は忘れてはいけません。
血糖値の上昇を抑える食べ方もOK!玄米や全粒粉はオススメ
これは、血糖値に関係する食べ方とも言えます。よく血糖値が急激に上昇すると良くないと言うのは聞いたことがあると思います。
血糖値が急上昇した後は、急激に下がります。下がるとお腹が空いたと感じ、また食べてしまいます。この状態が良くないのは、考えなくてもわかるでしょう。ならば、血糖値の上昇がゆっくりとなるような食べ方をするといいのです。
その方法として、炭水化物は未精製のものを選ぶようにする、と言う方法です。
要は、お米は玄米、小麦粉は全粒粉のものを食べるという方法です。未精製炭水化物の方が、ミネラルも豊富に含まれています。
未精製の炭水化物の食品
- 全粒粉パン
- 玄米
- オートミール
- ライ麦クラッカー
- フスマのシリアル など
ただ、やはりどうしても食べなれない為、抵抗がある人も多いでしょう。そんな時は、ブレンドした状態で食べるということもいいと思います。
例えば、まるまる玄米がダメなら3割ほど混ぜるとか、白米でも雑穀をまぜるという方法もあります。他にも、うどんよりもなるべくそばを食べるとか。
ちなみに未精製との簡単な見分け方の目安があり、白色をしていると精製した炭水化物、茶色や緑色をしていると未精製の炭水化物になります。
他の要因も解消する必要はある!ダイエットばかりに集中しない
無気力感がダイエットと関係しているとして見た場合、どうしても糖質制限のダイエットに話が集中してしまいがちですが、それ以外の要因も考えられるようならば、体が疲れていれば休憩が必要なように、きちんとその対策をする必要があります。
ストレスを作らないのが無理でもできるだけ規則正しい生活をする
ダイエット以外の面でも大切なのは、やはり規則正しい生活を送るということではないでしょうか。
それよりもストレスを何とかしたい、と思う人もいるでしょう。
ストレスの場合、その程度によりますが、酷い場合には自分でどうにかできる問題ではなくなります。その場合は、病人に行くことです。でなければ、それこそサラリーマンだと会社を休まなくてはいけない程度に悪化することになりかねません。
判断は難しいかもしれませんが、病院に行くほどではないストレスならば、まずは規則正しい生活として睡眠をしっかり取ることです。他にもいろいろとありますが一例としてこれらを行うとしっかりと寝ることができます。
- 寝る2時間前にはパソコンやスマートフォンを見ない。
- 寝る2時間前には食事を済ませる。
- お風呂は寝る2~3時間前が良い。
- できれば7時間ほどの睡眠時間を取る。
- 毎日決まった時間に起きる。(朝日を浴びる。)
- 昼寝をするなら15分程度が良い。 など
睡眠以外にもできることはあります。
- 朝食をしっかりと摂る。水分もしっかりと取る。
(成人の一日の必要水分量は、2~2.5L) - ストレッチ程度でもいいので適度な運動をする。 など
細かいことを言えばきりがないですし、人によって生活スタイルが違うのでどれもが全部やらないといけないと思うとそれがストレスになるため、無理する必要もありません。
しかし、意識するのとしないのとでは大違いですし、できないことはできなくても構わないので、やれることをやる、と言う程度で構わないと思います。できることだけでもいいので、規則正しい生活を意識するのは大切だと思います。
無気力は体に良くない!ダイエットが原因なら方法を変えるのもあり
人間ならば、誰だって「調子が悪い。」という時期やそう思う時はあるでしょう。それが程度によっては病院へ行かなければいけない時もあるでしょう。(この段階だと話がもはや変わってきますが。)
その原因としては生活のリズムをはじめ、いろいろとあるかもしれません。ただ、ダイエットを始めてから、無気力を感じるようならば、ダイエットの方法が当人にとって合っていないと言えます。
確かにすぐに痩せられるような効果的なダイエット方法をしたいと考えるものですが、それで体を壊したら意味がありません。
特に炭水化物に関するダイエットは、思い込みや我流で行うと体調を崩す可能性があります。もちろん、そのダイエット方法自体が全く悪いというわけではなく、人それぞれで体調や体質を見ながらプログラムを組む必要があると言えます。
自分一人で行う場合は、自分の体調と相談しながら、少しずつ痩せるような方法がいいのではないでしょうか。