ダイエット中でも絶対欠かせない!ミネラルの大切な役割とは
お腹がすいたけど、お昼は付き合いでハンバーガーとポテトを食べちゃったし、おやつにポテトチップスもつまんだから、夜は抜きでいいか…。ダイエット中だし…。
そんな食生活を送っていると、栄養不足で大変なことになりますよ!ダイエット中はカロリーばかりに目がいきますが、栄養のバランスにも気を配らないと、体を壊す可能性があります。
ダイエット中はとくにミネラルが不足がちになります。ミネラルを上手にとるにはどうしたらいいか、考えてみましょう。
意外と知らないミネラルの種類と役割。何がどんなはたらきをするの?
人間の体に必要なミネラルは、いろいろありますが中でも重要な働きをするものと、それらを豊富に含む食品をまとめました。ダイエット中でもこれらは欠かさず摂るようにしましょう。
種類 | はたらき | 含有率の多い食品 |
---|---|---|
カリウム | 神経や筋肉の機能を正常に保つ、細胞内外のミネラルバランスを維持 | バナナ、こんぶ |
カルシウム | 骨や歯の形成を促進する、心臓や筋肉の収縮作用を助ける | 豆腐(木綿)、牛乳 |
マグネシウム | 心臓、血管の機能を正常に保つ、骨や歯の形成を助ける | そば、乾燥わかめ |
リン | 骨や歯の形成を促進する | ちりめんじゃこ、プロセスチーズ |
鉄 | 血液中で酸素を 運ぶ、エネルギー産生に必要な電子の受け渡しを助ける | 納豆、豚レバー |
亜鉛 | たん白質や核酸の合成を助ける、味覚を正常に保つ | 牡蠣、牛肩肉 |
銅 | 過酸化脂質の生成を抑えるのに役立つ、鉄の吸収を助ける | ココア、くるみ |
マンガン | 糖質・脂質・たん白質の代謝を助ける、過酸化脂質の生成を抑えるのに役立つ | 栗、れんこん |
ヨウ素 | 状腺ホルモンの構成成分のひとつ | 焼き海苔、鱈 |
セレン | 過酸化脂質を分解する酵素のひとつ | マグロ(赤身)、ブリ |
クロム | インスリンの働きを促進する、糖質の代謝を正常にする | ひじき、ジャガイモ |
モブデリン | 尿酸の生成を助ける | 豚レバー、豆腐(木綿) |
こうしてみると、いろいろな食品をまんべんなく食べることがいかに大切かがよくわかりますね。これらばかりでなく、ビタミンを服務緑黄色野菜や果物、体を動かすエネルギーになる炭水化物、適度な脂質も必要です。
ダイエットはやせることだけが目的ではなく、健康な体を手に入れることも重要なのです。
サプリメントでミネラルを補給する場合に気をつけることとは
仕事で忙しくて、毎日バランスのいい食事がなかなかとれない!という理由でサプリメントでミネラルやビタミンを補給している人もいます。それ自体は決して悪いことではありませんが、サプリメントはあくまで『補助』です。
バランスのいい食事をとっている上で足りない栄養を補助するという考え方であれば問題ありませんが、ミネラルは大量に摂りすぎると逆に体を壊してしまうものもあります。
たとえばカルシウムを摂りすぎると、便秘や腎機能低下を引き起こすことがあります。マグネシウムの摂りすぎは下痢になったり倦怠感が抜けなくなります。ヨウ素の摂りすぎも下痢を引き起こしたり、腹痛、発熱の原因になります。
また、添加物でアレルギー症状を引き起こす可能性もあります。買う前に必ず成分をチェックしましょう。
ダイエット中にジャンクフードを食べてはいけない本当の理由とは
ハンバーガーは手軽に食べられて、おいしいのでついつい手が伸びてしまいますが、毎日のように食べている人は要注意です。
ハンバーガーばかりでなく、ポテトチップスなどのスナック菓子、ドーナツやケーキなど砂糖や脂のたっぷり入ったおやつを食べないなんて考えられない!という人は慢性的なミネラル不足になっている可能性があります。
しかし、ジャンクフードを食べ続けると添加物の消化にミネラルを消費することになります。
結果、体調を整えるのに必要なミネラルが不足してしまうのです。
さらに厄介なのは、ジャンクフードは脳の快楽を感じる部分に絶妙に働きかける味付けになっています。
ポテトチップスなどのスナック菓子を、あっという間に一袋食べてしまったという経験をした人は多いと思います。まさに『やめられない、とまらない』という状態です。
これは意思が弱いからでなく、そういう味付けになっているのです。
ラーメン屋などにも多くのリピーターが列をなしている光景はよく目にしますが、あれも一種の中毒といえます。
嗜好品程度に時々楽しむ程度ならとくに問題ではありませんが、毎日のように食べていると、ミネラル不足ばかりでなく成人病の原因にもなります。
ダイエットはバランスのとれた食事と適度な運動があって初めて効果があるということを忘れないようにしましょう!