朝の運動は自己流?キチンと行わないと危険な起き抜けダイエット

「朝活」という言葉が流行りましたが、朝起きて運動する人は、以前からたくさんいるようです。

ほとんどの人が、日中は働きに出ているでしょうから、朝しか運動する時間がないのも頷けます。

しかし、朝に運動することって、果たして健康に良いのでしょうか?

ここでは、朝の運動のメリットとデメリットや、どのような運動が効果的なのか、運動する時間はいつが良いのか?を詳しく解説していきたいと思います。

より効果のある運動を取り入れることによって、1日を爽やかに過ごしていきましょう。

朝目覚めてすぐの運動は危険だらけと知っておく

私が小学生の頃は、学校で朝の運動というものがありました。縄跳びやジョギングなど月によって変わっていたことを思い出します。

また、部活動でも、いわゆる「朝練」というものがあり、ちょっとボーっとしている体を無理矢理動かしていました。

そもそも、朝の運動って健康に良いのでしょうか?

実は、気を付けて体を動かさないと危険なことだらけなのです。

朝は血流が悪いことがリスクの元

朝、目覚めてすぐは血流が悪くなっています。血管や筋肉が収縮していますし、水分不足にもなっています。

寝ていた姿勢によっては、かなり圧迫されている部分もあるかもしれません。

そのような状態の体に、いきなり負荷をかけることになりますから、脳梗塞や心筋梗塞になってしまう危険性が高いわけです。

準備運動をしておけば大丈夫!!と思っている方もいるかもしれませんが、血管が収縮していますので、準備運動をしたところで体に負荷がかかるのは理解できるかと思います。

準備運動という問題ではなく、時間の問題なのです。

起きてから最低でも30分は運動をしない

起床後、30分くらい経てば、だんだんと収縮していた血管が元に戻ってきます。

しかし、ここでもランニングなどの激しい運動は避けた方が無難です。どうしても運動がしたい方は、ジョギング程度にしておきましょう。

体にリスクがあるのに、健康のために運動をするっておかしくないでしょうか?

朝はラジオ体操やストレッチのような、できるだけ負担のかからない、ゆるい運動をすることもひとつの選択肢です。筋肉を優しく伸ばしてあげることによって、血流も良くなっていきます。

朝の運動は細胞を元気にする

起床後の激しい運動は危険ですが、30分以降に軽い運動をすることは細胞を若々しく保ってくれます。

ここでは、運動が血流を良くしてくれるということから、細胞が若々しくなる理由を説明していきたいと思います。

  • 水分を保ってくれる
  • 酸素や栄養を全身に運んでくれる
  • 老廃物や二酸化炭素を回収してきてくれる
  • 体温を保ってくれる
  • 免疫力を保ってくれる

血液には以上のような働きがあるとされています。ですから、血流を改善していくという試みは、健康にとって重要なことなのです。

老廃物を回収しきれなければ、疲れがとれません。体温が下がれば免疫力も下がります。そのような状態であれば、細胞は若さを保つことはできなくなっていきます。

また、免疫が下がってしまい、病気になってしまうと気分も塞ぎがちになってしまうでしょう。

血流が良くなるということは、適切に酸素や栄養が体の隅々まで届けられ、老廃物が回収され、排泄物として体から排出されます。

これによって細胞は若さを保つことができるのです。

細胞の若さを保つことが、心身の若さを保つことにも繋がっていきます。

どの運動をするか決めておくことが続ける秘訣

朝の運動といっても、自分にストレスのかからないような運動をチョイスした方がよいでしょう。

主な運動には以下のものがあげられます。

  • ランニング
  • ジョギング
  • ウォーキング
  • ヨガ
  • ストレッチ など

「ランニングを毎朝2キロする」といっても、2~3日でストレスを感じてしまうようなら、逆に精神的にも肉体的に疲労してしまいます。

毎日同じ運動ではなくても、もちろんOKです。自分のコンディションに合わせて、今日は何にするかを決めましょう。

近所をフラッっと10分間散歩をするだけでも、十分運動になります。

運動と精神的効果の意外な関係

アメリカのバーモント大学の研究チームが発表した研究結果で「20分間の運動であっても、その後12時間幸せを感じる」というものがあります。

これは、運動をすることによって脳内のエンドルフィン(脳内麻薬と呼ばれる)などの幸せ・快感ホルモンが増加するとのことです。

また、ストレスホルモンであるコルチゾールと体内アドレナリンの量は、運動によって減少するとのことでした。

しかも、ランニングなどの激しい運動をする必要はなく、ウォーキングなどの軽い有酸素運動でも効果が得られるのです。

リズムのある運動が幸せホルモンを増やす

また、一定のリズムを刻む運動(ジョギングやウォーキング、サイクリングなど)が、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを増やす効果が高くなります。

ですから、日によっては軽いストレッチも良いですが、幸せホルモンを増やすためのより効果的な運動を少しずつでも取り入れていきましょう。

ヨガの呼吸法で自律神経が整う

リズム運動といっても、体全体を動かさなければならないわけではありません。ヨガの「呼吸法」も、リズム運動のひとつです。

簡単なヨガ呼吸法を説明しますので、参考にしてください。

頭に流れ続けるノイズから一旦自分を切り離し、自分の呼吸を意識しましょう。

そして、ゆっくりと深い呼吸をしてください。これを続けることによってセロトニンを増やす効果があります。

簡単なようですが、呼吸に意識を集中させるのは意外に難しいものです。少しずつでいいので、慣れていってください。

不幸感というのは、セロトニンの欠乏から生じるとされています。ヨガの腹式呼吸を行うことによって、ドーパミンとノルアドレナリンのバランスが整い、セロトニンの欠乏を防ぐことができます。

朝の運動は、夜の運動と比べて消費カロリーが多い

朝の体は血糖値が低いため、脂肪が10%ほど燃焼しやすいといわれています。運動をすると、まず血液中の糖分から燃焼が始まり、脂肪の燃焼は次なのです。

しかし、朝は処理する糖分が少ないため、脂肪の燃焼がスムーズに行われるからです。

夜は体も起きているため、ジョギングなどの激しい運動をしがちです。寝る前にそのような運動をしてしまうと、体が興奮状態になってしまい寝つきが悪くなる可能性があります。

そのようなことも踏まえて、脂肪を効果的に燃焼させたいなら、朝の運動がおススメです。

朝の運動前には栄養補給をしておく

脂肪燃焼効果が比較的高い朝の運動ですが、注意しなければならない点があります。

実は、朝にきちんとエネルギーを摂取しておかないと、必要な筋肉を破壊してしまう可能性があります。

また、食事をしないで運動をすると、次の食事まで脂肪をため込もうと体が反応します。筋肉も付かないので、逆効果となります。

運動をやめてしまった時は、筋肉がありませんので、すぐに太ってしまいます。

だからといって、ガッツリ食事をする必要はありません。逆に消化に負担がかかってしまいます。

必要なエネルギー補給には以下のもので足りてしまいます。

・おにぎり
・バナナ
・いちご
・たまご

これらにはアミノ酸が多く含まれています。アミノ酸は筋肉の生成に不可欠な栄養です。

軽くアミノ酸を摂取して、健康的に脂肪を燃焼させましょう。

やりすぎは禁物!!適度な運動が効果的

なにごともやればいいというものではありません。

運動不足やストレス、疲労感を和らげるために運動を行うわけですから、運動をして逆にストレスになってしまった。結果、甘いものを食べてしまった。というのでは本末転倒です。

運動を継続的に行うことは大切なことですから、前日に体と相談しながら、翌朝の運動メニューを決めていきましょう。

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