喉が渇く原因はダイエット!?水分が不足すると体に悪影響が!
ダイエットに食事制限はつきものですが、ダイエット用の食事に切り替えてからしばらくすると、喉の渇きを訴える人が多いようです。とくに低糖質ダイエットで炭水化物の摂取を控えた食事をしている人に多くみられます。
のどが頻繁に渇くのは明らかに水分不足です。水分は人の体のあらゆる機能に必要不可欠な成分です。栄養がないからといって、水分不足を放っておくと健康に思わぬ悪影響を及ぼすことがあります。
健康的なダイエットを実行するためには自分に必要な水分量を知って、適切な水分補給を心がけましょう。
食事制限すると水分も減りやすい。充分な水分補給は必須!
水分は、水や飲み物だけで補給するわけではありません。食べ物からも補給されます。
以下は食べ物に含まれる水分量です。
野菜・果物 | 肉類 | 魚介類 | 調理済みのパスタ・米 | パン・ビスケット |
---|---|---|---|---|
70%~80% | 45%~65% | 70%~80% | 65%~90% | 30%~40% |
食事からもかなりの水分を補給していることがよくわかると思います。食事の量が減れば、当然水分の摂取量も少なくなり、体が水分不足をうったえることになります。
喉が渇いた、と感じるようであれば、すでに水分不足が始まっています。
水分は喉が渇く前に意識的に、こまめに補給するようにしましょう。水をこまめに飲んでいると、空腹を和らげることができ、食事の量を自然にへらすせるので、ダイエットにもつながります。
抵糖質ダイエットで喉が渇くとの声が続出!その理由とは
抵糖質ダイエットは、結果が早くでるということで、人気のダイエット方です。しかし、このダイエットをしている人は、少なからず喉の渇きを訴えます。原因は主食であるご飯をはじめ、食事制限することで、水分が減っていること考えられています。
ご飯以外にも炭水化物には意外と水分が多く含まれています。炭水化物を取らないということは、自然に水分摂取の減少にもつながるのです。
また、低糖質ダイエットはお米やパンを減らして、おかずをメインに食べることが多くなります。おかずに大量の塩が使われていれば、それを中和するために体が大量の水分を必要となるのです。また、タンパク質の代謝にも水分は使われています。これも体の水分不足に繋がると考えられます。
糖質ダイエットをしている場合は、普段よりも意識的に水分をとる必要があるのです。
しかし、一度に大量の水分をとると、冷えに繋がったり、むくみやすくなりますから、適量を何回かに分けて飲むようにしましょう。
水分は1日にどれくらい必要?少なすぎると体に悪影響が!
人の体は60%が水分でできているといわれています。成人ではは1日に2~3リットルほどの水分が必要とになります。水分不足になると起こる症状として真っ先に頭に浮かぶのが脱水症状ですが、水分不足からくる体調不良は他にもあります。
栄養の吸収、消化、排泄といった、生きるために必要な身体機能すべてに水が必要になります。
血液も水分がなければ、体の中をスムーズに流れることができず、栄養を運んだり老廃物を排出することができなくなってしまいます。
また、唾液は歯を守る役割がありますが、水分が足りなければドライマウスになり、菌が増殖しやすくなってしまいます。そのほかにも、関節の衝撃を受け止めて衝撃から体を守ってくれたり、体温を維持するはたらきもあります。
水なしでは人間は生きることはできません。
人間は水があれば数カ月は生きることができますが、水がないと、数日で死んでしまいます。水は体の機能を維持するのになくてはならない成分なのです。
意外ですが、脳の働きにも水分が深く関わっています。
アメリカの研究機関で、健康な男性を水分を充分にとるグループと少ないグループにわけて、脳の情報処理能力の差を見る実験が行われました。
すると、水分摂取の少ないグループでは、脳の情報処理能力が明らかに低下や、聞き手の運動能力の低下がみとめられました。
水分不足は、軽く見ていると健康に深刻な害を及ぼすことがあります。水分はこまめにとるようにしましょう。