辛いダイエットとはおさらば!セロトニンを増やして楽しく痩せよう
ダイエットに取り組む人はたくさんいます。しかし、一発で上手く痩せられたと言う人は、実はそう多くはないのではないでしょうか。体験談を見ても何回か、何種類かを試してようやく、という印象が多いように思います。
なぜそうすぐに成功に辿り着かないのかと考えた時、やはり「辛くて続けられない」という意見が多くあります。
本当に辛くなければ、痩せられないのでしょうか。そんなことはありません。楽しくダイエットに取り組んでも痩せることは可能です。ダイエットにどう取り組めば、楽しむことができるのでしょうか。
ダイエットは辛いことがたくさん?実は誰もが苦い経験をしている
ダイエットに取り組む人は多いのですが、それがすぐに結果に繋がらないという経験をしている人は多いのではないでしょうか。1回では上手く痩せられずいろいろなダイエット法をチャレンジしたり、リバウンドにより何度もダイエットを繰り返したり、結局諦めてしまったり、という話もよくあります。
その原因として、やはり「食事制限での我慢が辛く続けられなくなる。」というのが多いのですが、それだけではありません。
ダイエットで辛いこと
- 空腹を我慢しなくてはいけない
- 好きな食べ物を我慢しなくてはいけない
- 運動が辛い
- 外食や飲み会などの誘いがあった時の返事に困る
- 思うように結果がでないのが辛い
他にもダイエット方法によっては調理の手間が大変だったり、特定の食材を食べ続けたり用意しないといけないのが辛いと感じる人もいるでしょう。
運動でも運動そのものが苦手な人もいるでしょうし、運動をする時間を作り出すことが大変だと言う人もいます。
いずれにしても、これらが辛くストレスになっていたら、できることもできなくなってしまいます。
そもそも食事は厳しい制限をしなくてはいけないものではない?
どうしてもダイエットの方法として一番多いのが、当たり前ですが食事制限です。食べる回数、食べる食品の種類、食べる時間帯、いろいろな面で制約が出てきます。その為、普段と全く違う食生活をしなくてはいけなくなります。
よくストレスが溜まると過食してしまう人がいる、というとことからもわかるように、食べることを我慢するということ自体は、相当なストレスになります。
しかし、本当に「辛い」食事制限をしなくてはダイエットができないわけではないのです。
辛いダイエットはセロトニン不足を起こして痩せにくくなる!
ダイエットにおいて、食事は必ずしも制限しなくてはいけないわけではありません。
カロリーを含め、制限するとそれがかえって気になるようになり、ストレスを生み出します。酷い人だと食事のことしか考えられなくなってしまいます。そんな精神的にも落ち着くことができない状態で、ダイエットができるとは到底思えません。
実は、辛い状況に陥ると幸福ホルモンと言われる「セロトニン」が大量に消費されることによって不足してしまいます。
脳内の神経伝達物質の一つ。90%は消化管(腸の蠕動運動に影響を与える。)、8%は血小板(出血を止める)にあり、2%弱が脳に有ります。セロトニンと言うと睡眠の話に出てくるのですが、量は少ないもののそれ以外にも脳をはじめ、体に与える影響はとても大きいです。
セロトニンが不足すると起こる症状としてはこれらがあります。
- 疲れやすい
- 食べ過ぎ、食欲の減退
- 便秘・下痢
- 集中力の欠落
- やる気が起きない など
心のバランスを保つ役割のあるセロトニンが不足するのと、精神的にも体調的にもよくないのは簡単に想像できるでしょう。
実は、脳が感じる満腹中枢に作用する為、セロトニンは痩せるホルモンとも呼ばれているそうです。
その為、セロトニン不足はダイエットの成果にも影響を与えると言えます。
辛い思いをしなくてもダイエットはできる!辛さを楽しくするには
どうしてもダイエットは辛いことを我慢して行うというイメージを持つようになってしまいがちです。
しかし、我慢するのではなく、辛いことを別の方法で解決することは可能です。
我慢するのではなく置き換えや量の調節でダイエットをやってみる!
外食が多い人はできれば外食を減らした方がいいでしょうが、それが難しいならば食べる内容(メニュー)を変える、という方法もあります。
甘いものが我慢できない人は、甘いものを家に買い置きしないのが一番です。それは辛いのではないかと思うかもしれないですが、ただ我慢するのではありません。
欲しい時に大袋で買うのではなく、必要分だけ買って食べる。そうすれば、本当に必要以上には食べないで済みます。目の前になければ食べる機会は減ります。イコール、食べ過ぎの防止に繋がります。ダイエットを楽しく行う方法は、このようなやり方があるのです。
辛いことを楽しくする方法
- 食事を我慢するのではなく食べる食品や料理法を変える
(唐揚げ→蒸し鶏など) - 食事量を減らす場合は、少なくとも7割程度までにする
(極端な少量は良くない) - 好みのダイエット食品を見つける
- 運動も軽いものを選ぶ
(ヨガなど)
もちろん全部「やらないといけない」わけではありません。自分でできることをやればいいのです。
セロトニンを増やすことで楽しくダイエットをするのもあり!
セロトニンがダイエットにも影響を与えるという点で、上手くセロトニンを増やすというのも一つの方法と言えます。
- 運動する
- マッサージしてもらう
- 太陽の光をあびる
- 瞑想する
これらのことをするとセロトニンが増えると言われていますが、それでも辛いようなら無理ない範囲で、できることをすればいいと思います。
そして、セロトニンにはトリプトファンとビタミンB6が必要とされています。
これらにはトリプトファンが多く含まれています。
- かずのこ
- 鶏卵
- 大豆
- 削り節(かつお)
- 小麦 など
またビタミンB6が多いのはこちらです。
- とうがらし
- 米ぬか
- にんにく
- バジル など
セロトニンが分泌されている時は満腹中枢に働きかけ、食べ過ぎを防止することができます。
逆に不足すると食欲がコントロールできず、食べ過ぎてしまいます。
食事自体も、例えば友人や家族と楽しくできたらセロトニンが分泌されます。セロトニンが分泌されると心が安定したり、リラックスできます。楽しく食事をし、食べ過ぎ防止になるのは、無理なくダイエットできる一つと言えます。
ちょっとした時に気づけるぐらいのモチベーションでもいい!
そして、セロトニンの話と同じようなことではあるのですが、やはり気持ちというのが一番大切になります。
モチベーションをなるべく上げた方がいいのは誰でもわかることですが、ストレスになるような形になっては意味がありません。
気持ちの上でもダイエットを続けやすくなる方法
- ネットや雑誌など、ダイエットするのに参考にしている情報を定期的に読む
- 無理な我慢をしないで、適度に息抜きする日を作る
- ダイエットが成功した時にご褒美をもらえるようにしておく
辛いと思うようなモチベーションの持っていき方ではなく、ふと思い出して「あ、やろうかな」程度でいいと思います。息抜きも毎日ではいけないですが、1ヶ月に2~3日、好きな食べ物を食べてもいい日を作るなどするといいでしょう。
また、後で楽しみが待っているような形ならば楽しくダイエットができるのではないでしょうか。もちろん、後でリバウンドするような量のご褒美ではダメでしょうが。
毎日こまめに体重や体脂肪率をはかる人もいますが、1日で変わる量はさほど多くないはずです。それこそ1日で増えるのは、脂肪で見てキロ単位になるはずもありません。よほど大食いすれば、1日で2~3kgぐらい増える人がいるかもしれませんが。
数字にとらわれすぎると辛いダイエットにまっしぐらになってしまいます。体重計に乗っていけないわけではないのですが、あくまで参考程度にした方が気が楽というものです。
運動は有酸素運動と筋トレと両方必要!無理してやらなくてもいい?
運動に関しては、さまざまな情報を見ると、どうしてもダイエットの為にもやった方がいいと感じてしまうでしょう。
これは脂肪燃焼を考えてのことですが、ウォーキングや水泳などの有酸素運動を20分以上行った方がいい、というのが常識のようになってします。
他にも筋トレと言われる無酸素運動をして筋肉を作った方が体の代謝があがり、痩せやすくなる、ともあります。一番は、両方行うことになります。
しかし、運動が苦手な人はたくさんいます。もちろん運動を推奨する人も毎日必ずとまでは言っていないのですが、なかなか続かないのも事実です。
確かにすぐに効果はでなくても、無理して運動するよりも、例えば電車を使った時は1駅前に降りて歩く(時間があればですが)、階段をなるべく使う、自転車ではなく歩くなど、普段の生活に体を動かす要素を増やす方が、無理せずに継続することはできます。
昔からよく言う食事はよく噛んで食べる!これもダイエットに繋がる
食事時は昔から子どもに「よく噛んで食べなさい。」と言いました。言われた人や子どもに言ったことがある人も多いのではないでしょうか。これもまた、ダイエットにも役立ちます。
また、ダイエットとは関係ないのですが、虫歯になりにくくなったり、脳の活性化や風邪がひきにくくなるというメリットもあります。
ただし、すぐに効果が出るようなものではないので即効性は期待しないでください。また、いつも決まった片方だけで噛む癖をつけると、筋肉の発達に差ができて顔が歪みやすくなるので要注意です。
ダイエットでは無理に我慢しなくていい!楽しく痩せるのが一番
そもそも急激に痩せることは体に負担をかけることになるので、なるべくゆっくりと痩せる方がいいと思います。よく10kg20kgと効果が出ている人の紹介があるのですが、そもそもスタート時点の体重が違ったりします。
また、男性のダイエット体験談なども多くあるのですが、そもそも男性と女性では体の作りが違っており、一言で言えば男性の方が痩せやすい性質を持っています。参考になるのもあるでしょうが、あまり参考にならない、ということも多々あるのです。
男女でも差があるのですから、個人で言えばもっと違いが細かくなります。ですので、無理に情報通りにやらなくても自分なりのやり方でやればいいのです。
ダイエットに限らないのですが、そもそも早急に結果を求める傾向が今の世の中にはあります。あせらず、自分のやり方、ペースでやればいいのです。