ダイエットに成功、失敗する人の違い。どうして私は痩せられないの?

なぜかあの人は、何をやっていても上手くいく!!成功している!!という人がまわりに一人くらいいませんか?

そのような人の中には「特別できそうな雰囲気じゃないのに、なんでだろう?」という人も少なくないのではないでしょうか。

なぜか上手くいく人には、それなりの理由があるのです。

ダイエットの成功と失敗を握るカギは「あなた自身の心」にあるといっても過言ではありません。

ダイエットには、気持ちが大きく関わってきています。

そう、上手くいく人の大きな理由は「ポジティブ」です。

「え?そんなの当たり前じゃない?聞き飽きたよ」と思ってしまうのもわかりますが、そんな人こそ、最後までじっくりと読んでみてください。

ダイエットを失敗する人がやりがちなこと

よし!!今回は絶対にダイエットを成功させるぞ!!と意気込んでは挫折する・・・このような人って、実はほとんどだと思います。

だからこそ、いろいろなダイエット法が出回っているのです。

そこで、まずは失敗してしまう大きな理由を次にまとめてみました。

  • 目標(体重やウエスト周りなど)を長期ではなく、短期で捉えている
  • 嫌なことがあると、そのことを引きずってしまう
  • 自分は意志が弱いと勝手に決め込んでいる
  • 人と比べてしまう
  • 完璧主義

短期で物事を考えると継続しにくい

旅行の傾向で「安・近・短」という言葉が多く使われてきていますが、これは「費用を安く・近場で済ます・日程が短い」といった言葉を一語一語で表しているものです。

これは、仕事が一昔前に比べ、忙しくなってきて休暇が取りづらくなったからでしょうか?

きっと違います。これは心理的なことです。元々旅行自体が好きではない人たちなのかもしれませんが、「安・近・短」をすることによって、深く計画を立てずに済むのです。

これが良いとか悪いとかを言いたいのではありません。では、本題に戻りましょう。

例えば、関東に住む人が沖縄旅行へ行こうとします。感じ方は様々ですが、比較的「遠出」だとしてください。

沖縄に行くためには、日程調整や観光スポット調べ、食事は何を食べようか?どこで食べようか?何を着ていこうか?など、どうやって沖縄に行くか、沖縄で何をしようかと、たくさんのことを考えて、たくさんの計画を立てることでしょう。

せっかくの旅行なのに、ギチギチにスケジュールを立てますか?きっと、少し余裕を持って立てるはずです。

そして、それを実行して、念願の綺麗な海や、おいしい沖縄料理をゆっくりと体験することができるのです。

これは、ダイエットにも通ずるところがあります。

まず、理想の体重やお腹・二の腕回りがあるとします。これを短期間で達成するのは楽しいでしょうが、辛さは絶対に避けられないでしょう。

理想だけでは成り立たないのがダイエットです。

「こんなんじゃだめだ」とか「ここまでやっているのに成果が出ないのは怠けている証拠だ」など、まずは精神論をきっぱりと捨てましょう。

旅行中でも、途中で電車が止まったり、飛行機が飛ばなかったりします。予想できないのではなく、予想してないのです。

ダイエットも予定通りに進むはずがありません。進んだらラッキーくらいのポジティブさが必要です。

短期目標は追い込む数値を設定せずに、長期で考えましょう。

嫌なことを引きずって、失敗の理由にしないこと

人間の脳みそは賢いもので、さまざまな言い訳をもっともらしくでっちあげることができます。

リチャード・E・シトーウィックという人が「人間は脳の10%しか使用していない」という説を唱えました。残りの90%は眠っているということを言ったのです。

また、人間はエネルギーの20%を脳が消費しているそうです。日々、莫大な量の思考が消費されるわけですから、脳はエネルギーを処理するために省エネにならざるを得ないのです。

ダイエットを成功させる!!と強い気持ちで臨んでも、毎日毎日、嫌なことってありますよね。気持ちもズドーンと重くなります。

ここで脳は、その気持ちや、思考を処理しなければなりません。なるべく省エネにしたいがために怠けようとします。

その際に算出されて出てきた答えが「今日くらい、サボってもいいよね」や「無理な目標設定」なのです。

冷静に考えれば、一日の中で起きた嫌なこととダイエットは関係がありません。ダイエットを故意的に失敗させる理由を、その日の嫌な出来事のせいにしているだけなのです。

嫌なことは、多かれ少なかれあることです。いちいち引っ張らずに、ダイエットとは切り離して考えましょう。

勝手に自分をジャッジして失敗する

ひとりひとり異なった「色メガネ」で物事を見てしまうのもまた人間です。

「○○やるべきでしょ」と思う人もいればそうでない人がいます。これは「○○しないと、あなたダメですよ」という色メガネで見ている証拠です。

心理学に「パブロフの犬」というのを聞いたことがある人もいるかと思います。

これは犬に食事を与えるときに、ベルを鳴らしてから食事を与えるというものです。それによって、犬には「ベル=食事」という条件付けが出来てしまったので、本来、食事とは無関係なベルを鳴らしただけで体が反応するようになりました。

先程の、嫌なことを引きずってしまうことを思い出してください。

無関係なことでも、無意識のうちに条件付けをされてしまうと反応してしまうのです。

それが無意識のうちに「勝手な自己ジャッジ」に繋がっていってしまいます。

人間は、他人から見た自分と自分から見た自分が全く同じということはありません。ですから、自分はダイエットに限らず、何をやっても失敗するという条件を捨てましょう。

長期的に考える癖が大切ですよ。

人は人、自分は自分という思考が大切

自分を人と比べることくらいナンセンスなものはありません。顔も性格も親も兄弟も、他人とは違うのですから。

「自分だけの基準」をつくってみましょう。

もしかしたら、世間一般の考え方とあなたは違うのかもしれません。もちろん、他人と競争=比べることによって行動ができる人もいます。

しかし、あなたはどうでしょうか?他人と比較して落ち込むくらいなら、さっさと自分がやるべきこと(=ダイエット計画)をこなしましょう。

ダイエットが完璧にいくわけがないと心得る

完璧主義は、絶対に失敗します。

なぜなら、全て完璧に物事が進むことがあり得ないからです。完璧主義によって、小さなトラブルに心を波だたせてしまうのです。

ダイエットは体と相談しながらやっていくもので、体重が落ちないときは落ちないのです。

「そういう時期」と割り切って考えましょう。落ちない時期があってこそのダイエットです。

テストではないので、100点を目指しても100点は取れません。70点でもOKくらいの気持ちでいましょう。

逆境を喜ぶと気分も晴れやかになる

先程も述べたように、ダイエットに逆境は付き物です。日々、嫌なこともあるし、思うような効果が出ないことなんてザラにあるでしょう。

しかし、ここでしょげているようでは、何事も成し得ません。失敗に終わるのがオチです。

よく例えられるのが、木の根っこですが、木の根は栄養を得ようと、根っこを伸ばせば伸ばすほど頑丈な大木に育つのです。

まずは、逆境をプラスに捉えましょう。理由はなんだって構いません。逆境は、自分を成長させてくれる材料が揃っています。

思ったような結果が目に見えて現れない場合は、何かが違っているのかもしれません。「今は休め」なのかもしれません。

ここで、思い悩むのではストレスが溜まる一方で、ダイエットなんてやめてしまえ!になってしまうことだってあります。

逆境を改善して、成果を出す喜びを体験してみましょう。

ダイエットはゴールではないことを再確認する

ダイエットを始めると、ダイエット自体がゴールになってしまいがちです。

ダイエットをはじめる理由を20代~40代の女性500人を対象に調査したデータがあります。理由は様々ですが、一番多かった理由は「健康のため」でした。

1位:健康のため(61%)
2位:女性からきれいに見られたいから(39%)
3位:自分を変えたいから・着たい服があるから(37%)

「男性からきれいに見られたいから」というのは30%でした。意外と同性の目を気にしているのがわかります。

ここで重要なのが、ダイエットの先にあるものをゲットするために、方法としてダイエットを選択したことを思い出してください。

前の例に戻れば、沖縄旅行が目的ではなく、「沖縄のきれいな海を眺めながらビールを飲む」であったり、「沖縄料理を堪能する」であるはずです。

ダイエット中はなるべくダイエットのことを考えないようにする

「そんなのできるの?」こんな声が聞こえてきそうですが、ちょっと考えてみてください。

突然ですが、「リンゴのことを考えないで!!」と言われたらどうでしょう?真っ先に出てくるのが、あの真っ赤な「リンゴ」ではありませんか?味までイメージ出来ちゃいませんか?

そうなのです。人間は考えないようにするのは無理なのです。

ですから、ダイエットのことを考えないようにしようというものではありません。ダイエットから適切な距離をとりましょうという話です。

離れ過ぎてもダイエットの意味がなくなってしまいますから、良い気分(ポジティブ)でいられるような工夫をしましょう。

「ウォーキングするときは、お気に入りのジャージを着て、好きな音楽を好きなだけ聞く」などです。これなら出来そうですよね?

「甘いものは食べないようにする」では、甘いものばかりイメージしているのと同じことですよ。

ネガティブさを受けとめるのもダイエットには大切

ここでは、ポジティブの重要性について述べていますが、注意してもらいたいことがあります。

「ネガティブの裏返しのポジティブ」です。

生まれもってポジティブな人は別ですが、「ポジティブに考えよう!」と思っている時点で、実はネガティブなのです。

ネガティブだからこそポジティブでいたいわけですから、根っこはネガティブなのです。

しかし、ネガティブが悪いのではありません。ポジティブにダイエットをした方が成功確率は上がっていくわけですから。

ですから、ネガティブな部分があるのは仕方ないと諦めて受け入れましょう。受け入れることによって、ネガティブから距離をとることができるのです。

こんな経験はないでしょうか?職場や学校に嫌いな人がいて、ずいぶん苛立たせられたけれど、「こういうやつなんだなぁ」と開き直ったときに、不思議とどうでもよくなった経験です。

自分が今まで、ダイエットをことごとく失敗してきたことを受け入れてみましょう。そんな自分もいるんだなぁと感じてみましょう。

一喜一憂せずに目標に向かって、やるべきことをやってください。そして、ダイエットの先にある栄光を手にしてください。

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