驚き!酢豚は食べ方次第でダイエット食になるってホント!?

中華料理の定番と言えば酢豚ですよね。ジューシーな大きめの豚もも肉を揚げて、甘酢で絡めたあの一品は、大いに食欲をそそります。見た目からもわかる様に高カロリーで、ダイエットとは無縁の料理と思われがちですが、実はとても栄養バランスの良い料理の一つだったのです。ここでは、酢豚をダイエット食として食べる時のコツや、酢豚の栄養についてご紹介します。

酢豚のカロリーは入れるもので大きく変わる!

一般的に、豚肉、野菜、パイナップル等を入れて作る酢豚のカロリーは100gあたり120~250キロカロリーとなります。入れる食材によってカロリーに大きな差が出ます。加えて、いくつもの調味料を入れる事でうま味は増しますが、比例してカロリーが上昇する料理です。

言い換えると、入れる食材や調味料を吟味すれば、カロリーを抑えられるという事になります。酢豚のおいしさのひとつに、沢山の野菜を使っている事が挙げられます。複数の野菜を使う事で、酢豚がダイエットメニューに変身するのです。

主役の豚肉はとても栄養価の高い食材である

豚肉に多く含まれる栄養素に、ビタミンB1があります。牛肉や、鶏肉に比べて10倍ともいわれる含有量です。

ビタミンB1の主な役割は、糖質の代謝を促すことです。

糖質を効果的にエネルギーに変換する働きで、余分な糖質が体内に残る事を防ぎます。一般的に、食べ物より摂取した糖を体内で上手にエネルギーに変えることができないと、中性脂肪として肝臓に蓄積されることになります。食べ過ぎや糖質の取り過ぎが続くと、肥満への道を歩んで行くことになります。

糖質の代謝を促すことは、身体活動も活発になり「力が出る」という事です。その他にビタミンB1は脳の働きの活性化や、皮膚や粘膜を健康な状態に保ちます。疲労回復にも優れており、健やかに生きる上で欠かせない栄養素と言えます。

酢豚は揚げなくても、美味しく作れる

よくある巷の酢豚は、片栗粉でまぶして揚げた豚肉を使用しています。そして、トロミも片栗粉や小麦粉で作り、味付けはケチャップ、みりん、砂糖と糖質のオンパレードです。この様に分析すると、ダイエットを目指す人の大敵になりそうなのが酢豚です。

でも食べたい酢豚!

そこで、酢豚のアレンジを提案します。

一番手っ取り早いのが、豚肉を揚げない方法で調理する事です。

豚肉に少量の小麦粉か片栗粉をまぶして焼きます。豚肉自体の油も出るので、少量の油で焼き始めればOKです。

糖質排除にこだわるなら、小麦粉や片栗粉をまぶすのも止めて、素焼き状態でも良いと思いますが、味わいも重視したいなら、少量の粉はソースとの絡みを良くし、美味しく仕上がります。

手軽に調理するなら「ノンフライヤー」を活用しよう

近頃流行なのが、「ノンフライヤー」ですね。

油を一切使わず熱風で調理するこの機械は、素材自身の油で表面を揚げた状態にし、不要な油は落とすという画期的な調理器具です。

価格は、6千円程度~3万円程度のものが多く出回っています。油を使いませんから、廃棄油の始末なども無くお手入れが簡単です。

通常の揚げ物に比べて、油の吸収も少ない為、酸化による味の劣化も防ぎますから、作り置きやお弁当作りなどにも重宝します。今後、揚げ料理を除いた食生活を考えている人は、「ノンフライヤー」を検討されるのも良いと思います。料理のレパートリーが増えますね。

痩せる酢豚の黄金比は2:1、野菜は2倍入れ!

肉を食べる時は、野菜は肉の2倍は食べたいものです。力の源でもある肉ですが、食べるとリン酸や硫酸などの酸性物質が多く出ます。これらの物質を分解する為には、ミネラルが必要になります。ミネラルをバランスよく摂取する為には、野菜を多く食べる必要があります。肉を食べたら、野菜は2倍増しで食べるのがベストです。

豚肉100gに対して、野菜200gという様に、酢豚を作る時は野菜を2、豚肉を1の割合で作る様に心がけましょう。

お酢がダイエットを促進する!

お酢は最古の発酵調味料と言われるほど、歴史の古い調味料です。あの独特の酸っぱさに沢山の栄養素が詰まっています。含まれている、酢酸やクエン酸は、ビタミンB1と一緒に摂取すると、疲労回復に効果的で、スタミナもアップします。

お酢に含まれるクエン酸は、カルシウムやマグネシウムなどの体内に吸収されにくいミネラルを、吸収されやすい形に変えてくれるのです。

その他に、酸っぱさには食欲増進や、唾液の量を増やして消化吸収を活発にする効果があります。

抗菌作用もありますから、腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やします。腸内環境が改善される事で便秘が無くなり、活性酸素の抑制してくれますから、疲れ知らずの身体になります。

お酢の刺激の強い調味料ですが、少量で料理の味わいを深め、身体の環境を整えるのに重要な役割を担っており、ダイエットには欠かせない調味料と言えます。

酢豚を食べる時のポイントはココ!

  • パイナップルを入れる
  • 豚肉を焼く、又はノンフライヤーで仕上げる
  • 人参、玉ねぎの量を控えめにする
  • ご飯の量を減らす
温かい料理にフルーツが入っているという状態を好まない人も多く、好き嫌いが分かれる点ではありますが、パイナップルにもビタミンB1が豊富に含まれていますから、糖質代謝には欠かせません。

豚肉は揚げずに焼く又は、ノンフライヤーで仕上げる事で、脂質、糖質を下げる効果があります。

緑黄色野菜の代表ともいえる人参や、血液サラサラで知られる玉ねぎですが、意外と糖質が多い食材になりますから、食べ過ぎない様にしないようにしましょう。

甘酸っぱい酢豚は食が進みます。白いご飯と一緒にモリモリ食べたいところですが、ご存知の通りご飯の糖質は高いです。ご飯は控えめにするか、「糖質制限ご飯」を食べる様にしましょう。

お家でできる簡単な調理法は、お米と米粒状に刻んだこんにゃくを炊く、こんにゃくご飯があります。市販品でも、お手頃な価格で糖質制限ご飯が販売されていますから、活用すると良いですね。

お酢の選び方、摂取量にもコツがあります

お酢は、料理に入れて使う事が多いのですが、飲み物としても利用する事ができます。食べる時に使うなら穀物酢や米酢、飲む時は刺激の少ない黒酢や果実酢がおススメです。

白米から作られるのが米酢、玄米から作られるのが黒酢です。黒酢のアミノ酸量は米酢の10倍程度、穀物酢やリンゴ酢では50倍程度になります。

アミノ酸を効率よく摂取するなら、黒酢で酢豚を作れば、深い味わいと酸味が得られ、栄養価も高い料理になります。

お酢の一日当たりの摂取量は、15~30mlです。

酢豚であればこの程度の量を使います。お酢は体に良いので毎日定期的に摂取するのが健康のコツですが、一度にたくさん摂取する事は、胃を痛めますので注意しましょう。ドリンクとして飲用する場合は、食後、お風呂上りなどが良いと思います。

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