胃が小さくなると痩せる?食べすぎてしまう人の疑問質問

皆さんは食欲が以前よりなくなった時、よく「食が細くなった」と耳にしたことがありませんか?人間は誰でも食欲旺盛な時とそうでない時があります。

これは年代問わずよくあることなのですが、徐々に年齢が高くなっていくと食欲もそれなりに落ちて行きます。

ダイエット中で食欲を抑えているアナタ。食べないことによってもしかしたら自分の胃が以前より小さくなったってことは感じたことはありますか?

今回は痩せると、体の中の胃までもが小さくなるのか、その真相を探ってみましょう。

人間の胃!眠ってる以外は常に働き詰めである大事な所!

人間の体の中は赤ちゃんからお年寄りまで、実に神秘的な働きをしています。特に今回取り上げる胃ですが、これは人間が眠っている時間帯以外は常に働き詰めです。

それが何故だかお分かりですか?

人間の胃は朝から晩まで、食事時や日常の学校や仕事など、毎日色んなことに対して、対応しているのです。

どんなことに胃は対応しているのでしょうか?

胃の大切な働き①食べ物・飲み物の吸収

人間は毎日3回色んなものを食べます。その食べたものが食道を通って、胃へたどり着くのです。

つまり、胃は食べたものの量に対して、大きく伸びたり縮んだりしているのです。まるでゴムみたいですね。でも食べたものを優しく包んでくれる働きもしているわけです。

飲み物にしても同様です。多く飲料した場合、それでも胃は伸び縮みしています。日常活動している自分自身は気づかないのですが、胃って凄いな~と実感せずにはいられません。

胃の大切な働き②日常の緊張感と戦っている

胃は食べたり飲んだりしている時にだけ、働いているわけではありません。皆さんの日常の生活・活動面でも十分力を発揮しています。

それは「緊張感」です。人間は緊張するとすぐに体中にその感覚が回っていき、特に胃は敏感に感じ取っていきます。

ですからアナタが緊張すると、胃も激しく収縮しているので、常に一緒に戦っているわけです。

ですから社会人になって初めての仕事で緊張すると、胃が痛いなんてこともよく聞かれます。それだけ緊張感が強いのです。

そして誰でも感じると言われる「ストレス」。これも胃は敏感に感じ取り、良いストレス、悪いストレスと交互に戦っていることが分かります。

ストレス社会といわれる時代、本当に毎日アナタと共に胃も頑張っているのですよ。

食事の量を減らして痩せた!胃も小さくなるのだろうか?

体調不良やダイエットなどで食事の量がいつもより減ると、人間は痩せて行きます。では肝心の体の中の胃はどうなるんでしょうか?

胃のサイズまでもが小さくなっていくのでしょうか?

人間の痩せた半数以上!胃が小さくなったと感じている?

よく高齢者の皆さんは、「もうお腹が満腹で、若い頃より胃まで小さくなったようだ。」と言われる方が多いです。そして食が実際に細くなり、痩せて行く方も多いです。

若い世代でもダイエットして食欲を抑えているので、「胃が小さくなったのでは?」と言います。

痩せた方の半数以上がそういう中、では実際ご自分の胃が小さくなった所を見たことがあるのでしょうか?ありませんよね。

ご自分が痩せて胃が小さくなったと感じるのは、あくまで素人判断にしかにしか過ぎません。

その理由は何でしょうか?それは実際に証明されていないからです。でも本当に人間は痩せると同時に胃も小さくなるって本当なんでしょうか?

この真相を確かめて行きましょう。

胃の実態!痩せたからと言って小さくなったわけではない!

ダイエットに成功すると、体重は当然落ちますし、ウエスト、ヒップ、無駄な贅肉までもが減っていきます。

ですが人間の胃は意外なことに痩せたからといって、小さくなったわけではありません。

何となく以前より食べなくなったので、胃も小さくなってしまったのか?これは誰でも思うことなのですが、実際は違うのです。

痩せても胃が小さくならない?どうしてなのか

胃は元々口の中から入ってきたものを、吸収して量によって伸びたり縮んだりしているので、痩せても胃は小さくなりません。

要するに痩せるために、食べる量を減らしていくと、その習慣に慣れてしまい、早く満腹感を感じるようになってしまいます。

満腹感を感じさせるのは、胃ではなく、脳だからです。

よく「腹八分目」という言葉を聞きます。食べすぎることなく、ほどほどにする意味のある言葉通り、脳が何でも指令を出しているのです。

ですから実際に胃が小さくなったと感じているのは、アナタ自身の脳なのです。ですから痩せたので胃が小さくなったと根も葉もない情報が流れてしまったのです。

この世に誕生した赤ちゃんは、確かに胃は小さいですし、未発達です。でもこれから成長していくにつれて、赤ちゃんは体も胃もどんどん大きくなっていきます。

これは紛れもない事実です。

ですが思春期を過ぎて、20歳立派な大人になってから年老いていくまで、基本胃のサイズは変わりません。

皆さんの食事の量で、満腹感を感じたらそれで脳が「食べ終わってください。」と胃に信号を送っているのです。

規則正しい食生活をしていると、不思議なことに空腹感は毎日同じ時間帯に感じることが多々あります。それは人間の脳がそういったサイクルに出来上がっており、胃に通達していることが改めて分かります。

食べる量にしてもそうです。1人1人個人差があるように、毎日決まった量を食べて、胃が満たされたと感じた時、それがアナタの満腹感です。

痩せるために食事の量を減らす習慣も、脳に通達されて、そこから胃にも通達される…本当に凄いものだと感心させられました。

痩せても太っても!胃のサイズはいつでも同じですよ!

人間の胃はとても微妙です。ストレスにも敏感で、余りためすぎるのも良くありません。それは胃潰瘍になる原因になりかねないからです。

ですがダイエットしてようがしてまいが、胃は大きくなることも小さくなることもありません。常にサイズは同じです。

仮に本当に胃が小さくなってしまったとしたら?大量に食べたり飲んだりしたときに、それなりの対応が出来なくなってしまいます。

ですから食が細くなったからといって、胃が小さくなった根拠は何処にもありません。人間の満腹感は全て脳が指令していることを覚えておいてください。

反対に空腹感も脳が指令しているのです。

アナタが前よりも食べなくなったその本当の訳は、胃が小さくなったのではなく、脳がもうそこまで!と感じるようになってしまったのです。

だから常に胃と脳は大切に繋がっていることが分かります。

これからも痩せたいと思っているアナタ。ご自分の胃をいたわることも大切ですよ。

そして食事の量や生活サイクルの見直しなどもしていきましょう。

▲ トップへ戻る
Copyright (C) 2024 脂肪が気になるなら燃やせばいいじゃない【ダイエットワネット】 All Rights Reserved.