チベット体操で痩せる!チャクラを刺激して健康な体に
チベット体操って聞いたことあるでしょうか?わたしは初めて聞きました。チベットで知っていること全部あげても、ヒマラヤに行く途中にあるところとか、ダライ・ラマの出身地、チベット密教の聖地ぐらいしか出てきません。
どんなものか見当もつきません。ただ調べてみますとインドのヨガやアーユルヴェーダ(インドの伝統医療)にも関係があるみたいです。以外と奥が深そうです。
もっとチベット体操のこと知りたくなりました。
どんなことをやるのか、その効能はどんなものか、時間はどのぐらいかかるのか、などなど調べてみようと思います。ご覧ください。
チベット体操とはどんなものか
ヨガとは完全に健康のためのものとして認定されている感がありますが。このヨガも当初はすごく宗教色の強いものだった気がします。インドが発祥の地です。
このチベット体操も、起源をたどれば古代チベットの修行僧たちが瞑想を行う前の精神浄化の儀式として行なっていたものといわれています。
1000年以上も前からあるようです。
チベットで行われていたものをイギリスの軍人が体得し、広めたものといわれています。
ヨガでも、このチベット体操でも突き詰めていけば宗教的なものにたどり着くのかもしれませんが、現在は健康志向の高まりで、その呼吸法やポーズなどが取り上げられ有名になっているようです。
チベット版のヨガと呼んでいる方もいるぐらいです。
チベット体操の口コミ
このチベット体操の口コミは様々なものがりました。主にアンチエイジングにいいというものが多かったです。「白髪か黒髪になったです」とか「ダイエット効果がある」なかには「10数キロ痩せた」というものもありました。
これらの口コミが全てその通りになるのかといえば疑問です。効果が全てチベット体操によるものかどうかは確定できません。でも決して悪いものではないのだという印象を持ちました。
チベット体操をやることで、ただ単純に体操だけでなく、やって行くうちに精神性も追求するようになり、食事面を気にするようになったりと様々な影響を受け、効果が出てくることも考えられます。
チベット体操は、ヨガの出はじめた時期と同様に精神面も強調されている感じを受けました。いい面はどんどん取り入れていったらいいでしょう。
チベット体操はどうやってやるのか
みなさんこれが一番気になることでしょうか。大変簡単な運動です。チベット体操は5つの動きから成っています。
ただチベット体操では5つの運動を5つの儀式と呼んでいるようです。この辺がチベット体操の精神性が現れているところでしょうか。
では第一の儀式から
第一の儀式
1、立った状態から、両腕を肩の高さにまっすぐ伸ばして床と平行に保ちます。
2、目を開けたままで、右から左へ時計回りにその場で回転をします。
*1週目は3回、1週間ごとに2回ずつ増やしていきます。
第二の儀式
第一の儀式を終え、仰向けになり足を軽く開いて手のひらを上に向けて呼吸を整えます。落ち着いたら第二の儀式に移っていきます。
1、仰向けになります。
2、両手を体の横にまっすぐ伸ばして沿わせます。手のひらは床に向けておくこと。
3、鼻から息を吸いながら首と足をゆっくりとあげます。腹筋運動みたいな感じです。足が上がらない場合は無理をしないこと。
4、息を吸いながら足と床が垂直になるまで引き上げます。あげた頭はアゴを胸に押し付けるようにしたを向きます。
5、足が上がり切ったら、口から息を吐きながら頭と足をゆっくりと床に降ろします。
第三の儀式
同様に仰向けになり息を整えます。整ったら第三の儀式へ
1、膝立ちになり、背すじを伸ばします。
2、両手をお尻を支えるように、お尻と太ももの境目辺りにあてがいます。
3、背筋は伸ばしたまま、息を吐きながら頭だけを動かしてできるだけ下を向きます。
4、息を吸いながら上体をゆっくりと後ろに反らせます。
5、そらしきったらゆっくりと息を吐きながら元の姿勢に戻ります。
第四の儀式
1、足を伸ばして、軽く足を広げてヨガマットの上に上体を立てて座る。(手は肩からまっすぐ下に、指先を足側に向けつきます。足は床から直角、背筋を伸ばします。)
2、息を吐きながら、背筋を伸ばしたまま、頭だけ下に向けます。アゴは胸につけるように。
3、息を吐ききたら、今度は鼻で息を吸いながら頭を上へ反らします。
4、反らしながら、腰を上げて床と平行になるよう持ち上げます。
5、平行になったら息を止め、ゆっくりと息を吐きながら元の形に戻ります。
第五の儀式
1、呼吸を整えて、うつ伏せになります。(腕は肩のすぐ横に曲げて床につきます。足は軽く開いて床につま先をつけてたちます。)
2、息を吐きながら体全体を持ち上げて、上半身をそらせます。(顔は上を見上げるようにすること)
3、息を吸いながら腰を持ち上げて、腰を頂点に山のような形にします。かかとまで床につけ足の裏が伸びるようにしてください。息を吐きながら元の姿勢に戻ります。
チベット体操の回数は?
このように5つの儀式(運動)を行います。はじめは綺麗な形でできなくてもいいです。できる範囲でやりましょう。無理するとけがにつながります。
あと呼吸を意識するのポイントです。息を吐く時にお腹を凹ませることを意識してください。
回数については5つの動きを21回繰り返すのが完成形です。
最初から飛ばして全部やらないようにするところがこのチベット体操の良いところだと思います。
最初は3回から始めて、1週ごとに2回ずつ増やして、10週間目に完成に持っていくやり方です。徐々にやっていくことが継続につながるようです。
ここまでが純粋に体操としてみたチベット体操というものです。体操の動作はここまでに書いたことをやっていただければできると思います、
この次の章ではチベット体操の精神性の部分を見ていきましょう。興味のない方は読み飛ばしていただいて結構です。
チベット体操はもともとチャクラ(人体のエネルギー)を刺激するものだった!
冒頭にもお伝えしましたが、チベット体操の原型は宗教的の色が強いもので、瞑想のための準備運動のようなものです。
ですからそれぞれの5つの運動にも目的があって、どのチャクラを刺激するのかなど意味付けがあります。お知りになりたい方はみてください。結構面白いですよ。
チャクラとは何か
宗教的にみたら間違っているかもしれませんが、「チャクラ」とは簡単に説明すると人体のエネルギーをつかさどる7つの要素のことです。
漢方で行ったらおへそのあたりのことを「丹田」と行ったりします。体のツボみたいなものでしょうか。それのインド版、チベット版といったところでしょうか。
「チャクラ」にはそれぞれ色や役割があります。そのことを知ってチベット体操をするのも面白いと思います。下の表などを参考にしてください。
- 第一のチャクラ(ムーラーダーラ)体のエネルギーの基点となります。ここが弱くなるとやる気が出なかったり、人と会うのが面倒になったりすると言われています。
- 第二のチャクラ(スーワディシュターナ)心のバランスを保つ重要なチャクラです。ここが弱ると疲れやすい、自分の個性が発揮できないと感じたりするそうです。異性に興味が薄れてきても、このチャクラが弱っていることが考えられるそうです。
- 第三のチャクラ(マニプーラ)感情をコントロールするチャクラです。あと消化や吸収、排泄作用にも関わってきます。
- 第四のチャクラア(ナハータ)バランスと調和を取る役目があるチャクラです。安定すると無情の愛を感じることができたり、穏やかな心理状態を得ることができるそうです。
- 第五のチャクラ(ヴィシューダ) コミュニケーションや表現力に関係のあるチャクラです。引っ込み思案の人であったり、人との接触を避ける人は活性化させたい場所です。
- 第六のチャクラ(アジュニャー)直感を司るチャクラです。ヨガでは精神の中心といわれる場所です、活性化されると直感力がアップするといわれています。
- 第七のチャクラ(サハスラーラ) 精神的や霊的なつながりと関係あるチャクラです。活性化されると感謝する気持ちが生まれたり、自己実現を成功に導きます。
チャクラの名前 | チャクラの色 | チャクラの性質 | チャクラの場所 |
---|---|---|---|
ムーラーダーラ | 赤 | 生命力・粘り強さ・地に足をつける | 仙骨 昔尾っぽがあった場所 |
スワーディシュターナー | オレンジ | 自立心・情緒のバランス・感覚・感性 | 丹田 おへそのあたり |
マニプーラ | 黄 | 自信・論理性・自分の尊重 | みぞおち |
アナハータ | 緑 | 愛情・喜怒哀楽・思いやり・審美眼 | 胸 |
ヴィシューダ | 青 | 自己表現・コミュニケーション・創造的表現 | のど |
アジュニャー | ロイヤルブルー | 直感力・知恵・認識力 | 眉間 |
サハスラーラ | 紫 | 超感覚・人生の目的・高次元とのつながり | 頭頂部 |
第一の儀式 七つのチャクラ全部に効く
第二の儀式 第三のチャクラに効き、胃腸や消化器、排泄機能を整えるといわれています。
第三の儀式 第五のチャクラを活性化させ代謝アップをさせます。
第四の儀式 第四のチャクラに効き活性化させます。
第五の儀式 第二、三、五のチャクラを活性化させて全身のバランスを整えてくれます。
本当に次の効能があるかどうかはわかりませんが、元々はこういう意味があったと知っているのもよいのではないでしょうか。
チベット体操は痩せるのか?
回数の説明の際にもいいましたが、10週間をめどに考えているので、2ヶ月ちょっとは最低やらないといけないことになります。
その間体操だけでなく、食事面も気をつければ結果はついてくるのではないでしょうか。続けるのがポイントですね。
あとチャクラに関してはおまけみたいな感じで楽しんでいただけたらいいと思います。