野菜を食べるとダイエット効果が出やすいのはなぜ?理由を知りたい!

ダイエットには野菜が絶対に欠かせない!これはもう常識中の常識です。だけど、なぜ野菜がダイエットにいいか、その本当の理由は知っていますか?いざ言われてみると、意外と上手く答えられないものですね。

ダイエット中はなぜ、野菜を食べなくてはいけないのか、野菜を食べることで得られるダイエット効果とはどんなものなのか?ここでしっかり勉強しなおしてみましょう。

きちんと理解していますか?ダイエットに野菜が欠かせない理由

ダイエットをするために一食抜いたり、ゼリーやビスケットなどの栄養補助食品だけで済ませたりする人がいます。たしかに、一日の摂取カロリーは減らせます。しかしダイエットで大事なのは表面的な数字ではありません。

健康的なダイエットには食事の質と運動のバランスが欠かせません。体重は急激に落ちるかもしれませんが、肌が荒れてきれいに見えなかったり、体力が落ちて仕事や勉強に支障がでたりします。

野菜には体を健康に保つための栄養がたくさん含まれています。

ビタミンA ビタミンB群 ビタミンC ビタミンD ビタミンE ミネラル
皮膚や粘膜を正常に保つ 相互にはたらいてタンパク質が作られるのを助ける 肌を美しく保つのに必要なコラーゲンの生成に必要。抗酸化作用もある 骨を作るためのカルシウムをつくり出すのに必要 ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、など様々な種類がある 体内の水分を調整したり、丈夫な骨や歯をつくるのに欠かせない成分

ミネラルには肉や魚で摂れる成分もありますが、ビタミンは野菜からしか摂れないものもあります。

これらの一つでも欠けてしまうと、健康な体をつくることはできません。ダイエットしているときこそ、積極的に野菜を食べましょう。

アンチエイジングに欠かせない!ファイトケミカルとは

フィトケミカルとよばれることもあります。植物に含まれる化学物質のことです。

ビタミンやタンパク質のように体の基本的なつくりに直接影響を与えることはありませんが、健康によい影響を与える可能性があると注目を集めています。

抗酸化作用で知られるアントシアニンやルティン、骨粗鬆症予防に効果があるイソフラボンはファイトケミカルの一種です。

植物は紫外線にさらされたり、外敵に襲われたりしても人間や動物のように自分で逃げることはできません。そこで、紫外線に強い物質や苦味を作って食べられにくくするための成分を自ら作り出したのです。

それらの成分が人間の健康にもよい影響を与えるということが最近の研究でわかってきました。抗癌作用がある成分も報告されています。ただ、ファイトケミカルは1万種類以上もある上に、研究期間がまだ短いこともあって、効果がはっきりしないものも多く含まれています。

現在、私たちの口に入る野菜にも様々なファイトケミカルが含まれていると考えられます。どんな健康効果があるのか、これからも注目していきたいですね。

サプリやジュースは野菜の代わりにならない!その理由とは

野菜が体にいいといってもたくさん食べるのは意外と難しいものです。そのため、ビタミン系のサプリメントや野菜ジュースを飲んでいる人も多いかと思います。しかし、サプリや野菜ジュースはあくまでも足りない栄養を『補助』する目的で摂るものです。

『これさえ飲んでいれば1日分の野菜の栄養がとれる!』『これでビタミンはバッチリ!』と思っていたら、大きな勘違いをしています。たしかに、野菜ジュースには一日に必要な量の野菜が摂れると銘打っているものもありますが、それが必ずしも一日分の野菜の栄養が摂れるとは限りません。

野菜ジュースは、加熱処理されている場合はビタミンCなど熱に弱いものは失われている可能性があります。

皮をむいて加工されていたら、食物繊維がほとんどないことも考えられます。さらに口当たりをよくするために果物も混合されているので、果糖を一度に大量に摂取することにもなります。

ジュースで自然なバランスで野菜の栄養をとるのは難しいと考えられます。

また、サプリメントもパッケージに明記されている一日の摂取量を守らなかったり、何種類ものサプリを一度に摂っていると、ビタミン過多になる恐れがあります。

ビタミンはあまりに多く摂りすぎると、体内にたまって皮膚炎をおこしたり、下痢の原因になったりして逆に健康を損ねます。ダイエットに活用するなら、あくまで栄養補助ということをしっかり認識した上で、食事の内容を見直しましょう。

市販の冷凍野菜は栄養が損なわれている?その真実とは

スーパーには様々な種類の冷凍野菜が出回っています。冷凍の技術が向上し、栄養を多く残し、調理も簡単なので重宝している人が増えています。その一方で、農薬の量や着色料、保存料を気にする声もおおく聞かれます。

ほとんどの冷凍野菜は収穫後、すぐにブランチングという加熱処理をします。90度~100度くらいの熱湯や蒸気にあてて、変色や変質を防ぐのです。その後、野菜の細胞を壊さないよう、急速冷凍します。

とはいえ、水溶性のビタミンCや、B群の一部は生の野菜に比べると、やや少なくなってしまのは否定できません。

逆に、脂溶性のビタミンA、D、Eはほとんど残ります。さらに、旬の野菜を収穫後すぐに冷凍するので、新鮮な状態でおいしく食べることができるのです。

気になる農薬ですが、日本産の野菜であれば体外で排出される量なので問題ありません。輸入野菜は日本では使用されていない農薬が使用されている可能性があるので注意が必要です。

社団法人日本冷凍食品協会が運用する『冷凍食品認定制度』に合格した工場で加工された冷凍野菜には、認定証マークをつけることができますから買、うときの参考するといいでしょう。

それでも心配であれば、自分で冷凍保存するという手もあります。最近の冷蔵庫は高性能ですし、保存容器も進化しているので野菜を新鮮な状態で保存することができます。上手な冷凍保存の本もあるので、参考にしてみるといいでしょう。

解凍や調理は、野菜それぞれに適した方法があります。葉物のように火が通りやすいものは凍ったまま使っても大丈夫です。火の通りにくいものは解凍の仕方によっては水分が出てしまって歯ごたえが悪くなることがあるので、注意が必要です。

ダイエットに野菜は絶対に欠かせない、ということがおわかりいただけたでしょうか?上手に取り入れて、健康な体をつくりましょう。

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