お腹がすいて眠れない時がある!我慢せず食べても太らない深夜の食事
ダイエットで食事を減らしたら、お腹がすいて眠れない!悪いとわかっていながら、ついスナック菓子やカップラーメンでお腹をみたしていませんか?
どうしてもお腹がすいて眠れない時は食べてもかまいませんが、食べるものはしっかり選ばないと、太りやすくなるだけでなく、睡眠の質も下がって健康を損ねてしまいます。
寝る前にお腹がすいた時の対処法と食べていいものをまとめてみました。夜、お菓子の袋をあける前に読んでみてください。
お腹がすいても寝る直前に食べないほうがいい理由とは
夜食べると太るのは、「BMAL1(ビーマルワン)」というタンパク質が関係しています。
このタンパク質は別名「肥満遺伝子」とも呼ばれています。
というのも、BMAL1は食べたものを脂肪に変えて体内に溜め込むという性質を持っています。BMAL1は時間によって分泌量が異なります。一番少ない時間帯は12時~18時の間です。
この時間帯に食べたものが脂肪になりにくく、それほど太る原因にはなりません。もちろん、無制限に食べていいということでもありませんが。
18時を過ぎたあたりから分泌量が徐々に増え始め、22時頃には、昼間の5倍になり、夜中の2時ごろには10倍ほどにもなってしまいます。
これが夜食べると太ると言われる理由なのです。
本当にお腹すいてる?その空腹感はニセモノかも!
空腹感というのは、外からの刺激で感じることもあります。テレビでラーメン特集をやっていたら、本当にラーメンが食べたくなってきた!といった経験をした人は多いのではないでしょうか。
また、本当はそれほどお腹はすいてないのに、なんとなく口さみしくてお菓子を口にしてしまうこともあります。それは自分でも自覚していないストレスが原因かもしれません。
人間はストレスを感じると食べることで紛らわそうとする習性があります。
視覚からくる食欲や、ストレスからくる食欲はニセモノです。夜、お腹がすいたと感じた時は、その空腹感が本物なのか冷静に判断する必要があります。
また、空腹感には波があり、5分くらいするとおさまってくることがほとんどです。
お腹がすいたと感じた時は、軽く運動したり歯を磨くなど空腹感から気をそらすと乗り越えやすくなります。それでもまだおさまらない時は白湯を飲んでみましょう。
何か口にするだけで胃が落ち着いてきて、食欲がおさまってきます。冷たい水よりお湯のほうが飲むのに時間がかかるので効果が得られやすくなります。
お腹がすいている時に食べてもいい食品とは
冷静になってみても、やっぱりお腹はすいているし、どうしても眠れそうにない!という時は消化がよくて胃に負担のかからない、カロリーの低いものを食べるようにしましょう。
夜食におすすめの食べ物です。
- 牛乳
- バナナ
- 豆腐
牛乳はコップ一杯で約130kcalと低カロリーであるばかりでなく、疲労回復に必要なタンパク質も豊富に含まれています。脂肪分も少ないので寝る前でも安心して飲めます。
ホットミルクにすると体もあたたまるので、リラックスできて眠りやすくなります。
バナナは甘味が強く食べ応えがあるわりには1本約80kcalと低カロリーで食物繊維が豊富に含まれているので、寝る前に食べてもそれほど太る心配はありません。
豆腐もタンパク質が豊富で低脂肪なので胃に負担をかけません。レシチンや大豆サポニンなど健康にいい栄養も含まれています。味付けは極力控えめにしてください。
お腹がすいている時でも絶対ダメ!な食べ物とは
お腹がすいているからといって、うっかり口にしてしまうと太りやすくなるだけでなく、安眠を妨げてしまう食べ物は避けましょう。
寝る前に食べるのを避けたいのは、
- 消化が悪いもの
- カフェインが多いもの
- アルコール類
になります。
夜、胃に消化しきれずに食べ物が残っていると質のいい睡眠をとることができません。
睡眠の質が悪いと自律神経の乱れるなどで、さらに太りやすい体質になってしまうことがあります。
脂っこいもの、スナック菓子などのジャンクフードは厳禁です。栄養豊富なナッツ類もこの時間帯は避けましょう。
カフェインも要注意です。カフェインはコーヒーやお茶に含まれるイメージですが、チョコレートなどのお菓子にも含まれています。ホットココアもカカオが原料ですから、カフェインが含まれていて、夜飲むと寝付けなくなる可能性があります。
こうした意識しにくいカフェインにも注意しましょう。
寝酒は寝つきはよくなりますが、睡眠の質は下げてしまいます。寝ている間にアルコールが分解されて血中のアルコール濃度が低くなると、覚醒作用が出てきます。
また、アルコールは尿の量が増えるので夜中に尿意で目が覚めてしまうこともあります。寝る前のお酒は百害あって一利なしです。
寝る前にお腹がすいた時の対処法は、お腹ではなく気持ちを満たす
お腹がすいて眠れない時の夜食は、空腹を紛らわすというよりは気持ちを落ち着かせるためのものです。お菓子やジャンクフードでお腹を一杯にするのはやめましょう。
頻繁に寝る前にお腹がすく場合は、食事で必要な栄養が摂れていないことも考えられます。食事の内容も見直してみましょう。