「親知らずを抜歯すると痩せる」という噂の真相

この世の中には、あらゆるダイエット方法が存在します。

色々なダイエットのやり方を試したことがある方も多いと思いますが、中でもびっくりするのが親知らずの抜歯を狙って、痩せるという方法なんです。

こればかりは自分で抜くわけにはいきませんので、歯科に行って親知らずを抜くか抜かないかを決めるわけですが、いろいろ問題があり、抜きましょうとなった時、その期間を利用してダイエットするという期間限定ダイエット法になるわけです。

確かに親知らず抜歯後に痩せる人も結構いて、抜歯時期はダイエットに最適と言う体験談もあるようです。

そのからくりについて調べてみました。興味ある方は最後までご覧ください。

親知らずの抜歯は痛い!痛さで精神的な食欲減少をダイエット利用!

親知らずの抜歯…考えるだけでも痛いですよね。

親知らずの生え方によりますが、前の歯を押して生えてきているような状態ではすぐに抜歯をしなくてはならなくなりますし、また歯ブラシが届かず、虫歯ができてしまっているような場合でも、親知らずを抜いてしまう治療がほとんどだと思います。

親知らずの治療は本当に痛いものです。

親知らず自体が大きいですので、それを抜くと言う治療はちょっとした手術みたいなものになり、歯科医によっては全身麻酔で行うところもあるぐらいです。

それぐらい結構負担のかかる治療なんですよね。

それゆえに抜歯をした後の痛さは個人差があるものの、ハンパじゃないぐらい歯茎が腫れ、疼いて全く眠れないという日々を送る方も少なくありません。

だからこそ、その期間を利用してダイエットをしようという思い切りポジティブな考え方のダイエット方法があるんです。

人によってはとにかく痛いですので、その痛みというのは精神的に非常に落ち込ませます。そうなると食欲減退につながることが多いんです。

現に親知らずの抜歯をした後に、食べ物が食べられなくなり痩せたという方も結構おられるんですよね。

固形物が食べられない…ゼリーなどのローカロリー時期で痩せる

親知らずを抜くことでダイエットにつながるというのはいろいろな理由があるのですが、痛さのあまり食欲が減るのと同時に咀嚼ができず、固形物を噛み砕くことができないというのも理由としてあるんです。

歯ぐきが腫れて出血が多いと、固形物を噛み砕く度にその腫れた歯茎にぶつかりますので、飛び上がるぐらい痛いんですよね。

そうなると柔らかいものや、力を使わないで食べられるものを摂取するしか方法がありません。

力を使わずに歯茎に負担をかけずに食べられるものといえば、ゼリーやヨーグルトといったものになりますので、比較的低カロリーなんですよね。

それらをしばらく続けていると自然と体重が減りますので、ダイエットにつながりやすいと言われているんです。

確かに腫れた歯茎の状態で、固形物を食べようなんていう気持ちにはならないですよね…。

テンションも思い切り下がっていますので、食に対する興味がなくなる人が多いと思います。

従ってそのような時はやはりゼリーやヨーグルトなどに頼る人が多いですので、確かにダイエット期間としては非常に最適な時間となることは間違いないのかもしれません。

痛さで噛む速度が遅くなる!ドカ食いが無くなり痩せてくる

親知らずを抜くことで歯茎が腫れてしまい、食べ物を食べることができたとしても、とてもゆっくりなペースでしか咀嚼ができない人もたくさんいます。

そうなるとドカ食いを防ぐことができますので、ダイエットにつながりやすいという方もおられます。

どうしても肥満の方は早食いしてしまう人が多く、なかなかお腹いっぱいにならないんですよね。

しかし、ゆっくりと食事をすることによって満腹中枢が刺激され、少しの量でもお腹がいっぱいになってしまうという方は多いと思います。

親知らずを抜いた後は早くご飯を食べることが非常に難しいですので、自然とドカ食いができなくなり、結果、時間をかけて食事を取らなくてはならないようになってしまいます。

個人差はありますが、痛みが完全に取れるまでは食べ物が抜歯後の歯茎に当たるのは非常につらいですので、ゆっくりと咀嚼をしながら飲み込むことを繰り返す人が殆どでしょう。

そうやっているうちにドカ食いすることが無くなりますので、数キロの程度のダイエットができる方もおられるようですよ。

痛みの時間が長いと胃が小さくなる可能性も

抜歯をするとどうしても痛みの時間が長く、なかなか治りにくいという方も多いです。

食べられない日が続き、食べられたとしてもゼリーなどの流動食に近いものを毎日食べていたらそのうち胃が小さくなり、少量のご飯でもお腹いっぱいになる現象が出てくる人もいます。

ダイエット中の人は胃が小さくなることに憧れたりしませんか。

抜歯をすると痛みがひどい人の場合は長く食べることができませんので、その間に胃が小さくなり、食べないことに慣れてしまう人も結構います。

もしも本当に胃を小さくすることができれば、ダイエット中の人は非常に嬉しいですよね。

抜歯という痛みのある意味嬉しい産物になるかもしれません。

ただ、胃が小さくなる現象は人によって個人差がありますので、過度な期待はしない方が良いかもしれません。

あまりにも荒療治…それでダイエット出来てもひとときだけ…

さて、親知らずを抜くことでダイエット効果があるという体験談も多いのは事実なのですが、正直なことを言うとそれらの効果は一時的なものと思った方が良いかもしれません。

確かに親不知自体はとても大きな歯ですので、状態如何によれは、ちょっとした手術のようになる人も多く、その分、長い間食べることができない、痛みが治らないと食欲がわかないなどのダイエットにとってはありがたい状況が続く可能性があります。

しかし、続くと言ってもいくら個人差があるとはいえ、3ヶ月も4ヶ月もその痛みが継続するわけではありません。

しかもそんな痛い情況が何ヶ月も続いたら精神的に辛い状況になってしまいます。

痛みを利用した間のダイエット方法は正直、期間限定であり、非常に効果的であったとしても長続きはしないということを覚えておきましょう。

またインターネットのダイエット体験談などを読むと、親知らずを抜くと痛みがすごく、でもダイエットにとても最適ですなどという書き込みをたくさん見ることができますが、だからといって何も支障の無い親知らずの場合は抜く方向で考えるのはあまりにも荒療治と言えるでしょう。

まとめ!歯を抜く痛みのリスクと食欲減退期間を考えよう!

結論から言うと、親知らずを抜いた後の状態でダイエットをするには、効果が長続きしないという事と、人によれば痛みが酷く、ダイエットをその痛みによって頑張ってみようと思う前に耐えられない人もいます。

歯ブラシがなかなか届くにくく、虫歯になりやすい位置に親知らずがありますので、歯医者さんに相談すれば抜歯の方向で検討してくれることが多いと思います。

ただ、その痛みを利用してダイエットをするにはあまりにもリスクが高すぎて、想像以上に辛い思いをするかもしれません。

痛みなどがなく、食欲を抑えることができれば一番良いのですが、歯を抜いた痛みに耐えながらそれを利用してダイエットをするのは、ある程度強い精神力がないと難しいかもしれません。

親知らずの抜歯ダイエットを推奨しているダイエットサイトもありますが、ダイエット目的だけで親知らずを抜くのであればおそらく長続きする効果はありませんので、その痛みを体験するだけ損かもしれません。

色々なダイエット方法が出回っていますが、自分の体を傷つけるリスクを負うような方法でのダイエットはお勧めできません。

以上を色々と考えた上で親知らずを抜くか抜かないかを歯科医と相談して、検討してみてください。

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