ヨガとピラティスはどっちがいい?精神の安定と体の矯正を理解し選ぶ
ヨガとピラティスの違いと選ぶ判断基準を案内できたらと思っております。
どちらも体にも良さそうだし健康に気を使っている人で、なにか習い事を始めたい人にとっては、たまたま友人がヨガもしくはピラティスを勧めてくれたらその違いを別に意識することなく勧められた方を習うかもしれません。
もちろん友人の勧めがあるのだから、いい結果を得られたから勧めてくれているのだろうから問題ありません。
やったことのある方の意見は的を得ていることが多いですから…
今回の記事は、ご自身で選ばないといけない方に、ヨガ、もしくはピラティスを選ぶ判断材料に利用していただきたいです。
ヨガとピラティスの歴史について
ヨガは紀元前2500年頃、インダス文明にてヨガの起源が発生したといわれています。
現在世界中に広まっている「ハタ・ヨーガ」は1600年頃には体系化されていたそうだ。1920年代にはインド中央政府がヨガ大学を設立しています。
1970年代に入るとは第一次ヨガブーム(瞑想中心)のものが流行する。
そして1990年代は第2次ヨガブーム(エクササイズ中心)になり、ハリウッドセレブを中心にブームとなっています。
現在は、ヨガといえばエクササイズを中心としたものが主流になっていますが、もともとは瞑想したり、修行に近い感じだったようです。
一方、ピラティスはどうかといえば、ドイツでジョセフ・ピラティスが考案したものです。彼は「コントロジー」と名付けて指導を行いました。
ピラティスの死後数十年経過した、現在では アメリカの三大フィトネスにもかぞえられるようになり、日本でも人気が高くなっています。
ピラティスは体操、武術、やはりヨガや座禅なども取り入れられ、その結果様々な要素を組み入れたエクササイズになりました。
ヨガに似ている部分があるのはヨガもピラティスは取り込んでいるからですね。
ヨガとピラティスとはなにが違うのか
現在のヨガは瞑想よりエクササイズを重きをおいている感はありますが、もともとは体やこころの不調和を自然な調和の取れた状態に戻していくメソッドやツールと解釈されています。
様々なポーズや呼吸法、そして瞑想もセットでヨガという形になります。
ピラティスはストレッチとトレーニング両方の要素があります。ピラティスはひとつひとつにエクササイズの目的があり筋トレに近いメーニューの組み立て方になっているのが特徴です。体幹トレーニングに近い感じでしょうか。持久力のある筋肉を身につける感じです。
ヨガとピラティスの違いをうまく表にまとめたものがあったのでご紹介します。
ヨガ | ピラティス | |
---|---|---|
重点 | 精神面にフォーカス | 筋肉面にフォーカス |
歴史 | インド発称。精神修行の側面から生まれた | リハビリ目的で生まれたトレーニング法 |
呼吸法 | 腹式呼吸 | 胸式呼吸 |
ポーズ | ポーズをキープする | 常に体を動かす |
効果 | 副交感神経が働くためリラクゼーション効果がある
筋肉強化 精神強化や身体内部(内臓、消化)改善 |
交感神経が働くため頭がスッキリする
体幹強化 姿勢改善などの身体矯正 |
表では精神面にフォーカスとありますが、最近のヨガはエクササイズ寄りという指摘もあります。
ダイエットしたい人はヨガとピラティスどちらを選ぶ?
純粋にダイエットをしたい人は、ピラティスがいいのではないでしょうか。ピラティスは無理のない筋力トレーニングでバランス力を養ったり、筋力アップを図ります。
インナーマッスル(体の深いところにある筋肉)を動かし、筋力アップができます。
そうすることでボディーシシェイプもできるということです。
ただヨガでまるっきりダイエットができないかといえば、そうではありません。
基本、身体を気持ちよく伸ばしながら心をリラックスさせたいときにヨガがいいです。
呼吸とストレッチに重点をおくヨガでも上級者になると難しいポーズをしたり筋力がないとできないポーズが出てくるので、運動強度の高いヨガもあるということはお伝えしておきます。
一般的にダイエット効果だけを求めるのであればピラティスをここではおすすめしておきます。
ヨガとピラティスどちらを選ぶか悩んだら
ピラティスでも当然ストレス解消、リラックス効果も得られますから…
より精神性を求める方はヨガがいいでしょう。呼吸法と瞑想で心身が最も安定した状態を作ることを目的としているのが、ヨガです。
心を充実させることに重きを置く方はヨガを選ぶといいでしょう。
違いはわかったけど、それでもヨガとピラティス決められない方は
そもそも、どちらか一方に決めないといけないかのように書いてきましたが、必ずしもそうでもありません。
両者の違いはだいたい違いは理解できたけどそれでも決めきれないという方は、両方やってみるというのはどうでしょうか。
はじめは、ダイエットのことを考えてピラティスを始めたのですが、ヨガに転向するかたもいらしゃいます。
呼吸法などが違うので戸惑う部分はあるかもしれませんがポージングなどは似ているので、取り組みやすいかもしれません。
その逆のヨガからピラティスも当然ありです。精神面のクローズアップが嫌になり、純粋にトレーニングがしたいということで転向もありということです。
極めていけば、違いがはっきりしてくるものなのかもしれませんが、はじめは気軽に考えて自分にあった方をするという選択もありです。
せっかくヨガあるいはピラティスをやってみようと思った衝動を大事にしてください。
どちらか決まらずに、やろうと思った情熱が消えてしまうのが一番もったいないです。
なかなか決まらない方は両方試してもいいので、なにか始めてほしいです。
多分、今この記事を読んでらっしゃる人はなにかアクションを起こしたいと考えているのだと思います。 新しいことに挑戦してみましょう!